9-5.エントリー!神々の道楽!!ランキング上位を目指せ!!
設定が活きてくる!
【ルナクレープ魔法学校】
デンジャラシティに初めて行った日の翌日、ロッカは魔法学校での授業をかなーり真剣に受けていた。周りの生徒達がその姿を見て、最早違和感すら覚える程だ。そして、気になっている人もいるであろうある事をここで説明させて貰おう。ロッカとエコロは、源流界での学校はどうしたのかと言うことを……
二人とも転校をするという提でやめたのだ。エコロは改造凶魔獣になったグリーネの事を、父のジオと話し合いをし、魔法学校に本格的に転入する事を決めた。そもそも源流界の学校に通っていたのは、少しでも普通の女の子としての生活を楽しんで欲しいと思っていたグリーネの計らいであった。エコロはもう十分な程に、それを満喫していたし、源流界にいる大きな理由であったロッカが魔女になった今、未練はほとんど無い。そして、そのロッカも、母セッカが魔女だったという事で、話は円滑に進んだ。「ロッカが選んだならそれでいいよ、私を超える魔女になってよ」とかなんだと言われ、軽いノリで話が進んだ。というわけだ。
ロッカ「にゃるほどー、つまり魔法っていうのは、小脳の中にある超魔力核から発生しているのぬぇ!」
ロッカ「人それぞれ得意な魔法が違うのは遺伝などによって超魔力核の性質に差異があるからと…」
ロッカ「凶魔獣は無から自然発生する存在で未だその仕組みは解明されていないのぬぇー。逆に魔獣は動物と同じ感じなのぬぇー。エコロちゃんの出すトカゲみたいなのは魔法生物ぬぇー。マニマとも呼ばれているぬぇー」
休み時間もブツブツと呟きながら、ノートに書き込みをしている。そして、放課後を迎える。ロッカの元へと箒を持ったヨコミがやってくる。
ヨコミ「さぁロッカ!デンジャラシティへと向かうぞ!今日からランキングに参加して、戦いまくるぞぉ!!」
ロッカ「うおおおおおおおおお!楽しみだにょぉぉぉおおおお!今日の復習をちょこっとだけしたら箒乗ってすぐに向かうにょー!!」
復習。その言葉がロッカの口から出てきたのを聞き、ヨコミが真顔になる。
ヨコミ「キミ、本当にロッカかい?今日はヤケに真面目だったじゃないか?ニセモノと入れ替わったとかでは無いだろうな?」
ロッカ「ヨコミちゃん」
ヨコミ「なんだい?」
ロッカ「ワタチ、ヨコミちゃんに負けてめちゃくちゃ悔しかったにょ……でもあの時、ヨコミちゃんが言ってた事は全部正解で……だから、基礎からしっかりと学んで、リベンジしてやるって決めたんだにょおおおおおおおおおおおおおお!!」
ロッカは雄叫びをあげ、全身から闘志の炎が燃え上がる。関心と安心が入り交じったような表情でヨコミが笑う。
ヨコミ「熱く、なってくれたみたいだな!良かったぞ!!ワタシも全力で受けて立とう!!次の戦いは神々の道楽のステージだな!!それでは、先に行くぞーーーーーー!!!」
ヨコミは手に持っていた箒に跨り、教室の窓から外へと飛んで行った。ごら子、メメイ、マフィンもその後に続くように箒で飛んでいく。エコロはそれを見送った。ロッカの事を待ってあげるようだ。エコロはロッカの隣の席に座り、まほ検1級の対策問題をとき始める。少し進めた後、エコロはロッカの方を見て呟いた。
エコロ「ロッカ、ちゃんと勉強が出来るようになったんだねぇ……」
ロッカ「エコロちゅあん?それはワタチの事舐めすぎじゃなぁい?お返しに物理的舐め舐めしてあげようかぁ?」
エコロ「有御茶高校にいた時は、全く勉強なんてしてなかったし、成績もワーストだったよね」
ロッカ「だってぇ、つまんなかったんだにょ」
エコロ「今は楽しい?」
ロッカ「超!たーのちいいいいいいい!!」
エコロ「……良かった」
二人は本を閉じ、箒にまたがってデンジャラシティへと向かった。
【マーズッキ:デンジャラシティ:神々の道楽会場、選手カウンター】
デンジャラシティ二日目、特に難なく神々の道楽の会場へと辿り着いた。今ロッカ達がいるのは、バトルに参加する為の選手登録などを行えるロビー。まがまがしいオーラを纏った老若男女が何十人ほどいる。エコロとロッカはカウンターへと向かい、受付にいるブヨブヨと太ったタンクトップの男へと声をかける。
