七十六話 突然現れ、突然姿を消した
朝
天井を見るのは何回目だろうか、何度見ても天井は白………中々面白いでは無いか、何も無いのに独り言を言う俺
独り言を言っていたら、莉乃香が目を覚ました
「お、おはよう………」
「おう、おはよう」
朝から顔を赤らめている莉乃香である
「雷に怖がってる莉乃香、可愛かったな」
「い、言わないでよ!/////」
脳内会話が繋がる
なんだ?
何者かがこちらに接近してきてる
ロボットかなんかだろ
多分暴走ロボットの方、人が乗ってる
マジかよ、また止めなきゃならんのか
頑張って
はぁ………分かった
脳内会話が切られる
クエスト7-1「操縦ロボットを撃破せよ」
「ちょっと外行ってくる」
「え?あ、ええ」
ダッシュで外に向かった
「ロボットから出てください!勝手にウチのロボットを操縦されては困ります!」
「あ?うるせぇな!」
(マジかよ、大変なんだよな、ロボットを止めるの)
剣を持って振りかざす拳を止めた
かなり重いパンチだけど、押し返せるから押し返す
「レンさん!」
「何がどうなってんだ?」
「この人に工場からロボット本体を盗まれたんです!」
「マジかよ、堂々すぎだろ」
この堂々とした盗みは凄いが、歴とした犯罪。早くも倒して第0帝王国に送ってやろうと思います
では俺が今から捌こう
「死ねやぁぁぁッ!」
「使用してる割に攻撃方法が甘いな」
一振で押し返す
「んなっ!」
「凄い………」
地面を踏み込んで上に飛ぶ
スキル 雷切
下一直線に切り裂く
壊したロボットから中から人が出てきた
クエスト7-1「操縦ロボットを撃破せよ」がクリアされました
「また壊しちまったな」
「いえ!助けていただきありがとうございます!」
「無事で良かったわ………んで、お前はなんで施設からロボットを盗んだんだ?なんか理由あんのか?」
「ちょ、ちょっとした好奇心なんだ!ロボットに乗るのが子供からの夢で………つい、盗んで、すみませんでした!!」
好奇心でロボットに乗りたかったか、好奇心で乗りたいって言っている人に悪い人は居ないからな。これで悪口とか言われたら、第0帝王国に報告する所だったな、彼はとりあえず、軽い罰は施設掃除だ。軽い罰はくらいは与えてやらないと気分悪くする人が居るから
彼は施設掃除へ行った
「本当に助けていただきありがとうございます」
「まぁ、たまたま通りかかって良かったわ」
「レンさんは流石英雄ギルドのリーダーですね!あの強力なパンチを片手剣で跳ね返すなんて凄かったです!」
「はは、まぁ、あの操縦ロボットより強いやつと戦ってきたからな。後、ロボットとも戦ったしな」
「ですね!最初ロボットと戦った時に強いなって思いました、余裕の表情して倒すんですもん、安心感が凄いです」
「はは、まぁ、余裕ではあったな」
色々あり、色々乗り越えてきた
出来ることは冷静に戦わないといけない、出来ないことは仲間に頼る、それが安心なのか、余裕の表情が出来る。2人が帰ってくるまでみんなと再会するまでレンは成長し続ける
「今日もちょっと作業するか」
「彼女さんは大丈夫なんですか?」
「莉乃香?報告してからそっちに向かうわ」
「はい!待ってます!」
宿に戻ったら仲間が待っていた
操縦ロボットクエストの事とこの後作業に向かうのを仲間に報告した、莉乃香は帰りは遅くならないでよねと言っていた。仲間に報告した後は再び工場施設へ向かい、作業をする
「暴走しない為にはやっぱり、コアが必要ですね」
「あれって爆発物じゃないのか?」
「爆発物ですけど、安全なコアありますね!レンさんが見たのは本当に確率が低い爆発物のレアコアです!」
「最悪じゃん………なんかレアで爆発物なの分かったんだよな」
「もしかして機械オタクですか!私も機械オタクで機械の制作を始めたんですよ!」
機械オタクの仲間が居るのは嬉しいもんだ
早口で語り合う光景はだいぶ面白かったが現実には語り合える機械オタクが居るなんて感動する。会話しながら操縦ロボットを作り続ける、作る作業はやっぱり楽しい
あ、コアについて説明忘れてたな
コアはコア、レアコアとあり
爆発物、通常がある。通常コアは操縦ロボットを操作するのに使う
