9-11.神々の道楽、バトルダイジェスト!!
ロッカ、狂魔獣の力を宿す!
ロッカ「つまりぃー、ワタチはーワタチの中にいるぅー、狂魔獣のラピピくぅんの力を解放したってわけよぉーん」
ベッドから起き上がり座っている姿勢で、つい先程生えてきたウサギの耳を、ピクピクと動かしながらロッカが語る。
ごら子「凶魔獣の力を宿した魔女。聞いた事がないわね。世間にバレたら実験や解剖をされるかもしれないわ。気をつける事ね」
ロッカ「にょ!?それはえぐいにょ!!どうにかこの耳と尻尾、隠せないかにゃあ」
エコロ「隠蔽魔法の応用を使えば出来ないこともないけど、これは準1級レベルの魔法。今こっちを覚えてたら準2合格に間に合わない。なんとか隠すか誤魔化すしかないね」
ヨコミ「ま、キミの性格なら、ウサギのコスプレとか言っとけば、周りも納得するんじゃないか?草ァ( ᐛ )w」
ロッカ「じゃあそう言う事にしとくにょぉ!!それじゃあ、次のバアトル!!にでもエントリーしようかにゃぁ!?」
先程まで死の淵にいたとは思えないほど元気なロッカ。ベッドの上に立ち、決めポーズをとる。
マフィン「もう心配無いみたいだねー良かったー。まほ検まで今日合わせて3日だしー私もさ、もうちょっと頑張るかー」
みんなでロビーへと戻り、時間的に今日最後になるであろうバトルのエントリーを行う。
バトル前順位
ロッカ 98位
エコロ 22位
ヨコミ 79位
ごら子 25位
メメイ 146位
マフィン 173位
そして今回のバトル結果!!
【マフィンVSアルガンチュール】
アルガンチュール「我が魔槍の裁き、受けてみるか?」
マフィン「出来れば受けたくないかなー」
フィールドに馬と一緒に入って来た男、アルガンチュール。馬に乗りながらの巧みな槍裁きでマフィンを追い詰める。マフィンはバリアを張ってガードしたり、避けたりするだけで手一杯だった!!距離を話しても馬に乗ってすぐに詰めてくる!!
マフィン「槍もきついけどーこの馬もなんとかしないとー。うーん、アレ、試してみよっかなー」
怪しげににやけながらマフィンは、槍の攻撃を回避する。攻撃にも慣れてきたようで、防御の為のバリアをそこまで張らずとも被弾を避けられるようになった。
アルガンチュール「我が魔槍をここまで凌ぐか。だが、逃げているだけでは決着はつかんぞ」
マフィン「逃げてるだけに見えたー?残念!足元を見てみてよー」
アルガンチュール「足元だと?」
そう言って、一瞬下を向いた瞬間、馬が「ヒヒ―ン!」と悲鳴を上げ体制を崩す!!馬の足元周りを見ると、そこには小さなトゲが生えていた
マフィン「そう、これは私がこっそり置いていた罠」
アルガンチュールの攻撃を避けながら、マフィンは小さな棘状のバリアをいくつか地面に設置していた!!それが馬の蹄に刺さったのだ!!この後は馬がトゲを警戒し始め、身動きを制限。
マフィン「さぁー!私のターンだよー」
馬によるアドバンテージを失った所を、マフィンがバリアを纏ったタックルによりKO!!このバリアもまた、トゲトゲしていた!!棘状のバリアは実質棘だ!!相手の攻撃を防ぐ効果まであると考えると普通の棘より強いかも!?
アルガンチュール「我が愛馬......魔槍......」
マフィン「やったね!」
マフィン!ランクアップ!!123位!!
【メメイVSダークネスネイリー】
メメイ「師匠の仇!!取ってみせます!!」
ダークネスネイリー……ごら子に毒入りゴッサムティーを仕込んだ卑劣な男だ!!メメイはこの時の為にあのごら子とネイリーの戦いを研究していた。その成果を出すために全力で臨む!!
