三十六話 兄妹
モンスターによって馬車がぶっ壊された為、またまた歩きで旅をすることになった俺達………ローズ王国では暑くて……今度は寒いかよ、HPはないがもちろんゲームの世界なので凍え死んだらゲームオーバー、早く次の街に行きたい……ちぬ……マジで分からない……暑い所と寒い所があるの……ゲームだからそんくらい許して欲しい、まぁ、流石に無いか………
「寒いなぁ……」
「本当に寒い、なんか着てくれば良かった」
「どんどん気温が下がってるのは次の場所に近づいた証拠だね」
「私が温めてあげましょうか?お兄様」
「いや、大丈夫……なんとかなるなんとか」
「また作ってあげるよ~コート」
「え?マジで?神かよ」
「ちょっと待っててね~」
マジでキャシーは何者なんだ……戦闘能力が高かったり、戦闘能力でもスキルがめちゃくちゃ強くて……物が作れて、精霊ってもしかしてめちゃくちゃ凄かったりする?めっちゃ行きたいんだけど、精霊が居る場所……まぁ、まだだろうけど
独り言を言っていると
「見て見て~!コート作れたよ~」
「貴方……やっぱり凄いわね……」
「こんな物をバンバン作れちゃう人、見た事ないかも……キャシーさん凄い」
「えへへ~」
早速コートを着た
俺は白
クレアは薄い赤
リンジェは黄緑
エレナは薄い黄色
「お~しかもあったけぇ」
「コートの中に暖房装置をつけたからね~」
「暖房装置?と言う物はなにかしら?」
「着ると体を温めるんだよ~、脱ぐと暖房装置は切れる感じかな~」
「マジで神だわ、流石」
「えへへ~」
天使だ……ここは天使の集まりだ……でも本当に凄いよなキャシーは、なんでも出来るぞ……流石に有能すぎて怖い、有能すぎて助かりすぎてる……あざますだわ、これは……いつかは精霊の国行ってみたいものだな、歓迎されるかは分からんが……
そしてコートに温まりながら、移動していると
氷の城が見えてくる
「また城だ」
「しかも氷で出来てるよ」
「すごーい!綺麗~!」
「綺麗ね……こっから見えるくらい」
「絶対寒い……けど、まぁ、いか」
再び歩き始める
歩いていると……
(なんか下からモンスターの気配がするな、これは……ゴーレムか?)
下から出てこようとする
「みんな!避けろ!」
「「「っ!」」」
避けた
やはり下からモンスターが現れた、現れたのは氷で出来たゴーレムだ……これは簡単に倒せるのだが……周りが硬い、氷って言っても一発で倒せる相手では無い、弱点狙いか
「レンさん、攻撃して来ないよ?」
「確かに……」
「敵対してないのかな、私達のこと」
「ん~?なんか様子がおかしいよ~?」
「待て、何やってんだ、このゴーレム……!」
「もしかして……地面に穴を!?」
ゴーレムは拳で地面を叩き割って穴が空く
俺らの所に穴を開けやがった!てか落ちる!まずい!
