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最初から最強ぼっちの俺は英雄になります  作者: ヒューガ
マグマ帝国
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五十四話 ペナルティクエスト

俺達はエレナを探す為に店長さんから情報を手に入れ、マグマ帝国にある鐘を鳴らして鐘の下にある地下へ行った。地下は暗く、何も見えなかったが紫織の照明スキルで何とか見えるくらいだ。暫く歩いているとベチャッと足に何かへばりついた、下を照らすと血が付いていた事が分かる、その血を辿って進むと………そこには血だらけのエレナが居た。受け止めきれない現実だ


「な、なあ、エレナ、生きてるよな?」


 脈を測ってみる


 言葉が出なかった、脈が無かった。完全に殺られている


 死んだ、エレナが死んだ。真ん中を突き抜かれてるのに生きてたら奇跡なくらいだ………終わった………俺のせいだ、彼処の時点で仲直りしてれば………こんなことにはならなかった


「なんで………なんでもっと早く、仲直りしなかったんだ………」


「私はなんでエレナさんにあんな事を………」


 これ変えること出来ないか


 この未来を変えることが出来ない?


 なあ、たかがゲームだろうが


 俺を戻せよ


 変えるから頼む、戻してくれ


 コンテニューくらいさせてくれよ………頼むから………


 無理か………分かってたよ………無理なくらい、ゲームだもんな。無理なお願いをしてごめんよ、諦める


 目を開けた瞬間


 すると


「さっきからぶつぶつと何言ってるのよ?」


「ん?」


 目の前に居たのは莉乃香と紫織、そして店長さん


 (何が起きた?しかも一度見た光景………本当に戻りやがった)


 コンテニューしました


 デバフが付きます


 デバフ 痛ダメージアップ


 ペナルティクエスト発生、指定された敵を討伐してください


 クエスト5-0「神級ハーメルンを討伐せよ」


 ハーメルンってあれだよな?絵本のやつ、ハーメルンの笛吹き男ってやつに出てきた


「お兄ちゃん?」


「行きたい場所がある、行こう」


「え?ちょ、蓮!」


 食事屋を飛び出してエレナの所へ向かった


 (止めなきゃ、ゲームが一度チャンスをくれたんだ)


 ホテル前に向かう


 すると喧嘩している、エレナとクレアとミラエルが居た


 丁度エレナが去る瞬間である


「待った!」


 手を掴んだ


「お、お兄様!?」


「レン!」


「なんでレンさんがここに居るんですか?」


「待ってくれ、行くなエレナ」


「お、お兄様?」


 やば、エレナを止めることに夢中で忘れてた


 でも話していいのか?時間が戻った事………いやクエストのことだけを話そう、いきなりさっきの話をしたら混乱するからな


「ごめん、エレナ」


「え?」


「俺が弱いせいでキャシーを失うことになった、エレナに迷惑かけた事を心から謝罪したい」


「違いますの!お兄様に八つ当たりした、私のせいですわ!」


「クレアもミラエルもごめん………迷惑かけた」


「これは連帯責任としましょう、それで解決ですよね」


「そうだな」


「私もごめんなさい、エレナさん」


「いえ、私のせいよ、怒るのも無理ありませんわ」


 みんなで仲直りして無事解決した、そうだよ………この時点で自分が馬鹿だって気付けば、あんなことにはならなかったんだ。せっかくチャンスを貰ったんだから、もう選択は間違えないようにしないとな。さて、仲直りして飯を食う


 クエスト5-1「英雄ギルドを復興させよ」がクリアされました


 クエスト 5-1 クリア


 食事屋で作戦会議だ


「ハーメルンってハーメルンの笛吹き男の話だよね?」


「そうね、普通のハーメルンでもただえさえ強いのに………神級となったら、倍よ」


「ハーメルンって言うのはなんですの?」


「ハーメルンって言うのはな、笛で子供を集めて連れ去るって言うやつね」


「笛?笛ってどんなのですか?」


「小さいけど、音はデカイかな」


 ハーメルンはリアルである、あのハーメルンとは違う。こちらのハーメルンは笛の音は耳がぶっ壊れるくらい爆音で、その爆音で特級のモンスターを引き寄せる。それがゲームのハーメルンだ………しかし、この世界でハーメルンを知る者は居ない。


「みんな、初見だな」


「どうやって倒すの?お兄ちゃん」


「そうだなぁ」


 (あの笛を聞いた瞬間、多分鼓膜が破れる)


 真っ先に俺がハーメルンを撃破するしかないな、もう負けられない………皆で生きて帰るんだ、必ず。そしてみんなで飯を食おう!