メメイ「フッフッフ……私は知ってますよ!!貴方がごら子師匠に毒を仕込んだと言う事を!!私は貴方を絶対に許しません!!覚悟ォ!!」
ダークネスネイリー「テメェ!!あのコルソンの娘の付き添いかなんかかぁ!?テメェの事をギタギタに裂いて、更にコルソンの娘を事を絶望させてやるぜぇ!!」
メメイ「なんて酷い事を!!貴方、そこまでごら子師匠を追い詰めて、何がしたいんですか!!」
ネイリー「特に何もねぇけどよぉ!!俺は六大貴族のヤツらが気に食わねぇんだよぉぉぉおおおおお!!ヤツらと魔法協会が作る、この世界のルールが気に食わねぇ!!!!!!だから……引き裂く!!」
メメイ「だからって!ごら子師匠を傷つけるのは違うでしょう!!ただの......八つ当たりです!!」
ネイリー「八つ当たり......違う!!反逆だぁああああ!!」
メメイ「いいえ、八つ当たりですッッッ!!」
ネイリーが怒り狂いながら距離をつめて来た所にメメイは分身を発動!!メメイの周囲から白いもやが発生しする。もやが晴れると、彼女が五人に増えていた!!ネイリーはその分身の内の一人を思いっきり爪で引き裂く!!それは真っ二つに割れ、消滅。その直後、残りの四人の内の一人からまた一人増え、五人に!!
メメイ「くらいなさい!!」
ネイリー「うぐぉ!!」
分身達がネイリーを翻弄しながら、そのうちの一人が不意を突いて攻撃!再び、不意をついて攻撃!!それを何度も繰り返す!!ネイリーが特に集中して見ている分身以外が攻撃をしかける!!
メメイ「とりゃ!うりゃ!とう!!」
第一の分身が顔面パンチ!そして第二の分身が脇腹キック!さらに第三の分身で顔面キック!!
ネイリー「ぐはぁ!!どわぁ!!げひゃあ!!」
実況「ネイリー!!メメイの怒涛の攻撃により、身動きを完全に封じられているぅ!!一方的だぁ!!」
メメイ「こーれーでー!!トドメェェェェエエエエエエエエエエ!!」
ネイリー「ぎじゃあぁぁぁぁあああああああ!!」
大きく仰け反ったネイリーに、メメイの分身たち5体が同時にそれぞれ最大火力の攻撃をかます!!ネイリー!!遂に耐えきれず跪く。
ネイリー「何故ッ!お前ごときがこの俺にッ!!こんなにも一方的にーッ!!」
メメイ「教えて上げますよ!私は貴方がごら子師匠を毒入りゴッサムティーで嵌めた日から!!貴方にリベンジする為の研究を始めました!!貴方の戦闘スタイル、思考のクセ、弱点をね!!」
ネイリー「ビャヘ!そういう事かよぉ!!チクショー!!!!!!!!」
叫んでこそいるが、ネイリーの身体は限界で立ち上がれず、そのままリタイヤ!!
実況「ここでゲームセットー!!勝者、メメイー!!!!!分身によるスキの無い攻撃で、圧倒的勝利を収めたーッ!!」
メメイ、ランクアップ!!99位!!ついにランキング2桁へとくい込んだ!!
【ヨコミVSバトルロボットΛ】
Λ「戦闘準備完了、よろしくお願いします」
ロボットにしては人間らしい柔らかい動きと姿、口調でフィールドへと入ってきたΛ。ヨコミもそれに合わせてフィールドへと飛び込む。
ヨコミ「最近のロボットってのはこんな感じなのか!魔科の技術ってのも進化したんだなぁ!!」
ヨコミはΛの事をじっくりと見ながら関心する。さぁ、そろそろバトル開始だ。ヨコミが強化魔法を始めたその瞬間、Λは距離を詰めパンチ!!
