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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
5.魔法サッカー編

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32/70

5-3.旅館は超高級!?魔法男子達の戯れ!!

 キャラが一気に増えるぞぉ

【ガナルスティール村 憩いの宿『宮迫』】


ロッカ「うおおおおおおおおおお!!めっちゃ綺麗~!!」

 魔法合宿一日目、サッカー特訓が終わり、宿泊所までやってきた生徒一同。ここ、憩いの宿『宮迫』は安らぎと静寂をテーマにした高級旅館だ。ガナルスティール村にやって来るまで使ったギガ=ウマの馬車もかなり豪華な物だったが、ここはそれを更に凌駕するほどのプレミアム感に満ち溢れていた。


ヨコミ「お!あっちにお土産屋があるぞ!早速買いに行こうかな!」


ラバーン「おいおい、まだ合宿が終わるまで19日もあるんだ。今からお土産買ってどうするんだい?」


ヨコミ「宿の部屋についたら、食べるんだ。そんで、合宿から帰る時にまた買う」


ラバーン「そんなに買って大丈夫かい?ヨコミ、そんなにお金ないんだろ?」


ヨコミ「まぁまぁ、こんな豪華な宿でケチケチするのも良くないさ。パーっと使おうパーッと」

 ラバーンとヨコミが土産屋を見ながらそんな会話を交わす。二人はサッカーの試合にて一緒にフォワードをやった為か、少し仲が良くなったようだ。彼女達以外の生徒も、サッカーやギガ=ウマでのしっぽ取りバトルでの新しい出会いもあってか、移動時間で今まで話したことが無い人や、別のクラスの生徒ウケと会話を交わしていた。


ピップ「ああ......とっても広い宿ですぅ......」

 キメオラ村の一件から、自身も強くなろうと決心し魔法学校へと転入した、裸の上に茶色い布とマフラーを付けた少年ピップも、宿の広さに感激している。


ハムッチ「こんなんで感動しちゃうなんてウケるぅー!ピップの価値観雑魚過ぎるぅー!ざぁこ!ざぁこ!」


ピップ「なんですか!?私はずっとキメオラ村の隅っこの小さな家で暮らしてたんです!だから私にとっては凄いんですよ!」


ハムッチ「あっそ、ウケるー」

 ピップと同じトロワ組で年齢も同じくらいの幼女、ハムッチ=メスガキィが彼をおちょくる。腹が立ったピップは少し距離を置いたが、ハムッチはそれを見てまたクスクスと笑っている。


ラルコット「はーい!みんなちゅうもーく!!この後は事前に話したグループ分け通りに、各部屋に荷物を置きに行って下さーい!そしたら暫くは自由行動でーす!」

 ラルコット先生の話を聞くに生徒達は皆、宿屋の案内図を見ながら自分たちの部屋へと向かう。部屋のグループ分けは、アン組女子、ドゥ組女子、トロワ組女子、男子統合の4グループである。


 アン組の生徒達は先導するナナバについて行き、自分たちの部屋へと到着する。


アン組女子部屋(201号室)メンバー

甘海ロッカ

アラヨット=クワトロシックス

草壁枝小路

ゴスポワール=ラビソントゥ=コルソン

ナナバ=オムレット

ネルラ=ハメロス

ペンギーゴ=エンペリン

マフィン=メタルドーム

マリカ=スロープ

メメイ=シノビザト

ラバーン=アクセル

計11名


 部屋の中は、ロッカ達が住む源流界(プルミエ)でいう和をイメージしているようだった。畳と襖で構成された、日本の旅館といった雰囲気にロッカとエコロは慣れていたが、魔法界(ソルシエーレ)出身の皆にとっては目新しい物だった。


ヨコミ「おいごら子、触ってみろ!床がザラザラしていて気持ち良いぞ!」


ごら子「ごすごす……これはいいわね」


メメイ「この触り心地、最高ですねごら子師匠!」


ごら子「ええ、これは私の家にも導入したいわ」

初めて見る畳の感触を楽しむ三人。


マフィン「うーん確かに匂いとかなんか良い感じだねー。藁とか木の匂いー?」


エコロ「いいよね、和室特有の匂い!」

 匂いを堪能するマフィンに対して反応するエコロ。皆、部屋の雰囲気を思いっきり堪能している。


マリカ「ねぇねぇ、ここにお菓子が置いてあるよ!!なんか美味しそうだし、食べちゃおうよ!夕食前だけど」

 部屋内に置いてある茶菓子を見つけたマリカ。着替えなどが入ったバッグをぶん投げて、茶菓子へと飛びかかる。


ヨコミ「ぶぐふぉおお!」


マリカ「あ!ごめん!」

 マリカが投げたバッグが畳を堪能するヨコミに直撃!マリカ咄嗟に近寄り謝る。


ヨコミ「だ、大丈夫だァ……」


ラバーン「あんまりはっちゃけ過ぎるなよー」

 とラバーンは茶菓子をここ一番に食べながら話す。


 メンバー全員が荷物を部屋に置き終わり、ひと段落する


ナナバ「さてと......この後は温泉入って、その後ご飯ね」


ロッカ「温泉来ちゃアアアアアアアアアアア!!」

 温泉と聞いてテンションぶち上がりのロッカ。テキパキと着替えの準備をしていく。周りの皆も準備をしていく。この宿の売りの一つである宮迫温泉に、ロッカ以外の生徒達も皆こころを躍らせていた。