受付「あぁ。新しいプレイヤー?今日はなんだ......やけに可愛らしいお嬢ちゃんが沢山来るじゃねえか......俺は全然構わねえが、本当に大丈夫か?嬢ちゃん達、戦えるのか?」
ロッカ「私たちがぷりちぃー!だからって甘くみないでにょ!!」
エコロ「そうだよ、私はここで一位を目指すんだから」
ロッカ「エコロちゅあん!?やる気満々だにょ!!」
受付「へっへっへ!やけに威勢が良いじゃねえか、いいぜ!登録に進むぜ」
受付の男が、期待を含んだ表情で、神々の道楽の選手登録と解説を始める。
受付「簡単な話だ。この受付でバトルにエントリーすればスタンバイ完了。選手マッチングが完了し次第、指定のバトルステージに移動してもらう事になる」
受付の男が、会場のマップを広げながら説明を始める。地図の中ではここは三つのエリアに分かれている。
一つ目はこのロビーや医療室、運営本部がなどがある施設エリア。軽い飲食が出来る屋台のようなものなどもある。二つ目は、ステージエリア。先日カオスバトルが行われた一番広いメインステージに加えて、サブステージと呼ばれる、メインよりも一回り小さいステージがある。そして三つ目は野外フィールドエリア。だだっ広い荒野のような場所に、フェンスなどを使ってしきられたテニスコートくらいの大きさのバトルフィールドが八つ、A~Hの記号が割り振られてあるようだ。
受付「基本的にはこの野外フィールドで戦って貰うぜ!ランクが上がったり、客から注目され始めたら、ステージの方へいけるかもな!」
受付の男がマップを指さしながら話す。
エコロ「じゃあ、明日になるまでにステージ行けるように頑張ろうか!」
ロッカ「よーし、行ってやるにょー!」
受付「中々イキがいいじゃねえか!一日でステージプレイヤーか!やってできねえ事はねえぜ!」
受付の男が小さなカードを二人に渡す。これは、この神々の道楽の選手カードだ、バトルにエントリーする際に必要になる。
受付「嬢ちゃん達はニューチャレンジャーだからな、ランキングはドベからのスタートだぜ!!」
エコロ「4267位……」
ロッカ「ワタチは4268位だにょ!エコロちゅあんの方が一つうえだにょーチクポー!チクポー!チクポー!」
受付「登録順の問題だな、でも気にすんな!なんとバトルに勝ったらその相手の一個上の順位に一気に上がる事が出来る!!勝ち続けられれば、マジで今日中にステージプレイヤーも夢じゃない!!」
ロッカ「しゅごしゅごー!ゲームのランクマッチより良心的だにょお!よっしゃあ!倒しまくるにょおおおおおおおおおおお!!出来るだけ、順位が高い奴とマッチングしてくれにょお!?」
受付「本当にいいのか?どうなっても知らねえぜ!!?」
ロッカ「問題ないにょ!ワタチ、結構強いんだわよ!」
ロッカが闘志の炎を燃やす!!バトルに対してやる気マンマンだ!そして、それを見た受付の男が話し続ける。
受付「このままバトルにエントリーするかい?エントリー料は5千パコスだ!」
ロッカ「え!?プレイヤーからも金とんのかにょ!!」
受付「ま、ビジネスなんでね。と言ってもこれは負傷したプレイヤーの医療や、戦いによって壊れた設備の修繕に使われる。主な収益になるのは観戦チケット代さ」
ロッカはカオスタイムを見にいった時にチケット代として一人1万を払ったのを思い出した。ロッカは史上最大の苦痛の討伐に貢献したことによって多額の報酬を得ていたが、母親であるセッカの刑を軽くするための示談金や、謎のおばあさんから謎のツボを高額で買ってしまったが為に、手持ちは少なくあまりお金を使いたく無かった。
ロッカ「チクポー!!ふざけんなにょ5000パコスあったら回転しない寿司屋に3回はいけるにょお!!舐めやがって舐めやがって!!舐めやがって!!足元みてんな?足元みてるよなぁ!!にょwにょwにょw!!」
受付「別にやめても良いんだぜ?因みにお嬢ちゃん達がが本当に今日中にステージプレイヤーになるんだったら、お金の心配もいらねえよ?野外フィールドとは違って、メイン、サブステージでのバトルの勝者には多額賞金が出る!!エントリー料の元なんかすぐ取れちまうほどになぁ!?」
