触れられない宝石"凍てつくダイアモンド"
ドドドッ!(···)……….こんなもんかな。
私が思ってたのと違う物だけど、これで良かった。
この時期この季節、エンジンの熱はこれでいいわ。
ボディの色はシルバーメタル。
プラグの点火率は最高よ。
液体燃料の時代は終わり??……終わりじゃない。終わらせない。
ファ~~!♪……ファン!♪ファンファン!♪…….
「オジョウチャン達来たわね!!
ドックレースを初めましょうか!!」
ガチャ!!バンッ!
彼女は車輌のドアを開けドライバーシートへと滑り込む。
グァァン!♪軽くアクセルを踏みエンジンを吹かす。
ガリリリッ!♪FFのFホイールスピンさせ
ギュルルル~……
彼女の愛車、トヨ☆·セリ♡はその美しいほどの唸りと共に走り出す。
このサビれた町とはオサラバするのね……
網元もgangも公僕に膝ま付いた。
もう……未練もない……。
キラッ!?
音速を越えて、前から後ろから!!彼女の愛車に突撃してくる何かが?
ミサイルッ!!
クソがっ!
(と、言いつつ笑顔で)
とうとうテメぇ達の秩序まで棄てたか!…….
1.5Lペットボトルほどのミサイルが雨アラレのごとく彼女の愛車へと降り注ぐ!?……
「任せて」……。
彼女のサイドシートの女の子が愛車セリ♡のドア窓を開けて器用に箱乗り。
ライフル??にしては大きく、バレルが3つほどに
例えるなら三つ巴のような形。
そして、ライフルのグリップから延長された肩当てを肩に当て……。
バシュシュシュ!!バシュシュシュ!!と前後に
前後からのミサイル目掛けて射つ!。
銃声とは違う?奇妙な音。
ライフルから放たれたのも弾丸?!…….
それが偶然?必然!弾丸のような物全てがミサイルを撃墜する。
弾丸の軌跡…軌道を見るなら
ミサイルを追尾……ホーミングと言うのか。
そして、ライフルと共に少女はシートに戻り言う。
「オジョウチャン達……
諦めないわね、ブッチ切りで……」……。
それに対する答えは……
「イエッサー!!」
(無論少女は笑顔で……)
地平線に届きはしないの……。
でも4次元的に考えて、みんな!!
...
多元の君たちに会いにいくわ!。
最後の言葉は、読んでくださる人達に
ありがとうって言いたくて。