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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
9.デンジャラシティ編

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9-3.ヨコミの襲撃!?これがデンジャラシティだ!!

きましたわー

ロッカ「とうちゃーく!!ここがデンジャラシティかにょー!?」

ロッカは跨っていた箒から降りて、辺りを見渡す。目に入ったのその名前の通りの治安だった、建築物の一部は崩れ、辺りにゴミやガレキが溜まっている。人が居ない廃墟と言われてもおかしくない状況だが、普通に人はいる。辺りを見渡すロッカの背後に、何者かの影が忍び寄る。


ヨコミ「これでもくらいやがれってな!!」

ヨコミが近くの建築物の4階建てビルの屋上からから巨大なハサミを振り上げ、ロッカ目掛けて飛び降りてきた。ロッカはヨコミのこの行動に明確な殺意を感じ取る!とっさに目の前に巨大な魔法の網を、自身とヨコミの真ん中に展開するロッカ!しかし、ヨコミは空中で思いっきりハサミを開き、その網目達を一気にぶった斬る!


ロッカ「ヨコミちゅあん!!なんのつもりだにょお!?」

ヨコミ「学校で教えただろう?ここはデンジャラシティ!なんでもありのバトルフィールドなんだぞ!おりゃあ!くらえぇ!」

ヨコミは展開された網を上手くハサミで切り刻み突破し、ロッカの目の前に着地。そしてすぐさまロッカ本人に斬りかかる!ロッカは腕でガード!!


ロッカ「んにょおおおおおおおおお!!」

ヨコミ「ロッカ!君の弱点はそれなんだ!!」

ロッカ「何が弱点だってぇ?」

ヨコミ「君が展開する網や縄は確かに頑丈だ。ちょっとやそっとじゃ壊されないくらいにはね。だけど、それが破られた瞬間、何も出来ないんだ!フィジカルと基本的な近接戦闘が出来ていない!」

ロッカ「おーん!?ワタチに説教してんのぉ!?はぁー?ムカつくにょお!」

ヨコミ「ムカついて貰っても構わないぞ!全ては君の成長の為だ!!」

ヨコミの巨大バサミ攻撃を強化魔法(バフ)を腕に集中させ弾くロッカ!しかし、全くもって反撃のチャンスを作れない。ダメージはじわじわと蓄積していき。追い詰められていく。


ロッカ「んにょー!!腕の骨が折れるにょー!!」

ヨコミ「折れるがいい!!」

ロッカ「ひ、酷すぎるぅ!」

 完全に防戦一方なロッカを更に追い詰めるように、ハサミのラッシュを続けるヨコミ。その威力は下がるどころかドンドンと増している。ヨコミのテンションもそれと連動するように上がって行く!!


ヨコミ「ハハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハ!!」

ロッカ「ヨコミちゃんガンギマってるにょぉぉぉおおおおおお!!」

ヨコミ「このままではワタシの勝ちだなあ!?」

 ロッカ絶体絶命!しかし、そこである事を思い出す。ヨコミのハサミの攻撃の間を狙って、左手をポケットに突っ込む!そして、そこからコマファイターを取り出す!!その瞬間、コマファイターから眩い光が溢れ出す!ヨコミの目が眩む。エコロの母グリーネとの戦いの時と同じように、ロッカの全身に純白の鎧が纏われ、右手には剣を、左手には盾が装備される。


『ロッカ=アマミ!キャリバーモード!!』

ヨコミ「な、何だこれは!?」

ロッカ「ヨコミちゅあんにはまだ見せて無かったねぇ!!コレはワタチのコマファイター『エレクトリカルポリネシア』の力だにょ!!」

ヨコミ「ああ、エコロが言っていた伝説の遺物とやらか!?羨ましいな!!」

 鎧によってハサミの攻撃は弾かれる。咄嗟にヨコミは後ろへとバックステップをし、距離を取った。伝説の遺物の力は凄まじい。ロッカの頑丈な縛り縄をもろともしなかった、ハサミの攻撃を弾くほどにだ。次の手段を考えているヨコミを見ながら、ロッカは剣を上に掲げる。すると、そこに大量の縛り縄が現れる。


