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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
7.メリルーマウンテン編

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48/70

7-4.地獄の回転寿司!!ロッカVSコサン!!

2月分更新!

ロッカ「にゅーぅぅぅ!!」


チャルメ「まぁまぁ落ち着いてwコサンは誰に対してもこんな感じだからさ」


ロッカ「だとしても腹が立つにょ!!」


店長「ほらほら、喋ってもいいけど手を動かして」

通りすがった店長の声を聞き、マグロの切りつけを再開する。


チャルメ「それじゃあ私は他の魚切ってくるから、マグロは頼んだよー」

ロッカ「はい!分かったにょ!!オラオラオラオラ!!」

早く、そして正確にマグロを切りつけるロッカ。お客さんに出しても問題ないレベルだ。


ロッカ「っしゃあああああああいいいい!!」

切りつけ完了!!ほっと一息するロッカ。そこに再び店長がやってくる。


店長「お、いいんじゃない?それじゃあ次はそれをシャリに乗っけて皿に乗せて提供するんだよ」


ロッカ「え?それもワタチがやるにょ?」


店長「そうだよ、だって今日の出勤は四人だし、他に任せられる人いないでしょ?」


ロッカ「四人だし、じゃないにょ!!もう三人くらいいないとダメでしょこれ!!」


店長「人手不足だから仕方ないよ、頼んだよ」


ロッカ「ハァ!?なんで人手不足か考えてみ?こんなんだからだにょ!!アホみたいに働かされてそれで人が辞めて、負のループだにょ!!そもそもなんでこの山の中に寿司屋があるんだにょ!!??客だって魔法で作ってるんでしょ?????コサンとチャルメちゃんを見るに、ワタチをお仕置きする為にいきなりこしらえたわけでも無いでしょ!!わけわかめ〜!!ちょろちょろーちょろww」

ロッカは顔を赤くしながら店長に距離を詰め早口で話す。それを受け止めて店長はニヤリと笑い、口を開いた。


店長「……教えてあげようか?どうして僕たちが、架空の寿司屋で架空の客を相手に働いているのかを!!」


ロッカ「おうおう!教えろにょ!!」


店長「ここ、メリルーマウンテンは刑務所であり更生施設。僕、コサン、チャルメは過去に犯罪を犯し、刑をまっとうしているのさ」


ロッカ「にゃん……だと……」

山の中にあった大量のお仕置装置、常識図鑑、そして労働の疑似体験。ロッカはここでの出来事に納得した。


店長「そして、君のようにここに入って来た人を上手く教育すれば、僕たちの刑は軽くなり、ここから早く出られるってわけさ」


ロッカ「こんにゃろー!!そう言う事だったにょねー!!んじゃあワタチは特に罪を犯したわけでも無いからこの辺りでバイバイさせてもらうにょ!!」

ロッカは常識図鑑と共にオーマイスシヨシから出ようとする。しかしそこに怒り狂いながらコサンがやってくる。


コサン「何帰ろうとしてるの?まだ仕事沢山あるけど。全部終わらせてから帰って貰える?」

そう言って出入口を塞ぐコサン。


ロッカ「こんな事に付き合ってられっかって言ってんだにょ!ワタチは早く学校の皆に会わなきゃ行けないんだにょ!!」

コサンをかわして無理やり外に出ようとするロッカ。それを見たコサンが指を鳴らすと建物の中が突然、大きく揺れ始めた。


コサン「これが俺の魔法!回転寿司(ザ・ローリングスシ)!!寿司屋を回転させる事が出来る!!」

オーマイスシヨシが建物もろともぐるぐるぐるぐる回り出す。客もその揺れに耐えきれず、どんどん倒れていく。しかし、コサンだけは回転の影響を受けていない!


