6-4.実技演習開始!!初心者対決!!ロッカVSペッピ!!
また、書くよぉー!!
ピップ「ヒィ!やっぱりこうなりますか……」
20m×20mのフィールドで、魔法でのタイマンを行う実技演習。ロッカとピップ……まほ検三級を目指す二人の対決が始まろうとしていた。生徒達の中には、近くのフィールドでもう既にに戦闘を始めている者たちもいた。ロッカがフィールドに足を踏み入れる。ピップも覚悟を決め、ロッカの目の前に立つ。演習のルールは簡単、二人の内どちらかが敗北を認めるか、フィールドの外に出るかで勝負を決める。試合開始は対戦相手と15mの距離を取りどちらかが手拍子を鳴らす事で始まる事とする。
ロッカ「それじゃあ手拍子よろしくにぇーん!ピップちゃーん!」
ピップへと投げキッスをするロッカ。ピップは少し引きながらも、気を整えて手拍子を鳴らした。
戦闘開始だ!
ロッカ「行くにょ!シバレ!」
主人公だが余り戦闘しないので、彼女の能力を忘れている方もいるだろう。彼女の得意とする魔法は大きく分けて二つ。一つは紐状の物を生み出して相手を縛り付ける創造魔法。もう一つは仲間の傷を治す癒しの属性魔法だ。
ピップ「私だって、負けません!ハァ!」
ピップは魔法使いになったものの、まだ得意と言える魔法は無い。しかし、サッカー特訓の最終日に何かを掴んだようで、今からそれを試そうとしている。
ロッカの魔法によって、ピップの周囲に縄が現れ、彼の身体を縛り付けようと襲いかかる。しかし、ピップはそれを全て上手に回避した!
ロッカ「あらぁーん、強くなったじゅあなぁーい?」
ロッカが舌なめずりをする。ロッカがピップと初めてあった時ピップはこの魔法にやられてしまったが、その時は不意打ちだった上に、ピップはまだ魔法使いでも何でも無かった。今は魔法の力を解放し、身体能力は元の10倍程になっている。ロッカの舐め腐った攻撃を回避するなど容易い。
ロッカ「だったらこれはぁーん?ネットネトネットぉぉぉおおおん!!おんおんあんあんいやぁーん!!」
攻撃を続けるロッカ、次はサッカー特訓の時についに身につけた新技をすかさず発動!縄で作られた巨大なネットが、ピップを襲う!ネットはとても大きく。フィールドの三分の一を覆う程だ。
ピップ「こんなんに引っかかったらほぼ負けですぅぅぅ!!」
上から覆い被さるように落ちてくるネットから、逃げ出すように走るピップ、スライディングで間一髪地面に落ちるネットから離れる。
ピップ「私だってやられてばっかりじゃないですよ!!いきます!!ソレッ!!って……あれ?」
ピップが反撃をしようと、今まで掴んで来た感覚を頼りに魔法を発動!したが、そこに出てきたのは両手に丁度収まりきるほどの少し大きい卵だった。
ピップ「卵!?これでどうしろと……」
ロッカ「にょwにょwにょwなんか産まれたにょぉぉぉ!!ブリッと出たにょーwww」
困惑するピップを煽るロッカ。勝ちを確信したのか、ほにゃほにゃの舞を踊る。ピップは悔しがりつつも、諦めずもう一度同じ感覚で魔法を発動!!すると……
むくぅーむくむくむくー!
