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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
3.キメオラ村編

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3-4.ウホッ!?キメオラ村の危機!?

 ペインの群れからキメオラ村を守れ!

エコロ「このままでは、村がペインの群れに荒らされちゃう。急いで倒さないと!」

 焦るエコロ。五人は村の方へと向かってくるペインの群れに、正面から向かう。


 近づいた事によって、村に向かって来ていた五人はペイン達の姿をハッキリと見ることが出来た。体全身に白い毛を生やした大きな人型が十五体。


ヨコミ「コイツらは寒い地域に現れると言われる中級(ミッドクラス)ペイン『ユキゴリラ』だ!人間界の人々が低温火傷をしてしまうのは、コイツらの仕業だと言われている!」

 ヨコミはこのペイン、ユキゴリラの事を知っていた。ユキゴリラ達は目の前に現れた彼女たちの姿を見て、足を止める。


エコロ「この前は代々木で猿と戦って、今回はゴリラと来たかぁ。そろそろチンパンジーのペインとも戦うことになりそう」

 エコロがそんな事を囁きながら戦闘態勢に入る。


エコロ「行くよ!!業厳爬虫(ごうごんはちゅう)八岐大蛇(やまたのおろち)!!」

 エコロは、猿と戦った時と同じ呪文を唱えた。雪から飛び出すように八匹の巨大なヘビが飛び出し、ユキゴリラを飲み込もうと飛びかかる!


ユキゴリラ「ウホッ」

 巨大なヘビ達に飛びかかられた計八匹のユキゴリラ達は、全員それぞれ自身の近くに来たヘビの頭部を両手で思いっきり掴む。そして、雪が積もった地面へと叩き付ける。ヘビたちは気絶すると同時に消滅してしまう。ヘビを倒したユキゴリラ達は嬉しそうにハウリングをする。


ユキゴリラ「ウッホッウッホ、ウッホッウッホ!」

エコロ「コイツら、中々やるね」

 八岐大蛇を破られたエコロが、ニタっと笑いながら独り言。先程蛇の相手をしていなかったユキゴリラのうちの三体が、少し離れて様子を伺っていたヨコミに襲いかかる。


ヨコミ「ゴリラにモテても嬉しく無いんだが!もう!チョッキン、チョッキン、ハイ!チョッキン!」

 ヨコミが魔法で両手に自分の身長の半分くらいの大きさのハサミを両手にそれぞれ一丁ずつ生成し、それを舞い踊る様に高速振り回す。それにぶつかったユキゴリラ三体は大きく吹き飛ぶ。


ユキゴリラ「ウホホホホオオオオ!!」


ヨコミ「ハッハー↑見たか!これが新技!鋏の舞(シザー・ダンス)だ!皆、この三体はワタシがやる!後は任せたぞ♡」

 ヨコミはそう言いながら可愛くウインクする。


 エコロの八岐大蛇の攻撃も受けず、ヨコミに対して襲いかかりもしなかった残りの四体のユキゴリラは、一行を無視し、先程の何倍かの猛スピードでキメオラ村の方へと向かって行く。


ユキゴリラ「ウッホッホッホッホ!」


ごら子「やばい、村が!」

 ごら子が村へと向かうユキゴリラを追いかけようとする。


ロッカ「ここはワタチに任せてにょ!シバレ!シバレル!シバルレル! ほにゃー!」

 ロッカの束縛魔法は村の方に向かっていくユキゴリラ、では無く……間違えてごら子の足を縛ってしまっていた!


ロッカ「あー!ごめんにょ!」


「どうやったら間違えるの?早くほどいてちょうだい」

 キレぎみのごら子に謝りながら、ロッカは束縛魔法を解除する。四体のユキゴリラとはかなり距離が開いてしまったが、束縛が解けたごら子が追いかける。


「はぁ……こうなったら仕方ない……明鏡止水(めいきょうしすい)……」

 ごら子は史上最大の苦痛(ワールドエンド)と戦った時にも使っていた、周りが止まって見えるほどのスピードで移動する魔法、明鏡止水(めいきょうしすい)を使い。四体のユキゴリラ達に魔法を込めた殴打を、相手が倒れるまで何度も食らわせた。