ヨコミ「うわぁ!!速攻仕掛けてきたな!!」
Λ「私の攻撃、避けきれますか?」
ヨコミ「避けててやるさ!!」
Λによるパンチのラッシュを強化魔法を行いながら、避け続けるヨコミ。案外余力があるようだ。たまにヨコミ側からも蹴りを入れるなどしてカウンターをする。
ヨコミ「さて、そろそろ強化魔法も十分かな。行くぞ!!鋏乱撃!!」
ヨコミが爪を鳴らすと、彼女の背後、空中に五つの魔法陣が現れる。その魔法陣からハサミが現れ、それら全てがΛの元へと飛んでいく!!それらほとんどがヒットし、Λに大ダメージが入る!
Λ「この鋏達……一つ一つが高火力ですね。こうなったら……フェイズチェンジ:チャリオット」
Λの両肩がパカっと開き、そこから砲台が現れる。砲台からは大量のビームが放たれ鋏乱撃を迎撃する。鋏達はビームにより破壊されていく!
Λ「対象殲滅完了」
ヨコミ「大切な事を忘れている代」
Λが鋏乱撃を迎撃するのに集中している隙に、ヨコミはΛの背後へと回り込んでいた。ヨコミは両手の巨大鋏を振り上げ、瞬時に降ろす。Λの両腕のパーツが大きく破損する。
Λ「莫大な損傷、......自己修理モード移行不可」
ヨコミ「もうこれ以上戦うのも大変だろう?降参をお勧めしよう」
Λ「それは、マスターより許されておりません。勝てないとしても、敵を相打ちに追い込むよう私は設定されております」
ヨコミ「相打ち?な、なんだか嫌な予感がしてきたぞ......」
Λ「フェイズチェンジ:エクスプロージョン」
Λの体内から「ブー!ブー!」と警告音が鳴る。ヨコミはこの後Λが何をしでかすかは、予感していた。ハサミの魔法を解除し、自身の足に強化魔法を集中する。
ヨコミ「自爆するんだろう?なぁ!!やめておいた方がいいぞおおおおお!!私は逃げるからなぁー!?」
と言ってもフィールドから出てしまうと負けてしまうので、大ジャンプで空中へと逃げるヨコミ。
Λ「どかぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああん!!」
フィールド中が爆風に包まれる。魔法によって頑丈に強化されているフェンスによってこの爆発が観客を巻き込む事は無かったが、あまりの火力に溢れ出た熱風は観客達に伝わっていく。
ヨコミ「まったく、爆発オチなんで最低だな!!」
Λ「私の、負けのようですね」
爆発の影響で頭だけになってしまったΛ。マスターによって元の状態に戻して貰えるであろうが、その見た目は悲惨なものだった。ヨコミはその頭を腕で担いで、観客たちに手を振りながら医務室へと運んだ。
実況「衝撃的なラストー!!Λの捨て身の一撃を耐え勝利したのはぁぁぁぉぁあああああ!ヨコミ=ヒメクリだぁ!!」
ヨコミ!ランクアップ!!63位!!
