表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

五話

俺が寝ようとしたその時、突然携帯がなった。

ディスプレイには「七条愛花」の文字が表示されている

「愛花ちゃんからって珍しいな」

「もしもし…彰太くん?」

「ああ。どうした?」

「私…修也くんにフラれちゃった…。」

「そうなんだ…。」

俺はどう声をかけて良いか分からなかった。

愛花ちゃんが電話の向こうで泣いているのに俺にはどうすることも出来なくて、でも、愛花ちゃんの事が好きなんだ。

「俺じゃ…修也の代わりになれないかな?」

「え!?」

「俺は愛花ちゃんのこと好きなんだ。」

「ふふふ・・・修也くんが言ってたことってこの事なんだ。」

俺は突然のことに驚いた。

「え!?」

「さっきね、修也くんに「話した内容を彰太に言え。」って言われたんだ。「何で?」って聞いたら「言っても良いが、彰太がどういう反応するか予想がつくぞ。」って言われたんだ。」

修也にはお見通しだったんだな、と思った。

「そうなんだ。」

「うん。自分への好意には鈍感なくせに他人への好意には気づくみたい。」

「有紗ちゃんや愛花ちゃんもそうだけどな。」

「言えてる。」

その声からもう泣き止んで笑ってるんだと分かった。

「んで、返事は?」

「んー、いいよ。」

「随分あっさりだな。」

「諦めの良さが私の良いとこだからね。」

俺らは夜も遅いというのに、大声で笑いあった。

まぁそんなことがあり俺と愛花ちゃんは恋人となった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