ロッカ「何やってんだにょおおおおおおおおおお!!お客さんが酷い事になってるにょおおおおおおお!!アンタこんな事したら罪が重たくなっちゃうにょ!!ここから出たくないにょ!?」

コサン「何を言ってるんだ、出たいだなんてちっとも思ってねえよ?」

ロッカ「え!?ええええええええ!?」

回転に耐えていたロッカだったが、コサンのまさかの発言にビックリしてしまい、体勢を崩してしまう。魔法で作られた客達は回転の衝撃に耐えきれず、消滅していく。店長とチャルメも、特にこれを止める事はなく、遠くで見ていた。


店長「本当は止めるべきなんだろうけど、まあ観るよね」

チャルメ「店長……」

ロッカは全身に強い強化魔法(バフ)をかけて、寿司屋の回転に耐えられる程屈強になる。


ロッカ「コサン!ここから出たく無いとはどういうことだにょ!そんなに寿司が好きになったのか!!?」

コサン「ちげぇよ……俺は、ここに入って来たお前みたいな奴に、仕事でマウントを取るのが生きがいなんだよお!!仕事マウントを取るために!俺は一生ここのバイトで居続けるんだ!!」

ロッカ「ふぁーー!!?マウントの為だけにぃーー!!?こいつ、ヤバいやつだにょ!!早く何とかしないと、縛れ!!」

更に建物の回転スピードを上げるコサン、それに対抗するように、ロッカは束縛魔法を発動!縄がコサンを縛りつけようとする!がしかし、間一髪で避けられてしまう。


ロッカ「まだまだだにょ!!ネットネトネットー!!」

網目状になった縄がコサンに覆い被さる。


コサン「んだよコレ!!」

見事、ロッカの仕掛けた縄のネットがコサンを捉えた!!コサンは上手く身動きが出来ずにもがいている。


ロッカ「やったにょ!!それじゃあワタチは帰るにょー!!おちゅかれさまー」

外に出ようとするロッカだったが、彼女の背中に何かが思いっきりぶつかる。


ロッカ「いってぇにょおおおおおおおおおおおおおおお!!」

背中に当たったのは、寿司だった……


コサン「回転寿司(ザ・ローリングスシ)の真の力!!高速回転した寿司の弾丸を生み出し射出する!!」

右手の指を銃を思わせる形にし、ロッカに向けていた。網に絡まりながらも、その手の先端から回転する寿司の弾丸を撃ったのだ。そして寿司弾丸が落ちた場所には、ブリがビチビチと跳ねていた!


ロッカ「これアジ!?」

コサン「アジなわけねーだろブリ!!相手に当たった寿司の弾丸はその寿司ネタの魚の姿へと戻り、お前に襲いかかる!!」

ブリが高く飛び上がりロッカへと襲いかかる!!腕に噛みつかれてしまった!!


ロッカ「いてぇ!いてぇにょぉぉぉおおお!この魚ぁ!!縛れ!!」

縛り縄によってブリを縄で縛るが、そんな物をもろともせず再び勢いよくロッカへと噛みつく!!


ロッカ「あんあんブリ!ブリ!ブリリリリリリリリ!!」


コサン「きったねぇな……飲食店で店員がそういうこと言うのはありえないの分かる?」


ロッカ「うるせーにょ!アンタがブリなんか出すからいけねぇんだろうがよぉい!ブリリ!ブリブリ!ブリリリィ!!くっそぉ!ブリブリだけにね!ワタチの回復魔法がワタチ自信に使えれば良かったのにぃ!!」

そう、ロッカの回復魔法は自分自身に使うことが出来ない。ロッカも魔女の基礎である強化魔法(バフ)による自然治癒は習得しているが、それではしのげないほどに魔法ブリによる攻撃は手痛い物となっていた。


チャルメ「これはコサンの勝ちかな?ロッカちゃーん、諦めないで頑張れー」

店長「もうちょっと楽しませてくれてもいいんだよぉ?」

チャルメと店長は寿司を食べながら二人の対決を見て盛り上がっていた。


コサン「お前はここで負けるんだよ、そして働くんだ。そしたら色々教えてやるよ、みっちりとなぁ!」

ロッカ「色々ってなんだにょ!?まさかワタチを大人の女にしてやる気かー?」

コサン「何言ってんだお前は……あーもういいわ、これで終わりだ。マグロ弾オラ!」

魔力を込めたマグロの寿司の弾丸がロッカへと飛んでいく。これが着弾すれば、ロッカは巨大なマグロの餌食になるだろう。万事休すか!?


ロッカ「パクっ!」

コサン「ほう?」

なんと!ロッカは口を大きく開き、飛んできたマグロ寿司の弾丸を食べてしまった!!


ロッカ「これだわぁーん!そう!お寿司の状態の時に食べてあげれば良いだけだにょぉおおおおおおお!!」

チャルメ「なるほど!その手があったか……ロッカちゃん面白い!」

店長「退屈させてくれなかったようだねぇ、まったく」

まさかの戦略に驚愕する二人。回転寿司(ザ・ローリングスシ)攻略か!?