【ごら子VSサーティーン】
ごら子「全く、不吉な名前ね。フィフティーンとかにしたらどう?」
サーティーン「キーキッキッキ!!生意気な小娘ェ!!我が大鎌に喰われてしまえよ!!」
全身黒ローブに巨大な大鎌を持った老婆、サーティーンと、ごら子の戦いが今、始まろうとしていた。
実況「それでは皆さんご一緒にー!!」
観客「「「「「3!!」」」」」
観客「「「「「2!!」」」」」
観客「「「「「1!!」」」」」
観客「「「「「カモン!ファイ!!」」」」」
ネイリーとの戦い以来のサブステージ。ごら子はやる気満々だ!!サーティーンの周囲を縦横無尽に駆け回り翻弄するごら子!!サーティーンはそれを無理して目で追うことなどはせず、ただ待ち構えている。
サーティーン「キーキッキッキ!!若いのぉ!!若い若い!!その若さ、ワシにも分けとくれよぉ!!」
サーティーンの脇腹近くに潜り込み、異常な程のスピードで思いっきりパンチをかまそうとするごら子だったが、なんとサーティーンがそれに反応し鎌を振り下ろす。ごら子はまさか反応されるとは思っておらず、攻撃をそのまま受けてしまう。
ごら子「ぐはぁ!!」
サーティーン「勝負あったねぇ!!これでワシは……キーキッキッキ!!」
ごら子「この程度で調子に乗らないで頂戴。そんな攻撃大したこと無いわ」
一瞬ひるみこそしたが、ごら子はそのまますぐさまサーティーンにパンチをぶちかます。しかし、当たり所が悪かったのだろうか、あまり良い感触はしなかった。
サーティーン「ぶへぇ!!元気だねぇ!!元気なのはいい事だよ。だけどねぇ……それももうじき終わる」
ごら子「な、何を……?」
サーティーンの顔の皺がいつの間にかかなり減っていた。皺だけじゃない、腰の曲がりも緩くなり、全身が少し筋肉質になっていた。
ごら子「あれ、なんだか身体が重たく……なってきた……?」
逆に、ごら子の身体に少し皺が出来る。身体も先程より重たいようだ。
ごら子「ああ、なんとなく分かったわ……貴方、奪ったのね?私の『年齢』を!!」
サーティーン「中々察しの良い子ねぇ!!そうよ、私はこの鎌の力で、貴方の年齢を『13歳』奪って自分のものにしたんだ!!キーキッキッキィ!!」
ごら子「私の美しい肌を、よくもこんなに」
サーティーン「まあまあ安心なさいよ!時間が経てばお互いの年齢は元に戻るわ!!ワシにとっては残念だけどねぇ!!」
若返った身体で、ごら子に対して距離を詰めながら、鎌を振り回すサーティーン。最初こそ動揺していたごら子だったが、フッと笑い、サーティーンの背後に回り込む。
ごら子「あなた、バカね」
サーティーン「ナッ!?」
ごら子「魔女の魔力の総合量が一番のピークを迎えるのは、30歳の時」
サーティーン「ナナナッ!!」
ごら子「ここの人達はみんな年齢層が高めだから、更に歳を取れば当然弱くなる。だけど、私には逆効果だったわけね」
サーティーン「じゃかましい!!もう一度喰らわせて、更に奪ってやればいい事よ!!」
ごら子「残念だけど、それは無理よ。希望の光!!五連星!!」
ごら子がお得意の奥義『希望の光』を5連発で放つ!!辺り一面が聖なる光に包まれた。
サーティーン「ぎにゃぁぁぁぁああああああああああああああああ!!」
サーティーンは甲高い悲鳴を上げながら、光に飲まれていく。攻撃が終わり、光が消えた後、そこには地面に倒れ附したサーティーンと、拳を天へと突き上げる、ごら子の姿があった。彼女の姿は徐々に元へと戻っていき、若々しさを取り返した。
ごら子「私が、じいじを超える日もそう遠くは無いかもしれないわね」
ごら子!ランクアップ!!20位!!
そして……
【ロッカVSエコロ】
ロッカ「エコロちゅあぁん!!狂魔獣の力を宿したワタチに、勝つ事はできるかにゃぁぁあん?!?」
エコロ「しっ!あんまり人が居るところでその話はしないの!また牢屋に閉じ込められるよ!!」
ロッカ「にょ!!?!?気をつけるにょ」
エコロ「そしてこの戦い、勝つのは私よ!」
神々の道楽の中で大きく成長した二人による、全力の戦いが今、始まろうとしていた!!
次回!ロッカVSエコロ!




