五十話 最強ギルド
宿前
みんなに何があったのか説明をした
「なるほど、そういう事だったんだね」
「ごめんなさい、私………裏切ったんです」
「ごめんなさいもなにも………私達、怒ってない訳だし、それに手紙のことすら分からなかったから」
(そういやそうだった………怒るもなにも手紙すら見てなかったから、怒れないね………まぁ、見ても多分許されてたと思うけどな)
救出と撃破クエストは無事にクリアした、あの二人のお陰でなんとかな………あの二人が来なかったら、多分ずっと守ってただろうしな。心の中で言っておこう
(ありがとうな、莉乃香、紫織)
莉乃香side
「なんとか解決したみたいね、全く、蓮は後ろを気にしすぎなのよ」
「仕方ないよ、仲間が大切………それがお兄ちゃんだから」
「そうね、そういう所も私は………っ!」
「ん?どうしたの?お姉ちゃん」
「な、なんでもないわよ」
(あーもー!なんで私は素直になれないのよ)
私はいつも素直になれない、蓮の前でも紫織の前でも………好きって言えないのよ、蓮のこと。せっかくよりを戻したのに、なんで素直になれないのかしら
「報告だ」
「どうしたの?」
「コールド帝国にブラックナイトギルドの反応があった、多分蓮と接触する可能性がある」
「またブラックナイトが絡みに行ってるの?」
「ああ」
「もう止めに行くしかないわね」
「うん」
門前
「あんた達、蓮に何するつもり?」
「あれ~?君達居たんだ」
「ちっ、面倒なやつが現れたな」
「早く、片付けるよ~」
「ああ」
「行かせなイ」
レンside
「うぅっ、なんだ?」
「どうしたの?」
「いや、なんでも」
嫌な予感がする、なんか誰かが戦ってるようなないような感じだな………マジで当たってたら、褒めてね?割と予感が当たったりするんだよね、だからあまり気にしたくない………でも、もし知り合いが戦ってるんだとしたら、行きたいよね?そりゃ、その戦いが面白そうだし…………さ、参加したいし~?だから、うん
その嫌な予感は的中している
莉乃香side
「かハッ…………」
「弱いね~これが正義ギルド?笑える~」
「クッ…………」
「莉乃香、紫織………だめダ、俺達だけじゃ、叶わない………!」
(いくら強くても、この人達に叶うほどの強さじゃなかったわね)
勝てない、私達が強くてもトップ2はその上…………トップ2に私達が叶うはずがなかった、このギルドはただブラックナイトを倒すだけのギルド。倒すだけのギルドなのだけれど、倒せるまで強くなっては無いからよ…………でも通すわけには行かないわ
立ち上がろうとしたその時
「ちっとは休んでろ」
「え?」
「お兄ちゃん………!」
彼の姿が私の目に映った
レンside
ほんの数分前のこと
「ん~」
「さっきから唸り声出してどうしたのかしら?お兄様」
「いや、嫌な予感………もしかしたら、的中してるかもしれない」
「でもクエスト来てないよ?的中してたら、クエストくらいは来ると思う………」
さっきから悪寒が凄い、嫌な予感もする…………的中してるはずなのに何故か、クエストが来ない………これはもしかしたら、あれかもしれない、クエストに関しては相手がプレイヤーだったら、その相手から妨害することが出来る、だからそれかもしれない
「ちょっと行くわ、門前だ」
「レンさんがそう言うでしたら、着いて行きましょうか?」
「いや………ん~、ゼウスとクレアだけ来てくれ、後は回復の準備だけしておいてくれ」
「回復魔法ですね!分かりました!」
で、今に至る
「な、なんで蓮が…………」
「やっぱり、嫌な予感は的中したようだな」
「ブラックナイト!まだ居たの!?」
「この人達ハお前狙いダ!」
「へぇ、なら丁度いい」
「お兄ちゃん………?」
「クレア、ゼウス、皆を頼んだ」
「うん」
「ああ」
こいつらが俺狙いなら、丁度いいだろ。俺もブラックナイト共狙いにしてやるからよ、逃げんなよ………絶対ぶっ殺してやる、正義ギルドを傷つけたのはもちろん、紫織と莉乃香を傷つけたことだけは絶対絶対許さない、俺の妹と俺の大事な彼女だぜ、許す訳ないだろ
「俺を狙ってみろよ、ブラックナイトッ!!!」
「いっ!」
「怯むな、ただの威圧だ」
「う、うん」
(見て分かる、絶対負ける)
「ほら、遅いぞ、ブラックナイト」
「なっ!」
「絶対無理だよっ!」
斬る
「「かハッ!」」
「足掻け!ブラックナイト!俺に対抗しろ!」
(レンを怒らせたら、やばいな)
「クソッ………!」
「勝てるわけ無い………!」