コサン「クフフ……ハァーハッハッハ!こいつはやはり馬鹿だ!!ハッハッハぁー!!」

コサンがお腹を抱えて笑い始める。自分が劣勢になったとは思えない程の狂ったように大笑いをして見せた


ロッカ「何が……何が馬鹿だにょ!!アンタの攻撃はもうワタチには通用しなーい!!ほにゃほにゃほにゃー!!」

コサン「教えてやるよ……そして絶望しろ!回転寿司(ザ・ローリングスシ)の弾丸の力は、飲み込まれようが、噛み砕かれようが発動する!!つまりな、今から巨大なマグロがお前の身体を突き破って飛び出して来るぜ!!そしたらお前は死ぬなぁ!」

ロッカ「にゃ!?にゃんだってえぇえええええ!?!?やばいやばいやばいにょ!ワタチからマグロが産まれりゅうううううう!産まれてきちゃうううううううう!!」

ロッカの腹が少し膨れて来た気がした。冷や汗が垂れる。このままマグロに腹を突き破られ死んでしまうのか!?


コサン「ハハハハ!!俺がここに投獄された理由、俺の罪を教えよう!!俺は今まで魔法界(ソルシエーレ)各地の寿司屋のバイトリーダーとして、新人達をこき使い、過労死させてきた!!その数は34人!!過労死はその人自身の問題だ!!罪にならないと思っていたが、俺は裁かれちまったんだぜ!!」

ロッカ「なんだコイツ!?ヤバすぎるにょ!!」

コサン「それでな、何が言いたいかって?お前を殺す事に抵抗は無いって事だよぉ!?だがな、土下座して『申し訳ありませんでした、ここで一生働きます』と言えば魔法を解除してやるよぉ!!」

コサンが、ロッカに歩み寄りながら、狂ったような表情で語りかける。


ロッカ「申し訳……」

コサン「ああん聞こえねぇなぁ?」

ロッカ「ありません……」

コサン「おお?」

ロッカ「とか言うわけねぇだろうがよぉ!!!この変態ブラックバイトリーダーめぇ!!アンタに頭下げるなんて死んでもゴメンだにょおおおおおお!!この世の終わりみたいな奴の癖になーに調子乗ってんのぉ??もうアンタの負けだにょ!!」

コサンを嘲笑うかのように、まくし立てるロッカ。コサンはその姿を見て驚きながらもロッカにトドメをさそうとする。


コサン「負けるのはお前だァ!!寿司の弾丸よ!巨大マグロとなれ!!いっけぇえええええええ!!ってあれ?」

ロッカの胃は破られる事無く、それどころか何も起きなかった。


コサン「何故だ!!何故だ弾丸が魚にならない!?」

ロッカ「ちゅっちゅっちゅー!!おちえてあげるにょー!!」

ロッカが説明を始める。


ロッカ「ワタチはここ三日間、歯を磨いて無いにょ!!そして最近ワタチは宿の朝のビッフェでドリアンと納豆とニンニクを食べまくっている!」

チャルメ「ま!?まさか、ロッカちゃんの胃の中、口の中が臭すぎて寿司の弾丸が腐り果てたってコト!?」

ロッカ「そういう事だにょおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおおお!!」

コサン「不潔!不潔すぎる!!」

あまりにも強く汚染されたロッカの身体の中で、寿司の弾丸は腐り果てて、巨大なマグロとなる前に機能を停止したのだった。


コサン「畜生!お前終わってやがる!!」

ロッカ「終わってるのはどっちかにゃー???ほにゃほにゃほにゃー!!」

コサン「ふざけやがって、こうなったら……全力で魔力を解放し、撃てるだけの寿司の弾丸を撃ち、終わらせてやる!回転寿司(ザ・ローリングスシ)!!フルスロットル!!寿司百貫落とし!!」

コサンが両手を広げると、その背後に百貫の寿司の弾丸が現れる!!そしてコサンが指をロッカの方へと向けると、そこへと弾丸が同時に飛んでいく!!


コサン「終わりだあああああああ!!」

ロッカ「残念!!それを待ってたにょおおおおおおおおお!!ネットネトネットおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

コサン「なにぃいいいいいいいい!!」

ロッカは魔法の縄で出来た巨大な網を目の前に生み出す!!寿司の弾丸は全てネットにひっかかる!!ネットに着弾した弾丸達は皆魚の姿となるが、すでにネットは閉じている!!