ピップ「ん!?これは一体……どういう……」
先程の卵が膨らみ、一回り大きくなった。いまいちどういう事か理解出来ていないピップだったが、考えても仕方無いのでひたすら同じように魔法を発動し続ける事にした。
ロッカ「おほー!タマタマ大きくなったにょー!!良かったにぇー!!ほにゃほにゃー!!」
膨らんだ卵を見てそう言いつつ、ロッカは再び攻撃へと転じる。先程より多くの縄を生み出し、ピップに襲わせる。
ピップ「クソッ!このままではそのうち捕まって終わりです!でも、私に出来る事と言えば……この卵を膨らますだけ……」
ピップはひたすらロッカの縄による束縛を回避しながら、スキを見て魔法を発動し謎の卵を膨らませるか、物理攻撃を仕掛けて行く。
ロッカ「ワタチは最強ーーーー!!これはワタチの勝ちだにぇーーーーーー!!」
ネットを二枚同時に展開し、畳み掛けようとするロッカ。ピップの体力も少し削れて来た、ほんの一瞬でも遅れればネットに捕まっていた。それほどのギリギリで回避した。
ペッピ「この状況……一体どうすれば!?」
ひたすら魔法を発動したものの、ただひたすら卵は大きくなるだけ。いよいよロッカの身長と同じほどの大きさになったが、何かが起きる事も無かった。ロッカによる縄の攻撃は続く。ピップの息が荒くなってくる。ロッカの魔力もそれなりに消費されてはいるが、まだまだ縄による猛攻は終わらなそうだ……
ロッカ「そろそろ、ケッチャコ……つけちゃうにょーwにょ!にょ!にょにょにょー!!ロッカちゃん、プリティスペシャルー!トルネードロープ!!」
ロッカの全力!無数の縄が渦を巻くように回転しながら、ピップに向かって襲いかかる!!逃げ場の無いほどの大量の縄。そしてピップ自身がそれを捌ききるほどの体力は残っていなかった……
ピップ「ヒィーーーー!!終わりですぅ!!」
がむしゃらに逃げ惑うピップ。遂に大量の縄に囲まれ捕まりそうになってしまったその時、大きく育った卵が光り輝きひび割れ、そこから物凄いスピードで何かが飛び出す!!
ロッカ「な!!何ぃー!?」
勝ちを確信していたロッカだったが、その一瞬何かが起きた事に驚く。直ぐにピップが縄に縛られたかを確認するが、ピップがいるであろうはずの場所には、誰もいなかった。
ロッカ「ど……どこに行きやがったぁー!?」
辺りを見渡すロッカ!20m×20mのフィールドで辺りを見渡せばすぐに人など見つけられるはずだが、ピップは何処にもいなかった。
ピップ「ここですよぉーー!!」
声のする方向……それは、上だった!!ロッカは声の先を見上げると、そこには大きな隼のような鳥に跨った、ピップの姿があった。
ロッカ「と、飛んでるぅー!!」
空飛ぶ大きな隼を見上げるロッカ。ピップは間一髪で魔法で生み出した卵から鳥を召喚する事に成功したのだ!!
ピップ「これ、落ちたらヤバいですっ!がこれはチャンス!空中からロッカさんに攻撃を仕掛けます!行きましょう!鳥さん!突撃です!」
隼「キィエエエエエエエエ!!」
隼と共にロッカへと突撃するピップ。鋭い爪でロッカを引き裂く!そしてくちばしでつつきまくった!素早い攻撃だ!反撃出来ない!
ピップ「良い感じです!このまま畳み掛けてしまいましょう!」
隼「キョォォォォォオオオオオ!」
ロッカ「にょーーーーーーー!!!」
抵抗しようと、魔法を発動しようとするロッカだったが、怒涛の猛攻によりそれは叶わない!間一髪発動出来ても、素早く空へと逃げられてしまう!
ロッカ「縛れ!縛れ!縛れ!縛れ!縛れーッ!」
miss! miss! miss! miss! miss!
ロッカ「はぁ……はぁ……」
魔力も体力も削れてきて、動きが鈍くなるロッカ。それを見逃さなかったピップはトドメの体勢に入る!
ピップ「これで私の……いや、私たちの勝ちです!!さぁ!行きましょう!」
隼「キョッキョッキョゥ!」
最大速度で、隼と共にロッカへと突っ込むピップ。隼の弾丸のような突進がロッカに直撃!
ロッカ「にょおおおおおおおおおおおおお!!」
避けられないと悟ったロッカは残された力を振り絞り、隼の攻撃を受ける前に思いっきり踏ん張った!!