「ダメ!落ちる!」
「みんな!生きろよ!」
「お兄様もお気をつけて!」
「「うわぁぁぁぁぁっ!」」
みんなは地下らしき所に落ちた
クレアside
「いっててて………」
「クレアさん!良かった!」
「リンジェ!他のみんなは?」
「分からない……落ちた時に皆とはぐれたんだと思う」
はぐれたのはまずいかも………みんな無事で居てね、すぐに合流するから……とりあえず、抜け出せる道を探さないと……でも暗い!これじゃ道が分からない……
すると明かりが付く
「明かりが付いた?」
「待って……クレアさんここ……地下ダンジョンだよ……?」
「嘘……しかも周りは氷だらけ………出られないじゃん」
マップが追加されました
「マップ?」
「あ、あれ?私の手元に地図が………」
(なるほどね……リンジェには地図、私にはマップね……これを持って脱出しろって事だね……)
クエストが解放されました
クエスト「3階ダンジョンをクリアせよ」
(クエスト発生したね……コールド帝国に行く前にこれをクリアすればいいんだね、上等だよ)
「このダンジョンは3階上がれば、脱出出来るみたいだよ!クレアさん!」
「そうみたいだね、だけど気をつけて……必ずモンスターは居るはず」
「うん!」
私達はダンジョンだけど……レン達は大丈夫?レン達はどんな所でどんなクエストなのかな……特にレンから嫌な予感しかしない……気をつけてね、レン……レンなら大丈夫か……心配だけど、信じるしかないね
エレナside
「何処よ、ここ」
「ん~考えられるのは一つ、試練の場所とか~?」
「試練?それって戦わされるってことよね?モンスターらしき影は見当たらないけれど」
「ん~ん、あの牢獄から出てくるよ~ほら~」
牢獄で待っていたのはモンスター
しかも牢獄が東西南北にある
私達に戦えってことよね?いいわ、上等よ……来なさい、ボコボコにしてあげるわ……お兄様待っててちょうだい、終わったら……合流するわ
「行くわよ、キャシー」
「うん~」
レンside
「いってぇ……マジでなんなんだ?あのゴーレム、急に足場に穴開けて落としやがって」
マジであのゴーレム許さん……戻ったら……ん?てかアイツも落ちたくね?よし、どんまい……てかここ何処なんだよ、意味分からん場所に落とすな、ゴーレム
「あれ?お兄ちゃん、久しぶりだね」
「ん?」
暗闇の所から聞き覚えのある声……見覚えのある声……そしてそのお兄ちゃんという呼び方……なんだ、なんでここに居るんだよ……ここに呼び出されたのか?なんで居る?
「紫織………」
「あ、覚えてたんだ、久しぶり~」
「なんでここに居るんだ?お前もこの先ゲームに飛ばされたのか?」
「も~何言ってるの?お兄ちゃん、私、このゲームの第2創設者だよ~?」
「は?創設者?創設者はサカキのはずじゃ」
「だ~か~ら~、第2創設者って言ったでしょ?話聞いてた?サカキは第1創設者」
「………馬鹿な……第2創設者なんか居るのか……しかも紫織が第2創設者……」
このゲームを一緒に作ったってことでいいんだよな?サカキと一緒の化け物……しかもプレイヤーだ、レベルはサカキと同じ……戦ってもきっと負ける、紫織は俺と同じゲーマーだ……てか多分俺が使ってる、スキルは把握済みだ
「ここにプレイヤーを送り込んだのは紫織でいいんだな?」
「うん、そうだよ?カインド村でモンスター呼んで大量殺人したのも私!ベルアってプレイヤー居たでしょ?あの子は私がカインド村に呼び出した」
「んなっ………」
「そしてゴーレムを呼んでお兄ちゃん達を落としたのも私だよ、この地下はクリアしないと、出れないよ~死んだら、もちろんゲームオーバー」
「そうか、俺のクリア条件はなんだ?」
「あれ?意外と冷静なんだね、お兄ちゃん」
「アイツらならクリア出来るよ……残念だがな、紫織の予想は外れる、アイツらは俺よりずっと強いよ」
「ふ~ん」
決してアイツらは死なない……俺はアイツらを信じたい、仲間として、友達として……だから俺は俺の出来ることをする、この地下クエストをクリアして脱出してやる
するとクエストが現る
クエスト「紫織に敗北を」
紫織のやつ、負けたことないのか……なら初めての敗北は今日だな、俺が勝つ
「そうだね~お兄ちゃんのクリア条件は私が繰り出すモンスターを倒してね、あ、私が飽きるまでだから」
「ああ、いつでも来いよ……ウザいと思うまで戦ってやるからよ、モンスター出してこい」
「お兄ちゃんをやって、私の手駒達!」
最初のモンスターはメデューサとドラゴン
カインド村に出てきたモンスター達だ、めちゃくちゃ懐かしい
「おぉ、久しぶりじゃね?カインド村に居たモンスター」
「話してる余裕ないよ~バトルスタート!」
「さて、楽しもうか」