ペンギー「皆に裸を見せるなんて恥ずかしぃ......」


ネルラ「大丈夫だよ、わざわざアンタの裸を目視する奴なんていないから」


ペンギー「それはそれでヒドィ......」

 もじもじするペンギーに対して、励ましているのかそうでもないのか良く分からない言葉を送るネルラであった。


アラヨット「温泉入ってご飯食べたら、皆でイカサマポーカーでもやろうよ」

 ギャンブルやボードゲーム好きで、あの魔法界ソルシエーレ三賢者の一人であるマルコ=ギャンブルデパートの弟子、アラヨット=ロールダイスがテーブルにトランプを置きながら話す。


マフィン「いや~普通にやろうよ~」

 そんな話をしながら一同は着替えを持って部屋の外に出て、温泉へと向かった......


その頃、男子たちは......


男子統合組(303号室)メンバー

井上ゴンザレス

ウンリュウ=ミヤギ

クロロ=ウイング

ガバ=ストロングス

ゴボ=ストロングス

シャーク=アイランド

ザキム=キルキル

ツーボー=オージー

ベアベア=ガオン

ピップ=ラット

ポール=コンボマン

ポコルル=ネイシィ

ローリー=リボルバー

計13名


ルナクレープ魔法学校の女子生徒の人数は37人。それに対して男子生徒は13人。その為、今回の合宿では各クラスの男子が全員集まって一つの部屋で宿泊する事となった。彼らは今、部屋の中でくつろいでいる。


井上ゴンザレス「時々廊下などでも見かける事はあったが......ガバ、ゴボやっぱりアンタらの筋肉は凄いなぁ!!それにウンリュウ!!サッカーの時のあのツッパリみたいな攻撃!!それも凄かったぞ!!」

 トロワ組所属の短パンにタンクトップで筋肉質な男、井上ゴンザレスがガバとゴボの筋肉や、ウンリュウの貼り手を褒めたたえる。


ウンリュウ「ごっつぁんです!ツッパリみたいというかあれはツッパリだよ。魔法相撲のテクニックを応用した戦闘スタイルって感じのね」


井上ゴンザレス「魔法......相撲とは!?」


ウンリュウ「おやおや、ツッパリを知っていて相撲を知らないとは珍しい?知名度はかなりの物だと思うが。まだまだ知らない人がいたとは。おいどんも魔法相撲の名が魔法界ソルシエーレに響くよう努力せねばなぁ」


井上ゴンザレス「いやまあ、ええっと俺は人間界、いや、アンタらでいう源流界プルミエ出身でさぁ、こっちの世界の相撲は知らなかったんだ。悪いな」


ウンリュウ「おお、君は源流界プルミエの人間だったとは!?こちらこそご無礼を!魔法相撲はそちらの世界の相撲を元に作られた物なのだよ。そうだ、今度取り組みがある時に君を招待するよ」


井上ゴンザレス「おお!それは楽しみだ!ぜひ呼んでくれ!」


ゴボ「俺たちも」


ガバ「呼んではくれないかい?」


ベアベア「だったらこの流れで俺も一緒に」

 近くで話を聞いていた、ガバとゴボの兄弟。そして、先ほどのサッカー試合でドゥ組のキーパーを担当していたベアベアも割り込んでくる。


ウンリュウ「ああ!もちろんだとも!」

 魔法相撲の話で盛り上がる、体格の良い五人。クラスは違えど、既に彼らは打ち解けあったようだ。


ポール「ねぇねぇそこのおチビさん!ピップ君だっけ?」


ピップ「ん?何でしょうか」

 そんな五人をよそに、アン組所属で金髪でリストバンドを沢山付けた男ポールが、ピップへと話かける。


ポール「君、ロッカちゃん達と一緒にキメオラ村で遊んだんだってね?どうだった?」


ピップ「どうだったって......まぁ雪祭りは結構楽しかったですね!」


ポール「へぇー。ロッカちゃん、その時どんな感じだった?」


ピップ「うーんそんなずっと見てたわけではありませんが、意味わかんない事を言いながら、意味わかんない事してましたよ。ていうか、どうしてそんなにロッカさんの事が気になってるんですか?」