ぼぉん!
あまりの衝撃にロッカは吹き飛ばされるが、ギリギリ戦闘エリア外に出る事はなく、耐えきった!!しかし、ピップはすかさず隼に命令する!
ピップ「後一歩!そのままロッカさんをエリアの外に押し出しましょう……ってあれ!?」
隼「キィ!キィエエエェェェェ……」
ロッカにトドメをさそうとした隼は突然、光の粒子となって消えていく。先程まで隼にに跨っていたピップは、そのままゆっくりと尻もちをついた。
ロッカ「え!?これってもしかしてチャンス!?いけーっ!縛れー!!縛れ!!縛れぇ!!」
その隙をつき、ロッカは残った全ての魔力を絞り出し、出来るだけ多く紐の輪を生み出し、そのままピップを縛った。身動きが取れなくなったピップは降参し、勝者はロッカとなった。
ロッカ「やった!やったにょ!!ギリギリまで諦めない気持ちが、ワタチに勝利を導いてくれたにょぉぉぉぉおおおお!!ショタ縛るの気持ちぃーー!!」
ピップ「え……そんな……鳥さん……」
一緒に仲間として戦った隼が消えてしまい俯くピップ。ロッカに負けた事よりも、隼が消えた事を悲しんでいる。そこに、二人の戦いをこっそり見ていたエコロがやってくる。
エコロ「大丈夫だよピップ君。君がもう一度この魔法を使えば、今日の記憶を持った鳥が生み出せる」
同じ魔法を使い続ければ、その魔法は成長する。魔法によって生み出された魔法生物は、使い手との過去の記憶、経験を宿して生み出されるのだ。
ピップ「使い捨ての生物では無かったんですね!!良かったぁ……教えてくれてありがとうございます!」
同じく魔法生物を生み出して戦うエコロの言葉を聞き、安心するピップ。フィールドの外に出て、休憩スペースへと向かった。それと入れ替わるようにロッカがエコロの元まで走ってくる。
ロッカ「にょおおおおおおお!!!!エコロちゅわぁぁぁあああん!!見てたたぁぁぁぁぁあ!!?!?ワタチのセクスィー!!なスタイルをぉ!!?」
狂喜乱舞するロッカを半笑いで見るエコロ。一級を受ける生徒達は、ここから少し離れた所で実技演習をしているが、エコロはロッカの様子が気になり、三級&準二級チームの所までやってきたのである。
エコロ「おめでとうロッカ。この経験を糧に、更に強くなるんだよ。私と張り合える位まで追いついてくれたら、嬉しいな」
ロッカが魔女になってからだいたい一ヶ月程、実力が身についてきた事にエコロは感心している。
ロッカ「エコロちゃんに追いつく!?チッチッチッ……チッチチッチコッパァーイ!!ブインブィーンw追いつくどころかもうワタチの方が強いんじゃにゃぁーい?」
ロッカは勝利の喜びのあまり調子に乗り、このような事を宣う。エコロは軽くうけながそうとしたが、彼女の何かにつっかかり、こう答えた。
エコロ「やってみる?」
コマファイター……ブーメランバトル……雪まつり……エコロはどんな時も、勝負事になるとスイッチが入り全力を出す……そのスイッチが、今入ってしまった……
ロッカ「お?やるにょやるにょ~ww」
次回! ロッカVSエコロ!!バトルスタンバイ!!
と見せかけて......
エコロ「オラァ!!暗黒爬虫•極紋•宵闇蜥蜴!!」
ロッカ「にょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
試合開始から7秒、エコロの勝利が決まった!!これが準一級レベルの強さ!!
ロッカ瞬殺!!という事で......次回は!!
ヨコミ=ヒメクリVSペンギーゴ=エンぺリン!!
ヨコミ「え!?次回ワタシの回なの!?お楽しみにな!!」
ペンギーゴ「こんな告知......緊張するよぉ......」