通常レアコアは操縦&爆発物、最悪なレアコアって覚えておきゃい
爆発物コアとレアコアも通常レアコアと同じ
説明やら作業やらをしていたら、突如爆発音が聞こえた
「なんだ!?」
「この音はロボットの通常レアコアが爆発した音です!」
工場施設から外を見る
爆発したのは宿からだ
「みんな………みんな!」
宿へ走った
「い、生きてますか?これは」
「分からない、莉乃香!みんな!生きてるか!」
崩れた建物から
「私達は何とかよ、紫織以外はね」
血だらけになっている紫織を抱えて出てくる莉乃香
他の皆も出てきた
「すまない、紫織だけ怪我を負った」
「紫織………だ、大丈夫なんだよな?」
「重症なだけで命に別条はありませんわね」
「一体誰がこんなことを…………」
犯人が分からないまま疑うのはダメだ、まずは情報を
宿に居た人々に情報を聞き出すが誰も見ていないから分からないという。焦りすぎて怒りの感情が出てしまうレン
「焦らなくていいですよ、紫織さんは死にませんから」
「そうだな………でも早めに見つけ出したい」
「そうね、早く跪けさせたいわね」
調べを始める
一個思ったのが、この巨大な手の跡はロボットだ。まだ暴走ロボットが存在するのだろうか、この機械工場は恐ろしい、どうやら初めてロボットと会った時とは全然状況が違うらしい、怒るな俺よ………旅をすれば、必ずこういう事が起きる。
ロボットは姿を消していた、何故なら足跡が無いから。ロボットは拳で宿を壊した後、逃げていた
「足跡が無くて手形がある………しかもどうやって逃げやがったんだ、普通逃げるなら足跡くらいは付くはずだが」
「これは調べてみる価値がありますね、一緒に調べますか?」
「ああ、ロボットとロボットを扱ってる人物が居るはず、だからそいつを突き止めるぞ」
「はい!精一杯頑張ります!」
仲間に一言だけ言ってその場を離れ、再び機械施設に向かった
気になるのは
1つもない足跡
残された巨大な手形
そしてそのロボットを扱っている人物
この3つを作業しながら調べよう
「あれないか?ロボット図鑑とか」
「ありますよ!持ってきますね!」
「ああ、助かる」
ロボット図鑑を持ってきた
(もしかしたら、手形だけで分かるかもしれない)
手形の大きさが一緒のロボットを探し出す
ページを捲り続けていると
「居たな、こいつだ」
「見つかりました!?」
「ああ、ロボットZX No.316」
と、その前にロボットの説明をしよう、こちらのロボットの話だ
ロボットは様々な種類がある
ロボットX
ロボットEX
ロボットTX
ロボットZX
ロボットはNo.1からNo.1000まであり、Noが大きければ大きい程ロボットも大きい
316は宿よりちょっと上である
「ロボットは分かったが、犯人が誰か分からない」
「足跡も無しに消えちゃいましたからね、証拠もないままじゃ犯人は見つけられません」
「ちょっと嫌な予感がするな、次来るまでにロボットを完成させよう。俺の感だが今回はロボットの対決になるかもしれん」
「分かりました!レンさんの予感を信じて完成を早めます!」
「おう」
急ぎはするが丁寧にやる
毎回の如く、嫌な予感は的中することとなる。
作業は進む、だがまだ足りてない物があった、それはコアだ
「コアって何処で手に入るんだ?」
「難しいんですが、地下にあるミッションをクリアするとコアが入手出来るんですが…………い、行けますか………?」
「またダンジョン的なか…………」
「ダンジョンでは無いので大丈夫です!モニターに書かれたミッションをクリアしていただければ大丈夫なので!」
「分かった」
「ありがとうございます!」
仲間にまたお世話になる
1人でも確かに行けなくは無いが、何体も襲いかかってくるなら話は別だ。紫織と莉乃香には宿に残ってもらってエレナ、ミラエル、武翠には手伝ってもらうしか
その3人を機械施設に呼んで事情を説明した
「なるほどな、分かった、私は良いぞ」
「そんなあっさり」
「お兄様の仲間なんですの、頼られた方が嬉しいですわ」
「そうですね、私達が加われば楽勝ですよ」
「ありがとう、みんな」
エレナ、ミラエル、武翠と共にカノンが開けてくれた地下に行く




