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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
9.デンジャラシティ編

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66/70

9-10.出た!謎の精神世界!!凶魔獣の力、開☆放!!

 暴走したジン=マツタケによって、ロッカは瀕死の危機に!!

どこを見渡しても薄暗い鈍色がかった虹色が見える空間にて、ロッカは立っていた。


ロッカ「うーん……ここは一体どこだにょーん?もしかして、天国ぅー!!?」

辺りを見渡すロッカ。どこを見ても深い霧のように薄暗い鈍色がかった虹色が拡がっている。何も分からないまま、取り敢えずここを歩き回ろうとする。その時、地面から飛び出すように、白いうさぎが現れる。


ロッカ「な!?なんだにょおおお!!」

白いうさぎ?「やっと、こうやって君とゆっくり話す時が来たみたいだねえ?」

ロッカ「な、なんだお前ぇ!!?」

白いうさぎは2本の後ろ足で直立しながら話し出す。ロッカはうさぎをだき抱えようとするが、サッとよけられてしまう。


白いうさぎ「僕はラピピ。よろしく頼むよ」

ロッカ「名前を聞いてんじゃ無いのよ!?アンタは何者?そしてここはどこ!?」

ラピピ「ここは、君の超魔力核(マナコア)の生み出した、潜在空間。まあ、精神世界のような所と言えば分かるかな?」

ロッカは最初、ラピピが何を言っているか分からなかったが、昔観たアニメで似たような展開があったなと思い、無理やり納得する。


ラピピ「そして、僕は……驚かないで聞いてよ?君の中に流れる凶魔獣(ペイン)の血。その元の持ち主さ……」

ロッカ「ほほーう!え!?つまりどう言う事?」

ラピピ「えーっと、僕は凶魔獣(ペイン)で、君の身体の中で住まわせて貰ってるというか」

ロッカ「ワタチの中にこんなウサギちゅあんが住んでたなんてビックリねぇーん?」

ラピピ「なんか少し嬉しそう?てっきり『出てけ!!』とか言われるのかと思ったよ」

ロッカ「ワタチの身体の中に凶魔獣(ペイン)の血が流れてる事は、前にチャーリンとか言うやつに教えられたから知ってるにょ!!それに、なんか悪い事されたわけでもないしにぇー?」

ロッカがラピピの顔をじーっと見ながら話す。ラピピはロッカが取り乱して暴れてもいいように、警戒しながら話をしていたが、その必要は無いようだ。リラックスした表情で話を続ける。


ラピピ「それで君は今重症を負って、大変危険な状態なんだ!!そう、いままでの、どんな時よりもね」

ロッカ「それってつまりー!!合宿でチャーリンに襲われた時よりも、やばいってことー!?だってあの時はアンタは出てこなかったもんにぇー?」

ラピピ「そうだね。ロッカ、君の命は極限の危機に立たされているんだ。」

ロッカ「え!?ワタチ死ぬかもしれないにょー?かーんべーんしてにょぉぉぉおお!!」

地団駄を踏むロッカから、少し距離をとって答えるラピピ。


ラピピ「でも、まだ方法はある。僕の力を解放するんだ!!そうすれば、意識を取り戻す事が出来るはず!!」

ロッカ「それさぁー、ワタチの身体を乗っ取ろうとしてにゃーい?アンタの力を解放しても、ワタチは無事なのん?」

ロッカは前に観たアニメの、主人公が自身の中に眠る悪霊に身体を奪われるシーンを思い出していた。


ラピピ「それは!それは正直どうなるのか、僕にも分からないけど……力を解放しないと君も、君の中にいる僕も死んでしまうよ!!」

必死に訴えかけるラピピ。ロッカは疑いの目で見続けている。見つめているうちに、ロッカの意識が少しずつ朦朧としてくる


ロッカ「アレ?なんだか眠く……?」

ラピピ「まずい!君の身体がもう限界を迎えてるんだ!僕の意識も、そろそろマズイ……さあ!僕の力を解放して!!」

ロッカ「もーぅ!仕方ないにょ!!どうすればその解放っていうのが出来るの!!」

ロッカは覚悟を決めたようだ!ラピピが安心して、ロッカの元へと近寄る。


ラピピ「僕に手を触れて、そこに魔力を集中(フォーカス)させるんだ!!」

ロッカ「分かったにょ!!うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお解!放ぅぅぅぅううううう!!」

ロッカはラピピの頭に手を触れて、そこに魔力を集中(フォーカス)させる。すると、そこから魔力の渦が発生。それは渦巻きながら膨張し、この空間一体を全て飲み込んだ!!


ラピピ「よし!これで僕の力も解放できそうだ!!」

ロッカ「よっしゃぁぁぁぁああああああ!!」

意識が、現実世界へと戻っていく!!


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神々の道楽(ラグナティア)医務室】

 ベッドで倒れるロッカを、エコロ達が囲んでいる。

エコロ「ロッカ!ロッカ!!」

ヨコミ「目を覚ますんだ!!君はこんな所でくたばる器じゃないだろう!?」

ごら子「ごっ!!!」

メメイ「ロッカさん!!!!どうか!!どうか起きて下さい!!」

マフィン「起きて~起きて~」

ファンザック「ダメだ!!お前を倒すのは、このオレなんだよ!!だからこんな所で逝くな!!ロッカよぉぉぉぉおおおおおお!!心を強く持て!!目を、覚ますんだ!!」

 全身が鋼のように鍛えられた八頭身で文武両道のイケメンが、叫びながら医務室へと突っ込んできた。ファンザックもロッカが心配で仕方がないようだ。皆が必死で声をかける中、ロッカが光り輝く!!


 チュピィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!

エコロ「うぉっ!眩し!!」

 光が収まり、皆が目をシャバシャバとさせる中、ロッカが目を覚ます。


ロッカ「ワタチ!復☆活!!」

 元気に、起き上がりながらキメるロッカ。周囲は、彼女の復活に歓喜。しかし、それと同じほどの驚くべき事が、ロッカの身体に起きていた。


エコロ「ロッカ、それは一体何?」

ヨコミ「それは、本物かい?本当に生えているのかい?」

 ロッカの頭からは長いウサギの耳が生え、スカートからは丸い尻尾がはみ出していた。鼻も少し印象が変わっている?


ロッカ「凶魔獣(ペイン)の力を、開放しちゃったにょ!」

メメイ「はい?」

 ニューデザ!?

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