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奥の手

 4種族中、個の強さでは最弱とされる“人間族”だったが、弱さ(ゆえ)の長所があった。


 コミュニケーション能力だ。


 人と、仲良しになれる能力が、秀でていたんだ。僕はそれを発揮したのだった!


「フレンド召喚――!」


 呼びかけに応じて現れてくれたのは、ご存じ、“ご当地モンスター”。土に汚れ、汗に濡れた、屈強の、10人の坑夫の巨人たちだった!


 さぁ、それからの展開は早かった。

 6人が裸の僕を慎重に掘り出してくれる――

 残りの4人が、裸のアリアの両手首、両足首を強力(ごうりき)で掴み、強制的に四つん這いにさせる。

 6人が4人の間に入り、アリアの身体を(くすぐ)り始める――

『ぽるぽらぴあぷりゅちょろんはらほらぬるぽもももりゅゅ~!!』


 僕は、男衆が場所を空けてくれていた股の前に立つと、お尻をペチーンと叩いたのだった。


 アリア、『昇天』判定を受け、巨体がポーズする。


 坑夫たちは僕とサムズアップを()わし、いい笑顔を残し、消えていったのでありました……。


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