ロッカ「よぉーし!!発射ぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」

 その無数の縄がヨコミ目掛けて、飛んでいく!しかし、ヨコミは避けようとする素振りも見せず、ニヤリと笑った。


ヨコミ「鋏の舞(シザーダンス)改二(マークツー)!!」

 ヨコミの両手に巨大なハサミが装備される!そしてそのまま電動丸ノコギリすらも凌駕するスピードで回転する!その二刀流の鋏を持った大回転によりロッカが飛ばした縄は全て切断される。


ヨコミ「はっは!変身までして結局使うのは縄とはな!草ァ!草ァ!草ァ!」

ロッカ「なんでだにょ!伝説の力がそんなハサミに負けるんだにょぉぉぉぉおおお!!」

ヨコミ「この伝説厨がYO!それ使っとけば勝てると思ったら大間違いだゾ!!」

ロッカ「チキショー!だったら!!」

 縄での攻撃をやめ、右手の剣を振りかざし、ヨコミへと斬りかかるロッカ。


ロッカ「ニョー!!!!!!!!キャリバァァァァァァアアアアアアアア!!」

ヨコミ「ま、近接だったら近接で、ワタシが上手なんだよな!!」

 ロッカの剣戟けんげきを片方のハサミだけで楽々と捌くヨコミ。そして、ロッカの右手の剣を思いっきり弾き飛ばす。飛んで行った剣は遠くの地面へと突き刺さる。


ロッカ「にょ!ワタチの剣がぁ!!」

ヨコミ「取ったりー!!」

 ヨコミは持ち前の俊敏さで、地面に刺さったロッカの剣を回収し、我が物とする。


ヨコミ「これでワタシの勝ちだな!どうだい?キミの弱点を身を持って知る事が出来ただろう?」

ロッカ「にょっぉぉぉぉぉおっぉおっぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉおおお!!いや、これは相性が悪いだけだにょ!!そりゃあ縄にハサミなんか使われたら負けるニョ?」

ヨコミ「まだ理解していないようだな?二回戦をやってもいいぞ?」

ロッカ「望む所だにょ......二回戦!スタートォ!」

ヨコミ「はい終わり」

ロッカ「アッ!」

 ロッカは突然意識を失う。一体何が起こったのだろうか。そこに、ごら子、エコロ、メメイ、マフィンがやって来る。少し前から、距離を置いて二人の戦いを見ていたようだ。その後ろからついてくるのは争いを見るのが好きなギャラリーだろうか。ビール瓶を持ったボサボサの顎鬚の男や、ラバースーツを身にまとった顔に「DEATH」と刺青を掘られた女など数名がいた。ごら子がヨコミへと話かける。


ごら子「もの凄く早い手刀ね、ヨコミ......私で無きゃ見逃していたわ」

ヨコミ「ま、いつも素振りしてるからな!草!」

 そう、ヨコミの強力な手刀によって、ロッカの後頭部付近へ鎧越しに脳へと衝撃を与え、彼女を失神させたのだ。


ヨコミ「ロッカ、今の戦いを通して少しでも成長してくれれば良いがな......まぁワタシも人の心配をしてる場合では無いな!ここで、強くならないと」

 ヨコミは、気絶したロッカをおぶる。そして遠くに見える、巨大な塔の方へと向き直る。


ヨコミ「さぁ、行こうか......神々の道楽(ラグナティア)へ!!」

エコロ「やっぱり、神々の道楽(ラグナティア)しかないよね」

ごら子「ええ、勿論よ」

 首を傾げるマフィンとメメイだったが、ヨコミ達はなんだかしっとりとして表情でそのまま歩みを進めていく。神々の道楽(ラグナティア)とは一体......ロッカはここで、強くなる事は出来るのだろうか!!!!!????

たのちい

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