ポール「えーっと、好きだから?」


ピップ「えぇ!!?」


ポール「なーんて嘘だよ。いやまぁ、何だろう。仲良くしたいけど、彼女に関してはどう話しかければいいか分からなくてね。なんか緊張しちゃうんだよね」


ピップ「うーん嘘じゃなくて、それホントにロッカさんの事が好きなのでは?」

 ポールは学校の中でも結構社交的で、老若男女関わらず色々な人に話かけている。しかし、ロッカと目を合わせると、いつものような調子を出せなかった。


ポール「えぇ、そうなんかな。ちょっと分かんないや」

 ピップから目を反らしてしまうポール。


シャーク「なぁなぁ!そろそろ風呂の時間じゃねぇか!?行こうぜ!行こうぜ!」

 ヤンキー番長のような恰好をしているが、口調や振る舞いは明るく好青年な男、トロワ組のシャーク=アイランドが着替えを片手に皆に声をかける。


井上ゴンザレス「お、そうだな。行こうではないか!温泉に!」


シャーク「よっしゃああああああああ!!思いっきり泳ぐぞおおおおおおおお!!」


ポコルル「は?お前、温泉とプールはき違えんなよ」


ローリー「その通りですよ。運動なら先ほど飽きるほどしたではないですか?」

 シャークと同じくトロワ組に所属する髪の長い男子生徒、ポコルル=ネイシィと眼鏡をかけて真面目そうなローリー=リボルバーが注意する。彼らはゆっくり温泉に入りたいようだ。


シャーク「まぁまぁ、この時間は俺たちの学校で貸し切りなんだしさ!それに、お前らには迷惑かけやしねーよ!井上!覚悟しとけよぉお!」


井上ゴンザレス「おぉ!」

 井上は水泳対決にノリノリのようだ。


そして、一同は温泉へ......


シャーク「うおおおおおお!!めちゃくちゃ広いじゃねぇか!」

 憩いの宿「宮迫」の温泉は、魔法界ソルシエーレの温泉の中でも一二を争う程人気である。その広さは凄まじく、100人入っても全く窮屈さを感じないレベルであった。温泉の種類は8種類。一日でコンプリートするには少し多いが、今回の合宿は二週間。一つ一つの湯をゆっくり堪能する時間は十分にある。


ウンリュウ「さぁ!泥と汗を思いっきり流そうではないか!」


ガバ「ぬーん!広いのぉ!一通り入ったら」


ゴボ「勿論、サウナ耐久勝負をするぞ!」

 各々身体を洗った後、シャークと井上は水泳対決をする為に超巨大露天風呂へ。ローリー、ポコルルは、ジャグジー風呂場へ、といったように自由に自分の楽しみたいエリアへと向かう。


ピップ「はぁ......生き返りますぅ......」

 ピップは露天風呂の近くにある、野外の足湯を満喫していた。そこにポールと、ザキムがヒョコっとやって来る。


ピップ「おや、ポールさん、どうしたんです?」


ポール「なぁピップくん、あっちの方に耳をすましてみなよ」

 ピップの背中側、露天風呂の男湯と女湯を隔てる、竹で出来た壁を指さすポール。


ナナバ「ヨコミのその髪の毛って、水をかけてもボサボサなままなのね......」


ヨコミ「ああ!これはもうくせ毛ってレベルではないよな!相当リンスを塗りたくらないといけなさそうだ!」

 壁の向こうから聞こえてくる、ナナバとヨコミの会話。ピップはそれを聞いて少しだけ頬を赤らめた。そして、その後ポールが言わんとしている事を直観で理解した。


ポール「なぁ、この壁の向こう側、見てみたくないか?」


ザキム「お、俺は仕方なく手伝ってやるだけだからな!ポールには恩もあるし......」

にやけながらピップへとささやくポール。ザキムは嫌々やっているような素振りを大げさにやって見せているが、本心がバレバレである。


ピップ「そ、そんな!いけませんよ!ばれたら大変な事に!」


ポール「大丈夫だ!もし何か感づかれたら全部俺が責任を取る!」


ピップ「そんな!」

 躊躇するピップ。しかし、そこを何とかと説得するポールだった。


ポール「ピップくんだって、男だろう?」


ピップ「そりゃ、正直に言ったら、見たいですぅ......」


ザキム「お、俺は仕方なくだからな!」


ポール「うんうん!それじゃあやろう!魔法を使って飛んだりしたら、魔力が溢れて感づかれてしまう。だからさ......」

 一人が誰かを肩車し、その上に更に立って乗っかる事によって壁の高さを超える作戦を決行。先ずはポールがザキムを肩車し、ピップがその上に乗っかる。


ザキム「どうだピップ......見えるか?」


ピップ「後、もうちょっとですぅ......」


ポール「少しだけ背伸びするぞ!多分数秒しか持たなそうだが」

 ポールが踏ん張り、高度を上げる!ザキムとピップも、何とか背筋を伸ばす!


ピップ「み、見えました!って......え......」

壁の上へ頭を出すことに成功したピップ、しかしそこから、女湯の景色は見えなかった。代わりに見えたのは、逆にあちら側から男湯を覗こうとしていた、ロッカの顔面だった。


ロッカ「にょおおおおおおおおおおおおおおおおおwww!」








―男が女湯を覗く時、女もまた男湯を覗いているのだ

 

               ―キャラガリッヒ=スギノーコ

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