ロッカ「お?お?言ったな?じゃあやってやるにょぉぉぉおおおお!!出来るだけ上のランキングの人とマッチングしてくれないかにゃあ?」
受付「まいどぉ!」
ロッカはスマホのスマート払いで5000パコスを支払ってエントリー完了!エコロも同じように参加を表明、こうして二人は神々の道楽のバトルプレイヤーとなった。
受付「この後野外フィールドも空くだろう。15分もすればマッチングが完了して戦えるようになるぜ!」
ロッカ「あいよ!!」
エコロの手を握り、ロッカはロビーのソファへと向かった。ロッカは神々の道楽での初戦を目の前にして、ヨコミとの戦いを思い出していた。そして、エコロに相談する。
ロッカ「エコロちゅあん......ワタチ、近接での戦いで強くなりたいんだけどぉ?どうすればいいかにゃあ?」
エコロ「近接での戦いかぁ......私の戦い方も、魔法生物が主な物になってるからそこまで深い事は言えないけど、やっぱり強化魔法を極める事かな~」
忘れている方も多いと思うので解説。強化魔法とは魔法使いの基礎の基礎とされる、魔力を肉体に纏う事によって、自身の身体能力を上げる方法の事である。
ロッカ「ほうほう、そーの強化魔法を鍛えるにはどうすればいいにょー?」
???「とにかく、使い続ける事ね」
ロッカ「そ、その声は!?」
ごら子だ......ごら子は強化魔法のスぺシャリストといっても過言では無い。ごら子は岩の壁などを作る創造魔法、大量の魔力を引き換えに仲間を癒し敵を滅ぼす属性魔法、希望の光など、三分類全ての魔法を使う事こそ出来るが、主な戦闘方法は強化魔法によって強化された肉体で素早く動き回り、拳を喰らわす事だ。
ごら子「他の種類の魔法には頼らず、強化魔法だけに集中して戦う。そうすればおのずと磨かれていくわ。そうだ、次の試合は強化魔法だけ使って戦ってみたら」
ロッカ「ワタチの縛り縄ちゃんもネットもコマファイターも使わずにぃ!?」
ごら子「ええそうよ。強化魔法が上手くなれば、その縄とかの強度もあがるんじゃない」
ロッカ「もぉーっとキツく縛れるようになるってコトぉ!分かった、やってみるにょ!」
その後も、ごら子が強化魔法で戦う為の心構えを教えてくれた。そして、戦いの時が訪れる......呼び出しのアナウンスがかかり、ロッカは指定された、野外フィールドHへと向かう。
【神々の道楽、野外フィールドH】
巨大なフェンスで仕切られた、テニスコートを思わせる大きさのフィールドに、ロッカが入る。これが野外フィールド......魔法で戦うには少し狭くも感じるが、逃げ場の無いタイマン勝負と考えると丁度良い広さだろう。フェンスの外の客席には人は百人にも満たない程、ステージの大舞台と比べれば少ないかもしれないが、ランキング下位の勝負にこれだけの人がいるのは凄い事だ。神々の道楽の規模の大きさが伺える。審判、実況、医療班もおり、準備は万端だ。ロッカが目を瞑りながらイメトレをしていると対戦相手がやってくる。そして試合開始手前の実況が始まる。
実況「今回はなんとニューチャレンジャー!!突然神々の道楽に降り立った......魔女達の一人ぃ!!ランキング4268位、ロッカァァァァァ!!アマミィィィィィィイイイイイイイイ!!そしてそれを迎え討つは......でかくて強い!そして賢くてイケメン!!資格も多数所持しているらしい!!パーフェクトBIGBOY!!ランキング177位!!!!ファァァァァァット!!ファンザァァァァアアアアアアアアアアアアアアアック!!」
順位の差!脅威の4069!!ロッカは受付の男に出来るだけ上の順位とマッチングするようにお願いしていたが、これはやりすぎなのではないだろうか!?
ファットファンザック「俺とお前、どっちがデカくて強いか......勝負だぁ!!!!!!!!!!!」
ロッカ「にょにょおおおおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
!?!?!?




