4-5.分断された二人!!ナナバVSマリン!!
ナナバ回!
しっぽ取り編も後半へ!
マダムサイクロンに続いてエコロとナナバの前に現れたのは、ロッカとの対決に勝利した頭に大きなリボンを乗せたドゥ組の少女ユメミと、その仲間であろう青髪の少女マリンだった。
エコロ「第2ラウンドというわけね……ナナバちゃん、私はリボンの子と戦うよ。青髪の方を頼んでいい?」
ナナバ「いいや、わっちら二人で一気にリボンの方を仕留めようじゃないの。2対1の状況を作るの。そしてリンチよ」
エコロ「さっきから思ってたんだけど、ナナバちゃんって結構……アレなのね……」
ナナバ「アレとは?」
エコロ「思ったより真面目じゃないよね」
ナナバ「へへへ……それは成績の為よ。わっちは二面性のある女なのよ」
エコロ「自分で言うのね……」
エコロとナナバはそんな会話を交わした後、一斉にユメミに向かって襲いかかる。
ユメミ「えっ!」
驚くユメミ。
マリン「行かせない!」
マリンが床に手をつけると、丁度エコロとナナバの間を割くように高水圧の水の壁が現れる。
エコロ「なん……だと……」
エコロが突然目の前に現れた水の壁に驚愕する。壁は大きな室内を二つに分断した。水の壁によって作られた片方の部屋にはエコロとユメミが、もう片方にはナナバとマリンが隔離された!
ナナバ「わっちの作戦は失敗したみたいね」
マリン「そう思い通りにはさせないよ!卑怯者!」
悔しがるナナバにマリンはそう告げる。
マリン「お、言うじゃない。熱くなって来たわね!まずはこれはどう?天の恵!ワダツミ!」
ナナバは、ロッカ達が魔法学校にやってきたあの日、凶魔獣によって爆発したアルコールランプの火を消す時に使ったワダツミを発動!水の弾丸がマリンに襲いかかる。
マリン「貴方も水の属性魔法使い?私と同じじゃないの!水の壁!」
ナナバの放った水の攻撃を、マリンも水の壁を作る事によって防ぐ。
ナナバ「残念だけど、わっちが得意とするのは『南国島の豊穣』に関する物を作り出す創造魔法よ。水を出すのは技のひとつでしかないの」
ナナバは自慢げに語る。
聞き慣れない用語を使って会話をする二人を理解して貰うため、ここで長めの解説!
戦闘の際に主に使用される魔法は主に
強化魔法
創造魔法
属性魔法
の三つのうちどれかにカテゴライズされる。
強化魔法
自身の魔力、身体能力や肉体の強度を高める魔法。魔法使いには標準的に備わっている力である。戦闘時は皆、強化魔法の魔法を常時発動しているのだ。基本的な魔法ではあるが、極める事により圧倒的な防御力や俊敏性、基礎魔力を得ることが出来る。また、強化魔法を他者にかけることが出来る者も存在する。
例:マッソン先生の筋力強化、ごら子の明鏡止水、ヨコミのありえんほどの脚力。
創造魔法
物体や生物を作り出す魔法。使い手によって作ることが出来る物体は異なる。また、強化魔法とは違い全ての魔法使いが使う事の出来る魔法ではない。特訓を重ねる事によって作り出す物の強度や性能、バリエーションを増やす事が可能。
例:ロッカの縛り縄、ヨコミのハサミと日替わり魔法、ユメミのアイスクリームミサイル、エコロの魔法生物など。
属性魔法
それぞれの魔法使いの魔法には一つ、稀に二つ炎、水、毒、豊穣、癒し、鉄などといった属性が刻まれている。それらを解き放つ魔法が属性魔法だ。この魔法の威力は、属性魔法そのものの精度は勿論、強化の強さによって大きく変化する。また、直接放つ事に加えて、物や自身の体に属性を付与することも出来る。
例:ロッカの癒しの魔法、いばらの毒、マダムサイクロンの竜巻、ごら子の希望の光など(光の属性を形にし大量放出している)
使い手、これら三種のうち何が得意で何が苦手かは大きく分かれる。ここから更に派生した魔法のカテゴリも存在するが、今は割愛しよう。マリンはバリバリの属性魔法使いで、ナナバ|は南国島の豊穣……南国の果物などの自然に関する創造魔法使いなのだ。
突然の解説、どうか、お許し頂きたい。
マリン「なーんだ、お揃いだと思ったのに、残念ね」
ナナバ「まあ、違う魔法同士の方が、盛り上がるでしょ」