「なあ、お前ら、プレイヤーだろ?」
「プレイヤー!?」
プレイヤーはリアルの中から来た人間のことだ、何故プレイヤーか分かったって?クエスト妨害するやつなんてプレイヤーがやることだ、しかもブラックナイトでしか出来ない
クエスト妨害 プレイヤーにしか出来ないのとそのクエスト妨害はブラックナイトに権限があること
「プレイヤーなの?貴方達」
「そうだよ、悪いかよ」
「そうだ、聞きたいことがあるんだよ、お前らに」
「私らに?いいよ、もうどうせ負けるし~」
「ブラックナイト、まだ上が居るだろ?」
「居るけど………倒せるの?」
「まぁ、簡単じゃね?」
「もうちょい危機感持てよ…………」
「ビビる必要ってあるの?」
「ここまで来たら、レンは本気だよ」
「止められないわよ、この時の蓮は」
止まるとか止まらないとかの話じゃない、ブラックナイトの最強と最強が居る…………そいつらは一言で言うと、強い。俺よりな、なんで知ってるかって?勘、勘だよ、ほら、鋭いって言ったろ?分かるんだよ、なんか…………自分でも怖いくらいだ
「無理だよ~あの方達は強い………その引き連れてる手下も多分、英雄ギルドより格上」
「そいつらなら………ここからの脱出方法を知ってるかもしれない、だから」
「違ぇよ、そういう事じゃねぇ………強い、確かに強い、でもよ、その方達はもう、現実に居るんだ」
「「!?」」
「嘘だよね?て事はもう日本は」
「日本の住民が生きてる確率は少ないだろ」
「まだ帰れてないのよ………なんで」
「このゲームをクリアして、あの方達を倒すしかない」
「無理矢理、帰る方法はないの?」
「馬鹿か………無理矢理帰ったら、両腕………両足………失うことになるからな」
「マジかよ、帰る方法がクリアしかないのか?」
「ああ」
帰る方法が無けりゃ、日本は崩れる………帰る方法は一つ、このゲームの全クリ。馬鹿みたいな話だ、クリアした後は絶対日本が崩れた時………もう終わりだ、なんも出来ない、なんも救えない、ただただ崩れるのを見守るだけだ。クリアだ、クリアしろ、このゲームを
「次の場所へ行こう、いや行かないとダメだ」
「えぇ!?レン!」
「お、おい、落ち着いてくれ、レン」
「ちょっと蓮、落ち着きなさいよ」
腕を掴んだ瞬間
「っ!ご、ごめん」
凄い眼差しで彼女を睨みつけてしまった
(な、なんなのこの殺気………止めたら殺すぞ、みたいな殺気は)
「お兄ちゃん………怖いよ………」
「…………悪い」
「あんた達、私達に協力するの強制ね」
「はあ?面倒くさ」
「まぁまぁ、復讐するには丁度いいじゃん~」
なるほど、コイツらなら現実に居る奴らを討伐する為の人手に使えそうだな………ならもうギルド合体させて一つのギルドにするのありじゃね?とか思ったり、いやありかもしれないな。全部合体させて最強ギルドを作る、そして絶対アイツらを倒す
「入れ、俺らのギルドに、莉乃香も紫織も、ダウンしてるラーもセツリも」
「はぁ………逆らえないしな、入るしかねぇ」
「逆らっても勝てないからね」
「全員で倒すわよ、でもまだ仮だから毎日居る訳じゃないわ」
「ああ、それでいい」
ブラックナイトの2名、ヴァル・レーゼン、ロアルド・シル
正義ギルドの4名、太陽神ラー、セツリ、王井紫織柿原莉乃香
計6名が英雄ギルドに入った、仮だけど
英雄ギルド
英雄隊長 レン
英雄副隊長 クレア
英雄一隊 アイシャ・エレナ キャシー リノ アーロエ・リンジェ
英雄二隊 ムラメ ゼウス アテナ ノア・ミラエル
英雄三隊 ヴァル・レーゼン ロアルド・シル 太陽神ラー セツリ
ちょっと変えてみた、メンバーはこんな感じだ。どうだ~?いいだろ~?まぁ、旅するメンバーはいつもと変わらん、まだ仮だからな
まぁ、笑いはここまでにしてこっからは重大だ、ゼウスとアテナが現実に行けるゲートを作ってくれるらしい………掛かる時間は300年だ、今から300年。ゲートを作るまでマジで時間が掛かるらしい、300年なんて耐えれる訳がない、だから俺は拒否した………だがこのゲームをクリアする時間は300年、ゲートが出来る時間と同じだ。だから俺の拒否権は無くなった、300年なんて現実ではジジイだろもう、ははは、はぁ
よし、話はここまでだ………俺達は次の場所へ移動だ、次の場所はコールド帝国と敵対する国だ。あまり楽しみでもない、まぁ、また次回会おう。なんで分かったって?勘っつったろうが、じゃ、またな
クエスト「コールド帝国」がクリアされました
クエスト「マグマ帝国」が解放されました