「真っ先に俺があの笛を壊す、だから他は一斉攻撃してくれ」


「分かった」


「最大火力で行くわよ」


「うん!ハーメルンをボコボコにしちゃお!」


店長さんから聞いた話だと、ハーメルンはあの地下に居るらしい………1回行ったあの地下だ、凄くトラウマ………あの時に感じた、特級モンスターの微かに残った匂い………明らかにハーメルンの仕業だろう。でも別にもう怖くはない、恐怖より復讐心がある………俺はアイツを仕留める。例え特級モンスターを出してこようと、絶対倒してやる。時間戻りは嬉しかったが、2度使って攻略なんて嫌だからな………俺は勝てる、今までの敵よりかはきっとマシだ


そして再び鐘を鳴らして地下へ


「あの~、なんでくっついてるんだ?」


「こ、怖いからに決まってるじゃない!」


「く、暗いのは苦手だよぉ………」


またクレアと莉乃香に抱き着かれている


(はは、これが両手に花ってやつか)


腕に抱き着かれながら、そのまま前へと進んだ。直進に歩いていたら、急に広く感じた


空間が明らかに広い、なんか感じる


「紫織、もうちょい明るくしてくれ」


「うん」


照明スキルを強化させた、更に明かりが強くなった


(やっぱりそうだ、ここはただの地下じゃない………ボス部屋だ)


さっきよりも明らかに広すぎる、てことは歓迎って訳だな


変なドアからハーメルン現る


「吹かれる前に攻撃を入れないとな」


武器を持ち、攻撃を仕掛ける


「待って!いきなり攻撃はまずいよ!」


(音波を感じるはず、それを見て)


躱す


(うるさいけど、鼓膜は壊れない)


「今、あれを避けましたの?」


「音波よ………あの笛から音波が感じられるからそれを見れば、避けれるわ」


「その音波を感じてすぐ避けれる、レンさんは化け物ですね……」


攻撃を仕掛けるが


特級モンスターに抑えられた


「だろうな、来ると思ったよ………けどお前の負けだな」


スキル アブソリュートゼロ・冷徹


特級モンスターは瞬殺


「やっと会えたな、ハーメルン」


「貴様トハ、会ったコとなイ」


「お前が会ってなくても、俺が会ってるんだよ」


こいつのせいで一度仲間が死んだ、この笛で特級モンスターを何体も呼んだから………俺にトラウマを埋めやがった、でもなんか時間が戻って仲直りしてからトラウマなんか気にしなくなった、目の前に仲間が居るから、目の前に大切な人が居るから、俺は超えらる


一旦下がった


「レン?」


(お兄ちゃん?なんで下がったのかな)


(こやつハ、正気カ?)


「呼べよ」


「なんダト?」


「メンタルぶっ壊してやるから、特級モンスター早く呼べって言ってんだよ」


「キサマ、舐めてるノカ?」


「舐めてるよ、だって別にお前が何体呼ぼうと楽勝だしな」


怒り始めたのか、笛を吹き始めた


氷剣の特殊効果 アイスシールド


「レンさんのその剣、そんな効果があったんですね」


「俺も今知ったわ、特殊効果だな」


「音が全く聞こえませんわ」


「みんな、特級モンスターは倒せるか?」


「もちろん、ブラックナイトよりかはマシよ」


「楽勝だよ」


「お兄ちゃんはどうするの?」


「俺はハーメルンを打つ、だから頼んだ」


「分かった!」


ハーメルンとの戦いはここで終わらせよう、そんな長々と戦ってらんないからな。クエストはまだ5-0だ、始まったばっかり………これからがキツいってのに5-0でこれかよって話だよな?全く、戦闘ってもんは疲れるぜ、勝ったら寝たい、で、また明日クエストをやろう。あ!てかボーナスステージみたいに思えばいいのか!ボーナスステージみたいな感覚で行こう!それでいい


特殊効果をみんなに付けた、バフだ


「これなら鼓膜は大丈夫だろ」


「うん」


「一直線に走る、邪魔してくる敵を追い払ってくれ」


「任せて」


「ええ、敵は無視していいわよ」


「おう」


走る


特級モンスターは無視、無我夢中に走り続ける


特級モンスターは仲間が倒してくれる


やっぱり仲間は最高だ


(ハーメルン、確かにお前は強い………でも俺の勝ちだな)


スキル 加速


後ろを取る


「ナッ!」


「取った」


だが特級モンスターが邪魔してくる


スキル 紫光雷波


スキル ライトニング


スキル アイスエッジ


目の前の特級モンスターに直撃


「レン!笛吹くよ!」


(まずい!避けれない!)


「お兄様!後ろに壁ありますわ!」


(これだ!)


壁に向かって走り、壁を使ってバク宙


(避けラレタ?なんでダ?コヤツはナニモノダ!)


「終わりだ」


(しまッタ!)


特級モンスターを繰り出してくるが関係ない


スキル アブソリュートゼロ・廻


加速と共に特級モンスターとハーメルンを切り裂く


「そんナ………バカ………ナ………」


ハーメルンは凍り、割れる


俺も流石にスキルを使いすぎたのか、その場で倒れる


「レンさん!」


「蓮!」


仲間の声は微かに聞こえたくらいだ


良かった、みんな生きてる………でもびっくりな事にまだ……


クエスト5-0 「神級ハーメルンを討伐せよ」がクリアされました


5-0なんだよなぁ………


俺は気を失って、目を覚ましたらベッドに居た………また同じ天井です、これで3回目だね、この天井見るの


流石に体は動かないか、ならこのまま寝よう


おやすみ

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