コサン「なんだよお前……馬鹿だと思ったら意外と冴えてるじゃねえか」

ロッカ「ワタチだって学校の皆と一緒に成長してるにょ!!だから労働で何かを学ぶ必要なんてなし!!」

魔力を使い果たしたコサンが跪く。ロッカはコサンに手を伸ばし、立ち上がらせた。


ロッカ「それじゃあ、ワタチはここで帰るにょ!!」

コサン「しょうがねぇな……俺たちの分まで、外の世界で青春してこいや」

コサンがロッカを見送る。がしかし、そこに拍手の音が聞こえてくる。


店長「見事だったよロッカさん。だけどね、ここは当日の退職はできないんだ、今日一日は働いて貰うよ?」

ロッカ「にょ……にょおおおおおおおおおおおおおお」

店長「いい勝負を見せてもらったからね、今から一時間休憩取って来ていいよ。その後は退勤時間まで働いてね」

ロッカ「やった!!ってそれ普通の事じゃね?」

という事で、なんだかんだ一日分は働いたロッカであった。


そして、退勤の時間がやってくる。一日の労働でありながらそれなりに仕事を覚えたロッカ。彼女を三人が見送る。


チャルメ「短い間だったけど、寂しくなるねー。ロッカちゃん、どこか私に似てて勝手に親近感湧いちゃってさ。外でも頑張ってね」

ロッカ「ありがとぅー!!チャルメ先輩はこんな地獄のような所でも優しくなれる天使みたいな人だと思うにょ!貴方みたいな天使がなんでこんな所に?」

チャルメ「小学生の男の子を襲っちゃって捕まったの」

ロッカ「なーんだそんなことかぁー!ワタチもショタ襲って牢獄に入れられた事があるにょ!!」

チャルメ「やっぱ似てるわ私たち、ウケるー」

ウケるーじゃないが。


コサン「何時でも戻ってこいよな、またシバいてやるから」

ロッカ「一生来ないにょ!」

店長「それじゃ、この書類書いといてねお疲れ様ー!」

ロッカ「そっけなぁー!!塩だにょ!」

チャルメ「辞められ慣れてるからねー」

ロッカ「慣れちゃダメだにょー!!それじゃバイバーイ!みんな頑張ってにぇー!!」

三人「ご来店、ありがとうございました!」

店長、チャルメ、コサンがロッカにお辞儀をして見送る。ロッカはこの先にあるメリルーマウンテンの出口へと向かった。


店長「チャルメさんは、戦わなくて良かったのかい?彼女を止められれば刑期が縮まったんだよ?」

この更生施設、オーマイスシヨシにやってきた新人を働かせる事が出来れば、三人の刑期、つまりここから出られるまでの時間が少し減っていくのだ。

チャルメ「いいんですよ店長ー、それに思ったんです。私がここにいる分、ロッカちゃんに外での生活を楽しんで欲しいんで。どーせ私は後一年で出られるんでー!店長こそ、止めれば良かったじゃないですか?本気出せば行けたでしょう?」

店長「いやー、止めてもどうせ僕は出られないさ!」


オーマイスシヨシ店長は、魔法界(ソルシエーレ)七大罪人の一人であった。彼の名はバルバロス=バルバロッサ。源流界(プルミエ)の人間、百五十人を誘拐し人体錬成を行い、時を操る魔法を生み出した男である。





【メリルーマウンテン:出口】

太陽の光が見えた!すぐ目の前には今度こそメリルーマウンテンの出口があった!


ロッカ「やった!やったにょおおおおおおおお!!ジョーチャン!!あれが外の世界よー!!」

常識図鑑「アレガ……オレノアコガレタ……ッテヘンナアダナツケルナー!!」

ロッカ「さぁ!!行くわよぉぉぉぉおおおおおおおお!!ゴオオオオオオオオオオル」

常識図鑑を連れ、ロッカは思いっきり走り、山の外へと飛び出して行く!!


ロッカ「って……え……」

驚愕するロッカの眼前には、数え切れぬ程の凶魔獣(ペイン)が跋扈していた。凶魔獣(ペイン)達は近くの森林や村の住民を襲撃していた。


ロッカ「これはどういうことなにょー!?はっ!皆は無事!?早く合宿場に戻らないと!!」

チャーリン襲来編、開幕

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