六十六話 感動の再会
精神攻撃に俺達は勝った訳だが、あれは精神攻撃であって本物では無いと思う。本物は多分この世界に居ると俺は思った
それをみんなに説明した
「蓮、リノ、ムラメの親がまだ生きてるってどういう事だ?」
「俺と紫織の時は本物なんて一度も言ってない、莉乃香の時は母親すら出て来てない」
「確かに………てことはリアルじゃなくてゲームで生きてるってこと?」
「ああ、そういう事だ、多分俺らも知ってる2人だ。俺にめっちゃ似ていたゼウス、クレアに似ていたアテナ」
「パパから聞いたことある………お兄ちゃんのママには姉妹が居るって」
「姉妹が居たのですわね、クレアさんのお母様に」
「ああ、4姉妹だな」
「結構家族構図が複雑ですね」
「俺は頭ごちゃごちゃだ」
「はは………」
分からないから私が説明するね
誰だお前
貴方の心です
知らん、帰れ、俺が説明する
酷い!?
早く、説明して
どっち!?こほんっ、家族構図を紹介するよ~
まずは王井家
王井美紀は産まれた後に亡くなった
王井家は2人
王井貴史
王井蓮
1歳の時は一人家族が増えた
白野莉乃香
1歳の時にお母さんが亡くなられた
小学3年生の頃に再婚して家族が2人増えた
三島芽奈→王井芽奈
三島紫織→王井紫織
これが家族構図
王井家は4姉妹居る
姉・王井美紀(お父さん情報によるとめちゃくちゃお姉さんらしい)
姉・王井芽奈(名前が変わり、三島になる。紫織のお母さんだ。なんかお母さんよりかはお姉さんと感じた)
姉・王井夜叉(名前が変わり、白野になる。莉乃香のお母さん。莉乃香と変わらず、ツンデレらしい)
妹・王井未来(名前が変わり、瑠璃になる。クレアのお母さん。めちゃくちゃ美人さんで学生時代はモテモテだったらしい)
みんな血の繋がりがある、クレアも莉乃香も紫織も
結構複雑だね
この4姉妹とお父さんがこの世界に居る可能性がある
「私と蓮は実質家族だったのね」
「そういう事だな」
「今すぐには無理だよね、忙しいし」
「いや、多分会えるぞ、この前もすぐ来たしな」
「確かに呼んでみれば来るかもしれないわね」
ゼウスとアテナを呼んでみた
「どうした?またなんかあったか?」
「いや、2人に質問をしたいんだ」
「質問?どうかしたんでしょうか」
深呼吸を挟み
「間違ってたらごめんなんだが、お父さんとお母さんじゃないよな?」
「マジか、もうバレたのか」
「仕方ないよ、明らかに似てる」
この喋り方は明らかに本人だ
「久しぶりだね、蓮、そして初めまして紫織」
「お兄ちゃんのママは姉妹の………えっと………」
「ごめんね、ごちゃごちゃだよね、私は芽奈の姉の美紀って言うの」
「美紀さん………あの………お母さんはこの世界に居るの……?」
4姉妹、姉の芽奈さんの事を聞く
「芽奈の事だよね?居るよ、旅してる時に多分会うんじゃないかな?今旅してるって言ってたから」
「本当!?」
良かった………とホッとする紫織
「私のお母さんは居る?」
と4姉妹、姉の夜叉さんのことを聞く
「夜叉だよね、夜叉は彼処に居るよ」
指を刺した方向を見ると
「居ましたね」
「居たな」
バレた瞬間、隠れ始めた
「あれ?お兄様は?」
「そういや居なくなったな」
俺はどこに居るのかと言うと
「どうしたんですか?そんな所に隠れて」
「っっ!ひやぁぁぁぁぁっ!」
びっくりしたのか、叫び始めた
「夜叉~?その子は夜叉が好きだった、蓮だよ~」
とんでもない事を言い始めた母親
「れ、れれれれ、蓮君!?」
「そう………ですけど………」
「蓮君っ!」
海の中なのに窒息死するくらい抱き締められた
(喋れねぇし、全然息できない)
莉乃香side
「相変わらず好きだね~蓮のこと」
「忘れてたわ………1歳の時蓮のめっちゃ事好きだったの」
1歳の時お母さんは蓮と私にデレデレだった、あのツンデレお母さんがデレデレだったのよ。1歳の時だったからあまり覚えてないけれど
