一話 エラー発生でボス戦、絶望の状況
俺は王井蓮衣、今学校から帰っている途中だ、そしてもちろん、ぼっちだ
「はぁ……友達100人とか言ってたけど、絶対作れない」
そう、小学生で言っていた友達100人は達成出来ず、てか達成のたっ、すらない
「家に帰って早くゲームやろーーっと」
早足で帰り、帰宅する
ガチャッ
「たでーまーっと、早くゲームゲームと」
お帰り……という言葉も無い、何故なら、両親共に事故で亡くなったからだ
最初は辛いって思ってたけど、その辛さはゲームでかき消された
「さて、やりますかね」
ヘッドフォンかけて、ゲームに集中する
プレイするゲームはRPGゲーム
「ぼっちでレベル上げ最高〜!サクサク上げれるから楽だわ」
まだまだレベル上げをやる、依頼を受けて解決して依頼を受けて解決しての繰り返しだ
3時間が経過した
「眠く……なって……きた……」
段々と目が閉じていき、眠りにつく
「な、なんだ?」
「嘘だろ……」
「転移させられた!?」
「こんな事あるのか?」
「ん……なんだぁ……人が寝てる時に……」
目を開けると、そこには見た事ある光景が目に移る
「ここって、俺がやってたゲームじゃんかよ、でもなんで……さっきまで部屋で寝てたのに」
その瞬間、ログが流れた
プレイヤーが一名死亡しました
「プレイヤーが一名死亡しました……?なんだよ、それ」
ゲーム内に転移してるのはいいものの、プレイヤーが死んだ?有り得ない、だってゲームだぞ?
「おい!早く帰せよ!」
「なんだよ、バグか?」
「しかも一名死亡したって」
騒ぎ出す、プレイヤー達
そして草原に転送される
「は?」
「強制転送?」
「いっ、一体なんなんだよ!」
理解が出来ていない、プレイヤー達
プレイヤーが一名死亡しました
「またかよ……んだこれ」
と呟く、俺だ
多分ただのイタズラに過ぎない
とその時だった
「なんか足音しないか?」
「お、おい怖いこと言うなよ」
「す、するよ!近づいてきてる!」
確かにする、だがこれは1体じゃない、数体居る!
左右からゴブリンが数体、メデューサ、ドラゴンが来た
「は、はは、こんなのゆ……」
グシャァッと潰れる音
プレイヤーが一名死亡しました
「きゃ、きゃぁぁぁぁ!」
「お、おい……」
「な、なんなんだよ、ゲームだろ!?」
「いやぁ……やめてください……おねがっ……」
またもや潰される
プレイヤーが一名死亡しました
「く、はぁぁぁぁぁ!」
立ち向かうプレイヤー
「おい!やめろ!無闇に攻撃をするな!」
俺が声をかけるが
ドラゴンの得意技、ドラゴンブレスが放たれる
プレイヤーが一名死亡しました
「う、嘘だろ……」
「いやぁぁぁぁぁ!」
メデューサにより、石化される、そしてゴブリンの親玉によって砕かれる
プレイヤーが一名死亡しました
プレイヤーが一名死亡しました
プレイヤーが一名死亡しました
「無理だ……」
自分が最強だと気付かずにそのまま地面に膝をつく
助ける意思がない限り、自分の能力値は確認出来ないだろう、果たしてゴブリン、メデューサ、ドラゴンのボスを倒す事が出来るのだろうか