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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
7.メリルーマウンテン編

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45/70

7-1.魔法界の歴史!!そしてロッカ、突然の発狂!!

うーん崩壊

ルナクレープ魔法合宿後半戦

まほ検対策 二日目 座学の時間。


ラルコット「この魔法界ソルシエーレはかつて、人のいない魔獣エリンだけの世界だった。始まりはそう……源流プルミエ暦1502年、アメリカ合衆国ニューイングランドにあるシーラモ村に、突然現れた源流界プルミエ魔法科界ソルシエーレを繋ぐ巨大な渦。それに吸い込まれた村民達が、初めて魔法界ソルシエーレへとやってきた人類と言われているわ」

 シーラモ村で渦が現れたその時を再現した絵画をホワイトボードに貼り付けながら、ラルコット先生が話す。


ラルコット「これを初めとして、世界各地の色々な所で同じような渦が現れて、源流界プルミエの沢山の人々が魔法界ソルシエーレいざなわれたの」

 世界を繋ぐ渦が現れた場所と、その年号が書かれた表を生徒達に配るラルコット先生。その表からは

全部で56か所に渦が現れた事が分かる。


ラルコット「当時、魔法界ソルシエーレにやって来た人々は、源流界プルミエに帰る手段が分からなかったの。来るために通った渦は直ぐに消えてしまったしね。そこで、やって来た人々は住居を作ったり、食料を自力で手に入れたりして文明を作りあげたの」

当時のプルミエの様子が描かれた絵をホワイトボードに貼り付けるラルコット先生。


ラルコット「魔法界(ソルシエーレ)という新天地の開拓は想像よりも早く進んで言ったわ。だけど、源流界(プルミエ)から魔法界(ソルシエーレ)へと人類がやって来てから3年たった頃、事件は起きたの」

ラルコット先生の声色が少し暗くなる。


ラルコット「魔法界(ソルシエーレ)の地下に眠る小さな遺跡。その奥にある小さな箱をとある冒険家が見つけ、開いた時……全てが変わってしまったの」

何枚ものペインの写真を、ホワイトボードに大量に貼り付けるラルコット先生。およそ50枚ほどだろうか。


ラルコット「そう、その『パンドラの箱』が開かれた瞬間から、魔法界(ソルシエーレ)にペインが現れるようになったの……」


ロッカ「にょええええええええええ!?」

さっきまで静かに話を聞いていたロッカだったが、つい大声を出してしまう。辺りを見渡すロッカ。生徒の半分はこの話を聞いてびっくりしているようだったが、もう半分の生徒は一般常識として、この事を知っていたようだ。


ラルコット「意図せずとも魔法界(ソルシエーレ)にペインという存在を解放してしまった人間に、その罪を償わせようと半神獣(テミオス)達が降臨。この日から魔法界(ソルシエーレ)で生活していた人類は魔女、魔法使いとしてペインを倒す宿命を背負う事となったの!」

ラルコット先生がホワイトボードに貼られた全ての資料を剥がしながら話を終えた。


ピップ「そんな歴史があったんですねぇ〜」

微妙に関心したような顔でそう発言するピップ。ノートに適当にメモをして、鉛筆を筆箱へとしまった。


ラルコット「魔法使いをやる上で大事な知識だから覚えてね!はい!今日の座学おしまい!皆さん大好きバトルタイムの……始まりよ!」

ラルコットの号令と共に、皆が演習場へと飛び出して行く。実技演習二日目、開始!生徒全員が演習場へと集った!


ロッカ「さぁ!!無敵のワタチと戦いたい奴!こいにょ!へぇーい!へぇーい!にょwにょwにょwジュルルルルw」

舌なめずりをしながら周囲を挑発するような動きをするロッカ。そこに、一人の青年がやってくる。


ツーボー「だったら、俺とやろうぜ!」


ロッカ「お!あんた、ワタチに挑むとは勇気あるにぇ!?」

爽やかフェイスの少年、ツーボー=オージーがロッカの元へとやってきた。ロッカは彼をにちゃつきながらどつく。二人は流れるように演習場へと歩いていった。


ロッカVSツーボーの戦いが、今始まる!