「てかあいつ、窒息死するぞ」
「夜叉~?もう離してあげて~」
「え?あっ」
もう遅かった、泡を吹いて気絶していた
レンside
さっきは何があったのだろうか、抱き締められすぎて窒息してたな
「ご、ごめんね、蓮君」
「大丈夫、記憶があまりないけど………久しぶりだね」
「れ、蓮君に挨拶されたぁぁぁっ!」
「???」
挨拶されただけで喜ぶ人なんて初めてみた
「てか蓮、また身長伸びたか?莉乃香も紫織も」
「私なんて少ししか見れてない、蓮………やっと顔が見れた」
頬に手を当てそう言った
「あぁ………本当だよ………」
もう本当に
また泣いてしまった
もう泣き虫って呼んでいい、だからもう一度だけ
この幸せを味わいたい、今は家族に甘えよう
「私も甘えていい?」
「いいよ、今は代わりになれる」
「俺も………」
「あれ?蓮も?いいよ、おいで」
紫織、俺で抱き着いた
「莉乃香は私にしなくていいの?」
「しないわよ、恥ずかしい」
この心地良さ
やっぱりお母さんに弱音を吐くのが1番いい
産まれた後会えなかったし、1歳の頃なんて記憶も無い
あれは父さんから聞いた話だしな
マジでこのまま眠ってしまいそうなくらい、心地良い
と急に弱音を吐き始めた
「俺さ………」
「ん?どうしたの?」
と、優しく声を掛けるお母さん
「仲間が抜けたことは………俺のせいなんじゃないかって………ずっと後悔してるんだ………」
「蓮のせいじゃないと思うよ、言い方悪くなっちゃうけど自分の弱さに気付いて抜けたんだと私は思う、誰も蓮のせいだなんて思ってないから大丈夫」
頭を撫でながらそう言った
「うん………」
「よしよし、旅が苦しくてもやらなきゃいけないんでしょ?」
頷いた
「じゃあ、頑張らなきゃ、旅がどんなに苦しくても立ち止まっちゃダメ。蓮は私の自慢の息子、私の大好きな蓮、あの時必死で助けてくれた事忘れてないよ」
「ば、バレてる………」
「パパに教えてもらったからね」
いつ話したのだろうか
お父さんの方を見たら、すまんすまんと謝ってきた
後で説教を入れておこう
「頑張ってね、蓮」
「全ての世界を救って英雄になってくる」
「それでいい、それでこそ蓮だよ」
「その………また辛くなったら………」
「いつでも呼んで、夜叉でもいいから」
「わ、私はいつでも呼んでくれて構わないから!」
「は、はぁ………」
そして再びテレポートで帰るとのこと
紫織と俺に抱き着いてから帰った、夜叉さんは莉乃香に抱き着こうとしたが嫌がったので俺に抱き着いて帰った
「お母さんに好かれてますね、レンさんと紫織さんは」
「はは………」
「お兄ちゃんは夜叉さんにも好かれてたね、お姉ちゃんも抱き着いてもらえば良かったのに」
「恥ずかしいわよ………でも………少しだけ抱き着いてれば良かったわね………素直になれなかったわ」
少し後悔した顔で言った
「次会った時に甘えればいい、俺らは見ないでおくから」
「ええ」
そのまま泳いで宿へ帰ったのだが
一つ忘れてることがあった
「忘れてた」
「んあ?何が?」
「クエストだよ、クエスト、そういや来てねぇ」
「確かにすっかり忘れてたな、クエスト来てないのか?」
「ああ、早くこ~い、バグってんのかな?」
クエストが解放されました
クエスト6-1「人型のサメを撃破」
クエスト6-2「海底ダンジョンから脱出せよ」
クエスト6-3「海牢獄から少女を連れ出せ」
クエスト6-4「三大海王を撃破せよ」
「ま、待って理解が追いつかない」
「俺もだ、てか待て待て、三大海王ってなんなんだ?」
「分からんが、ま、後で分かるだろ」
「だな、てかダンジョン多くないか?」
「まぁ、ゲームってこんな感じだろ」
「そうだな」
クエストの事はまた明日考えよう
今日は寝て、明日頑張ればいい、考えすぎるとまたダメになるから
また、明日
眠りにつく




