三話 娘のお母さんを救え
俺達は最初の任務、この街を救えだをやらなきゃならないんだが、何処を救えばいいのか分からない
「何を救えばいいんだ?特にモンスターとか出る訳じゃないしな」
「ん~怪我とか?」
「いやそれなら、簡単に終わるだろ」
「確かに……」
俺はレベル999だから、当然回復魔法はある。クレアもレベルは低いが回復魔法くらいはあるだろう
「どうするか……任務が分からない時点でストーリーが進まないな」
「そうだね……」
「あ、あの………」
「ん?」
突然女の子に話しかけられる、NPCネームはアーロエ・リンジェ。多分同い年だろう
「どうしたの?」
「わ、私のお母さんを助けて欲しいんです!お願いします……お願いします!金貨5枚支払います……!」
金貨……お金か
お金の説明をしよう
王金貨1枚、1000万円
白金貸1枚、100万円
金貨1枚、10万
銀貨1枚、1万円
銅貨1枚、1000円
こんな感じだ。更に5枚だと50万円だ
「助ける、けど流石に金貨は貰えないよ」
「ご、ごめんなさい……」
「怒ってる訳じゃないから、大丈夫よ」
「お母さんは今何処にいるの?」
「家に居ます!」
「案内して」
「は、はい!」
案内される
そしてお母さんの状態を見たがこれは猛毒だ、普通の人だったら簡単に治せない
「簡単だな、すぐ治せる」
「え?本当に?」
「ああ、任せろ」
「確かにレンなら……」
俺ならやれる、ぼっちはぼっちでも人を救うことくらいは出来る!
回復魔法 リカバリー
状態異常を回復させた
「ん………」
「お母……さん……!お母さん!」
「リン……ジェ……?私……猛毒にやられはずじゃ……」
「違うの!この人がお母さんを治してくれたの!」
こちらを向いたので軽く一礼
「ありがとう……救ってくれて……」
「いえ、ぼっちは人々の英雄ですから」
「ふふ、ありがとう、英雄さん」
だいぶ良くなったのか、楽々と喋れるようになっている
この街を救え 1-1の娘のお母さんを救えがクリアされました
「ありがとうございます!えっと……ぼっちさん!」
「あの……俺、レンっていう名前があるから……そっちで呼んでくれ……」
「ご、ごめんなさい!レンさん!」
「い、いや……大丈夫」
名前言ってなかったから、ぼっちと呼ばれてしまった。恥ずかしい
「あ、あの!」
「ん?どうかしたか?」
「レンさんとい、一緒に旅……していいですか……?」
「旅!?」
急に旅をしたいと言い出してびっくりする、これから先はきっと危険だ。この子は連れても大丈夫なのだろうか
「私からもお願いします、英雄さん」
「私からもお願い!レン!」
更にお母さんとクレアもお願いをしてくる、そこまで言われるとぼっちも断りずらい……断りたくない、だから
「良いよ、一緒に旅しようか」
「え、い、良いんですか!」
「ああ、ぼっちだから友達少なくて寂しいからね」
「えー!私友達なのに~!」
「いやいやクレアも友達だぞ」
「えへへ」
1つ疑問に思った、クエストクリアがまだされていないことだ。1-1……か、クエストを見る、そしてそこに小さく矢印があるのを気づく
「んなっ!」
「どうしたの!?」
「ちょっと来てクレア」
「え、あ、うん!」
クレアを連れて一旦外へ、先程、矢印を押したままにしてクエストを見せる
「これって………」
「ああ、まだクリアじゃない」
「1-2の任務は何が起きるの……」
「分からない、ていうかまだ全然ある」
「そうだね、油断せず頑張ろう」
「おう」
1-1 娘のお母さんを救えがクリアされました
1-2が解放されました
1-2「村長の裏を暴け」