マリンとナナバが再び構える。
マリン「どんどん行くよー!大噴射!」
マリンが高圧の水を広範囲に放つ。
ナナバ「ココナッツシールド!ホワッシャア!」
ナナバは大きなココナッツの盾を作り、マリンの攻撃を凌ぐが、あまりの威力に仰け反ってしまう。
マリン「私の水圧に恐れおののきなさい!もう一度!大噴射!あーっはっはっはー!」
ノリノリになっているマリン。ナナバは防戦一方だ。僅かなスキが無いかを狙っているが、それは一向に現れない。
ナナバ「うーんやばいなぁ……このままではやられてしまうね」
ナナバ少し辛そう表情でココナッツシールドを構えながら、悩む。打開策は見つかるのだろうか。
マリン「やっぱり一対一に持ち込ませて良かったー!私の水に、一人でかなう人なんていないもの!大噴射!大噴射!」
テンションが高まるマリンを横目に、ナナバは動き出す。
ナナバ「うおおおおおお!バナナビット!大量発射!」
ココナッツシールドの後ろから、ナナバは苦しまぎれに、バナナの形をした何かを十数個ほど飛ばす。バナナの見た目をした何かたちは、宙を飛び回り、マリンの周りを取り囲む。
マリン「な!?なんなのよこれは!私、このバナナ達に狙われてる!?」
水をナナバの方に放ちながら、空飛ぶバナナの形をした何かたちを見上げ、対応しようとする。
ナナバ「今だ!発射!」
ナナバが号令をかけると、全てのバナナの形をした何かたちの皮が剥け、中身が一斉に全方位からマリンの方へと襲いかかる。
ナナバ「よし!発射成功!これなら行ける!」
ナナバはココナッツシールドの裏から顔を出し、抗うマリンを眺める。
マリン「残念!こんなものでは私は止められないよ!」
ポポウッ!ポウ!ポウッ!
マリンの両手の平から小さく鋭い水の刃が大量に発射される。水の刃によって、マリンの元へと突っ込んでいったバナナの中身らしき何かたちは皆、10枚くらいにスライスされてしまった。
ナナバ「あなた、自分で自分の首を絞めてしまったわね?」
ナナバが指をパッチンと鳴らすと……
ズババババババババーン!!スライスされたバナナのような物一つ一つが爆発する!
マリン「うわああああああああん!!」
爆風の嵐がマリンに襲いかかる!
ナナバ「わっちのバナナビットは自動で相手を追跡する爆弾よ。そしてどんなに細かく切り刻まれても、全てが爆発するの」
ナナバがココナッツシールドをその場に置き、話す。
マリン「なーに勝った気でいるのぉ……?私はまだ……戦えるよぉ……!?」
なんと!?バナナビットの爆撃を喰らっても尚、マリンはダウンしていなかった。しかし、既にボロボロではあることは確かだ。マリンはゆっくりとナナバの方へと距離を詰める。
ナナバ「うわお、なんという生命力」
マリン「まだよ……!まだ戦える……!」
ナナバ「いや、無理よ。だって今のあなた、足元すらも見る余裕が無さそうだもの」
マリン「え?」
マリンは、足元にあったバナナの皮を踏んずけて、そのまま足を滑らせてしまう。この皮は先程放ったバナナビットが発射された際に剥け落ちた物だ。
マリンがずっこけた所に、すかさず右手を伸ばし助けるナナバ。
マリン「助けてくれたの?」
ナナバ「ええ、別にわっちはあなたを倒したいわけでは無いもの」
マリンの問いに答えたナナバの左手には、彼女から奪ったしっぽがあった……
マリン「私の、負けみたいね……」
ナナバVSマリン
勝者、ナナバ
《水の壁》
パワーD
スピードB
レンジA
ガードA
コストB
レアリティB
総合評価B
《大噴射》
パワーC
スピードB
レンジC
ガードD
コストA
レアリティC
総合評価C
《ココナッツシールド》
パワーE
スピードB
レンジE
ガードA
コストA
レアリティD
総合評価C
《バナナビット》
パワーB
スピードB
レンジB
ガードD
コストB
レアリティC
総合評価B
戦いの後、マリンによって生み出された水の壁は解除された。壁の向こう側で戦っていたエコロとユメミの戦いも、既に決着がついていた。
気になる結果は……
次回!エコロVSユメミ!
次回!最終カード!
エコロVSユメミ!