ツーボー「手拍子お願いするよ!いつでも準備オッケーだよ……来い!」

魔力構築(ビルド)をしながら待ち構えるツーボー。


ロッカ「あん!(パァン!)」

汚い声を上げながら、すぐに手拍子をするロッカ。戦いは余韻も無く始まった!すぐさま両手を広げ、そこから縄を生み出すロッカ。縄はそのままツーボーの元へと襲いかかってくる。


ツーボー「フンッ!」

右のてのひらから白い壺を生み出し、前へと投げるツーボー。投げられた壺はロッカの縄を吸い寄せた。縄は壺の中に吸い寄せられる。掃除機、あるいはバキュームのように縄を吸引している。


ロッカ「ちゅっちゅされてるにょー!!ほにゃぁぁぁぁぁぁああああああ!!シュゥゥゥウウウウウ!」

吸い込まれた縄を見ながら、何故か嬉しげなロッカ。吸い込む壺の真似をするように、ロッカは口を尖らせ、音を立てながら思いっきり息を吸う。


ツーボー「そんなおふざけしててしてて良いのかい?今度はこっちからいくよ!!」

ツーボーは3つの壺を生み出した!それぞれが、赤、青、黄の光を放っている!彼は各壺の能力を解説しながら。ロッカに向かって壺を飛ばす。


ツーボー「赤壺(レッドポット)は火を起こす!」

赤い壺を間一髪で避けたロッカ。壺は地面にぶつかり割れた。その着地点から爆発が起こり周辺が燃え盛る。


ツーボー「青壺(ブルーポット)は水を撒く!」

次に飛んできた青いツボは、赤い壺によって生まれた炎を避けるようにして辺りに水を撒いた。


ロッカ「そんなショボい勢いで水なんてかけられても、そんなのキモティーだけだにょ!むしろありがとうだにょ!!」

ロッカは自分から青い壺が撒く水を浴びに行った。それを見たツーボーはすかさず黄色い壺を飛ばす。


ビリビリビリィ!!


ツーボー「黄色壺(イエローポット)は電気を放つ!」

水浸しになったロッカに、黄色い壺から電気が放たれる。壺から生まれた水によって電気が通りやすくなっているロッカの肉体に大ダメージ!


ロッカ!そのままノックアウト!!


ロッカ「にょぉぉぉ……」


ツーボー「勝負あり!俺の勝ちみたいだな!」

ロッカ、敗北!勝者!ツーボー!!倒れたロッカを休憩所まで運んでいき、ツーボーは次の戦いに挑むのであった。


1時間後……


ロッカ「あー!もぉぉぉん!なんでワタチが負けたんだにょ!!ワタチは最強なのにぃぃいいいいい!!カダブダケネレヌユフ!!ヘヌアハタナタノサトタソオソ!!」

体力、魔力共に回復したロッカが起き上がる。負けたのが悔しいのか、発狂している。


ロッカ「にょぉぉぉぉおおおおおおお!ムンチョッポス!!ヌンゲスティエンジュ!!!ヴェラリムュス!!チャルリナブラ!!ジェルテヌグァンシス!!デュカヒキヨエメラ!!ホドルセヌク!!ホムディハン!!バルザックァンロォ!!ユユコネティブ!!シムツケッソ!!ネカケユメクティィィィイイイイイイイイン!!」

周囲の生徒たちはロッカを恐ろしがっている。皆ロッカがどのような人間かを理解していたつもりかだったが、この発狂は今までの比ではない。度を越した不快感がある。


エコロ「ロッカ!!やめなさーい!!」

周囲の雰囲気を察して、エコロがロッカの発狂を止めに入る。エコロはロッカを羽交い締めにし、身動きを封じた。しかしロッカはそれでも止まらなかった。


ロッカ「ワタチニフレルナァ!!メルヌガユユユーン!!ヘマツツネ!!ドゲメヌカデルゥワ!!!!」

ロッカは体の自由を奪われながらも、魔法を発動する。魔法の縄が四方八方に飛んでいく。エコロはロッカを羽交い締めにしながらもしっかりと避けていく。周りで見ていた生徒達の方にも縄は飛んでいくが、皆上手に回避している。ロッカは更に暴れ回る!!


マッソン「何やってんのアンタ!!」

実技演習を遠くで見ていたマッソン先生が近くへやってくる。エコロからロッカを受け取り、運んでいく。


ロッカ「ド!!ドコニツレテイクキダニョオ!!」


ロッカはマッソン先生によって、ガナルスティール湖の外れにある巨大な山「メリルーマウンテン」の頂上へと運ばれた!


マッソン「さぁ!!超生徒指導(スーパーマッソン)タイムの……始まりよ!!」


ロッカ「スッ……超生活指導(スーパーマッソン)タイムゥゥゥゥー!!??」

その嫌な予感がする響きに、何かを思い出すロッカ。ルナクレープ魔法学校に転校してきた初日に体験した、人格矯正(マッソン)ゲームだ……。


マッソン先生が求めている答えを出すまで、永遠に頭にタライを落とされるゲーム。人格矯正(マッソン)ゲーム。ロッカは落ちてきたタライを避ける事によって、何とかゲームを終わらせることが出来た。しかし、もしゲームがずっと続いてしまっていたら、ロッカの頭に何百、何千というタライが落ち、ただでさえおかしいロッカの脳が更に可笑しくなってしまっていただろう。


マッソン「さぁ!始めるわよぉぉおおおお!!」

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