ごら子「ゴッ! ゴッ! ゴッ! ゴッ! ゴッ!」


ユキゴリラ「ウホッ! ウホッ! ウホッ! ウホッ! ウホッ!」


 村に向かっていたユキゴリラ達は倒れ、そのまま消滅した。ごら子はそれを見て、安心した表情でその場に座る。ごら子は超がつくほど強力な魔法を使う事が出来るのだが、使った後の反動で、しばらく動けなくなってしまうのだ。


ごら子「村を狙う賢いヤツらは全員倒した。後は頑張れ」

 遠くで戦うヨコミやエコロ達を座りながら、ごら子が眺める。


ロッカ「次は失敗しないにょ! シバレ!シバレル!シバルレル!」

 ロッカが再び束縛魔法を使う。ハウリングをしていたユキゴリラ達のうち三体を魔法の縄で雁字搦めにする。


ユキゴリラ「ウン……ホォ……」


ロッカ「やったにょぉぉ!でも今のワタチでは、これが限界カモカモー!」

 身動きが取れなくなったユキゴリラを見ながら。ほにゃほにゃの舞を踊るロッカ。


アンディ「俺も戦わなければな。この『黄金のハンティング・クロスボウ』を使って!」

 アンディが、金色に輝くクロスボウを鞄から取り出す。このクロスボウはもともと魔力が籠っている特殊魔道具(まどうぐ)のひとつで、持ち主が魔法使いでなくとも、それなりの、魔力を持った攻撃をする事が出来る。


アンディ「発射!」

 アンディが発射したクロスボウの矢三本が、ロッカが雁字搦めにしたユキゴリラの頭を撃ち抜いた。


ロッカ「えっ!アンタやるねー?」


アンディ「クロスボウの腕なら、誰にも負けないぜ」


エコロ「いでよ! ヘビ!」

 アンディとロッカがゴリラ三体を倒したタイミングと時を同じくして、エコロはそう唱えた。そうすると、ユキゴリラ達の目の前に先程とは違う一匹の小さなヘビが現れる。ハウリングをしていた五匹のユキゴリラは皆、それに気を取られ、ヘビを追いかけ始める。


「今だ!!(スネーク)変化(イリュージョン)!!毒せ!」

 ヘビがロッカ達からかなり遠くに離れた頃。エコロがそう唱えると、小さな蛇は突然紫色に変色し煙を出す。毒ガスだ。ユキゴリラ達はそのガスを吸い込んで、そのまま倒れ、消滅した。


ヨコミ「おぉー!毒かー!凄いなぁ!」

 先程三体のユキゴリラを倒し終えたヨコミが、両手に大きな鋏を持ったままエコロの方へと近寄る。


エコロ「これはスネークイリュージョンって言ってね、召喚したヘビに色々な特性を持たせる魔法なんだー」

 エコロが嬉しそうな顔で、ヨコミに教える。


全員の力で十五体のユキゴリラ達を倒し終え、皆その達成感に浸る。中級(ミッドクラス)のペインを複数倒すのは、それなりの実力が無いと難しい。エコロ、ヨコミ、ごら子は魔女として本格的に戦うようになって約2年程。かなりの経験を積んでいるため、今回の襲撃も乗り切ることが出来た。


鋏の舞(シザー・ダンス)

パワーB

スピードB

レンジC

ガードB

コストD

レアリティC

総合評価C


《魔道具:黄金のハンティングクロスボウ》

パワーC

スピードC

レンジB

ガードC

コストD

レアリティD

総合評価C


スネーク変化イリュージョン

パワーB

スピードB

レンジC

ガードC

コストA

レアリティB

総合評価B


 一件落着という事で、キメオラ村へと戻るロッカ達。


ロッカ「ごら子ちゃん! さっきは邪魔してごめーん!」


ごら子「許す」

 帰り道の途中で、疲れ果てたごら子をロッカがおぶる。


 キメオラ村に到着すると、村人が笑顔で出迎える。


村人の女性「村の危機をペインから救ってくれてありがとうね」


村人の男性「このままだったら村が崩壊していたよ」

 村人から感謝の言葉を受けるロッカ達。


村長「今夜、村の英雄である貴方達を讃えるお祭りを開こうと思うのですが……どうか参加しては頂けないでしょうか?」

 村長らしきお爺さんが、村の祭に招待する。


ロッカ「にょえー!!お祭りー!?イクイクー!!」


ごら子「村のお祭りかぁ、わたしこう言うの初めてだわ」

 ロッカとごら子が答える。村を救った五人は今夜、キメオラ村の祭りに参加する事になった!



 次回、宴が始まる!

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