1-4.シュイン!!最強コマバトル!!
コマのおもちゃでオサレにバトル!!
ロッカ「ほにゃほにゃー!ワタチ、甘海ロッカ!魔女でーす!」
エコロ「じゃーじゃーん!私、草壁エコロ!同じく魔女でーす」
今日も二人は元気です。
キーンコーンカーンコーン!
放課後 教室
ロッカ「ねぇねぇエコロちゃーん!コマファイターしようぜぇー↑」
エコロ「ロッカ、いきなりどうしたの?もしかして最近やってるCMに影響でもされた?」
コマファイター、それは今小学生の中で流行っている、オシャレなべいごまをぶつけあって戦う遊びである!子供たちの中で流行ってはいるが、このおもちゃには奥深い戦略性、こまのカスタム要素などが詰まっていて、結構本格的な為、一部マニアからも好まれている。
ロッカ「コマファイターを可愛くシュート!超!キューティ!素敵な女に、私はなる!」
最近始まったコマファイターの女の子に向けたCMのモノマネをするロッカ。
エコロ「別にやってあげてもいいけど、私には勝てないと思うよ? それでもいい?」
エコロ、やる気満々だった!
クラスメイト「スリー、トゥー、ワン! コマファイティン!」
ノリの良い一部のクラスメイトたちの掛け声と共に勝負が始まる。
ロッカ「ワタチのエレクトリカルポリネシアは、光と水のコマファイター!さぁエレポリ!エコロちゃんのコマを飲み込めぇ!」
エコロのコマに向かって突進するエレポリ!
キーンキーンキーン!
エコロ「フフフフフフフ、ロッカ、甘いわね。行きなさい! ウルティメイタンアブラアゲ! ロッカのエレポリを刈取れぇ!」
カーンカーン!アブラアゲの猛攻!弱るエレポリ!
ロッカ「なんで? どうして攻撃型にカスタムしたワタチのエレポリの攻撃が、ほとんど効いていないにょ!?」
ガチーンガチーン!
困惑するロッカ。
エコロ「私のアブラアゲは狐の紋章を持っているの。この紋章の力で、食らったダメージの8割を軽減する!」
コンコンコンコンコン!
腕を組んでドヤ顔になるエコロ。
このまま勝負が決まってしまうのか???
ロッカ「そう言う事ね、エコロちゃん! だったらこうだ! エレポリ! 第2形態、ライトニングモード! ほにゃほにゃー!」
ロッカがそう言うと、右腕を上げるとコマが光りだす!
ピッキーン!
エコロ「何……どういう事?」
驚くエコロを見て、ロッカが解説を始まる。
エコロ「これが、エレクトリカルポリネシアの真の姿! 太陽の光を吸収して、攻撃力を倍増させる事ができるにょ!」
本日は晴天! エレポリの強さが何倍にも跳ね上がる!光をまとったエレポリがアブラアゲに猛攻を仕掛ける!と言いたい所だが、市販のコマファイターにはそんな能力は無い。しかし、これはロッカとエコロが生み出した妄想という訳でもない。
ドドドドドドドドドド!
実は、魔女であるロッカとエコロ達は無意識コマファイターに対して魔力を流し込んでしまっていたのだ。すでに、二人のコマファイターはただのおもちゃでは無く、触れたら怪我をしてしまうレベルの凶器になっていた!しかし、二人や周囲の人々は熱中しすぎており、それに全く気づいていない!
エコロ「なんて言う強さなの!? このままでは負けてしまう!」
ロッカ「エヘヘー! どうよー?エコロちゅあーん!」
ロッカがぴょんぴょん飛び跳ねながら笑う。
エコロ「ロッカちゃん、流石だね……まさか私にこれを使わせるとは……」
不敵な笑みを浮かべるエコロ。
エコロ「限界破壊天地創生! 唯我独尊! 九尾の流儀!」
ロッカ「何!? なんなの!?」
ジュイーンジュジュイーン!
エコロのこまから9枚の刃が飛び出す!
エコロ「これ使った後だと、メンテナンスが大変なんだよねぇー。ロッカちゃん、これを私に使わせた事を誇りに思ってね!」
ジュイイイイイイイイイイイイン!!
襲いかかる刃!
エレポリ、散ってしまうのか?
ロッカ「ワタチが負ける? そんなの絶対ありえないにょ……ありえないにょおおおおおおおおおおおお!!」
ロッカが叫ぶ。刃たちが予測出来ない軌道で飛び回る。その刃物の内のひとつが教室の窓に向かって飛んで行った。
パリーン!
教室の窓が……割れた!?窓が割れるのは普通大惨事だが、皆周りの雰囲気に呑まれ、それに気づいていない!
エレポリ「FINALHOLYNKNIGHTS」
回転を止めてしまいそうだったエレポリが持ち直し、周りに閃光が降り注ぐ!!
ロッカ「何!? なんなにょこれは!?」
黄金に光り輝く自分のコマを見て、ロッカは驚く。
鍋助「あ、あれは!? かのアーサー王物語に登場する伝説の聖剣、エクスカリバー!?」
戦いを見ていた鍋助が声を上げる。
エレポリの周りに降り注ぐ閃光は、まるで聖剣のようだった。
エコロ「ロッカの『勝ちたい』っていう強い思いが、コマに届いたんだよ、きっと……」
エコロが微笑む。
エコロ「私の完敗だよ。 ロッカ!」
エレポリの光が、アブラアゲを飲み込むその時。
???「諦めてはいけません、エコロ」
時が、止まった。
エコロ「玉藻の前!?」
エコロの前に妖狐の化身が現れる。
玉藻の前「さあエコロ、前を向いて」
時が動き出す……
どごごごごごごごごごごごごごごごん!!
二つのコマがぶつかりあった衝撃で、大爆発が起こる!
どごごごごごごごごごごおおおおおおおおおおん!!
大爆発......