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あんぐみ!!はちゃめちゃ魔法物語!!  作者: えのしぃ
3.キメオラ村編

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3-3.衝撃!!冬の魔女の正体!?

今明かされる、衝撃の真実!

エコロ「さてと……そろそろ行こうか! キメオラ村に!」


ごら子「あ、待って」

 ピザを食べ終わり、椅子から立ち上がるヨコミを、ごら子が制止する。ごら子はスマホを取り出し、ピザを食べ終わった後の皿の写真を撮る。


ごら子「チウィッターにあげよ」


ヨコミ「食べ終わった後に写真撮るの?草!」

 ヨコミのツッコミを余所に、ごら子は魔法界で最も使われているSNS『チウィッター』に先程撮った写真を投稿する。


ごら子「ご(満悦)」


エコロ「まあ本人は嬉しそうだし、良いんじゃないかな?」

 幸せそうなごら子の表情を見て、エコロが話す。


ヨコミ「確かにな!それじゃあ、行こうか!」

 そう言って店を飛び出すヨコミ。それについて行くエコロ。その姿を見て、レジにいた店員が叫ぶ。


店員「お客様、お会計は!?」


ごら子「はい、これゴッ万パコス。お釣りはいらない」

 ごら子は店員に五枚のお札を渡して店をさる。パコスというのは魔法界ソルシエーレでの通貨で、一パコスは丁度源流界(プルミエ)でも一円位の価値だ。


 三人が店を出て、少し歩いた先にそびえたっていた雪山を乗り越えると、そこには小さな村があった。キメオラ村だ。村人らしき人々が、何人か歩いている。


エコロ「おー! やっとついたねー」

 エコロが村を、達成感に満ちた表情で眺める。


ヨコミ「さて、ロッカの目撃情報が無いか、調査開始だ!」

 ヨコミがやる気満々にポケットから虫眼鏡を取り出す。ごら子も辺りを見渡す。するとそこには……


ロッカ「違うにょー!ワタチは冬の魔女なんかじゃ無いってばぁ! あー!もうー!アーモンド!」

 エノ神の配下である、魔女たちを取り締まる『魔法協会』の男の目の前で必死に声を上げているロッカの姿が、三人の前に!


エコロ「何やってるのロッカ!」


ヨコミ「見つかるのはやっ!虫眼鏡出した意味よ!」


ごら子「見つかるまで僅かゴッ秒」

 三人はロッカ達の方へと走って向かっていく。


ロッカ「あ、エコロちゃん!ヨコミちゃん!ごっつぁん!来てくれたんだー!早速だけどワタチをこの変態ドスケベセクハラ汚職警官から助けてー!」


協会員「誰が変態だ!この変態め!」

 ロッカの滅茶苦茶な発言に対し、思いっきり言い返す魔法協会員。


協会員「埒が明かないな。はぁ……だったらこれを使うしか無いな。面倒くさい……」

 協会員はカバンから、ガラス玉を取り出す。


協会員「これは魔道具『嘘発見の水晶玉』これは対象が嘘を言っていれば赤く、本当の事を言っていれば青く光るという優れものだ。しかし、魔力を大量に使うと言うデメリットがある。疲れるんだよなぁこれ……」

 気だるそうに説明をする協会員の男。ドンと来い、と言うような姿勢でロッカが佇む。


ヨコミ「なんだあれはー! 欲しい!」


エコロ「わかるそれな」

 水晶玉を見て興奮するヨコミ。それに同調するエコロ。


協会員「それでは単刀直入に聞く。君はエジプトのアスレイの街を吹雪で破壊した冬の魔女か?」

 そう言って協会員は冬の魔女の写真を見せた。


ロッカ「え!?」

 協会員の言葉に、ロッカは唖然とする。そして、ロッカは少しだけ震えた声でこう答える。


ロッカ「……え?え?これ、ワタチのお母ちゃん……この……ほくろの場所も同じだにょ」

 それを聞いて困惑する一同。水晶玉は青色に光り、真実を示す。水晶玉が判断を間違える事は無い。


ロッカ「えぇぇぇぇ!!お母ちゃあん!?マジーッ!?何しとんのー!?何しとんのなぁ!?」

 ロッカから驚きが溢れ出す。周りの人々も何とも言えない表情で、彼女を見る。


アンディ「なるほど、10年前に見た姿と似ているようで、何処か違うように感じたのはそう言う事か……まさか、お前が冬の魔女の子供だったとはな」

 近くでロッカと協会員のやり取りを見ていたアンディが呟く。その隣にいたエコロ達は、ロッカに声をかけようとするが、どんな言葉をかければ良いのか分からず、戸惑っていた。


アンディ「しかし、お前は冬の魔女本人では無いとしても、その娘であるなら、野放しにしておくのは危険だ。現に少年を襲っているしな。逮捕してくれ」

 アンディが協会員へと真剣な表情で話す。それを聞いたヨコミは、彼らの方へと走って飛び出す。


ヨコミ「犯罪者の子供は犯罪者だって訳では無いだろう?それはやり過ぎだろ!」

 ヨコミが抗議する。それに便乗するように、ごら子とエコロもヨコミに加勢する。


エコロ「確かにロッカは変態だけど、悪人では無いんです。許してやってはくれないでしょうか?」


ごら子「うん、流石に逮捕は無いでしょ」

 三人で協会員とアンディを説得しようと試みる。


ペッピ「僕からもお願いします。この人は僕を魔法で縛って襲おうとしたけど、それは多分、僕が可愛すぎるからだと思います。だから逮捕はしないであげてください」

 雪山でロッカに襲われた、茶色い布を纏った、オレンジ色のマフラーの少年、ピップもそこにやって来て、ロッカを逮捕しないようにお願いする。


アンディ「ああ、分かったよ、ただ……」

 アンディは皆の言葉を聞き、一旦冷静になる。そして、一度咳払いをした後、再び話し始める。


アンディ「ただ、一つ条件がある。それはロッカ、お前が冬の魔女をここに連れてくるんだ。そして全てを話してもらう」

 アンディはそうロッカに提案する。


ロッカ「言われなくてもそうするつもりだったにょ!自分のお母さんが悪い事をしていたら、娘が懲らしめてやるのは当たり前!」

 ロッカは即答する。アンディはロッカの眼差しを見て頷く。納得したようだ。


協会員「それじゃあ、逮捕は無しって言うことで良い? 手続きとかも面倒くさいし、俺は帰りますね。今度、冬の魔女を、魔法協会まで連れてきてくださいね」

 やる気の無い協会員は、そう言って帰っていく。


ピップ「実は僕のmotherも、一週間前、突然目の前に現れた冬の魔女らしき人に連れ去られたそうなんです。それで、ずーっと探してて……」

 ピップも、元々冬の魔女に連れ去られた母親を探していたのだった。エコロ、ヨコミ、ごら子も、できる限り協力すると話した。


アンディ「分かった、母親を直ぐに連れてくるんだ。逃げたりなんかするなよ?」

 アンディはそう言って、皆に連絡先の書いた紙を渡すと、振り返りその場を去ろうとするが、その時、遠くから何かの群れがこちらに向かってくるのが見えた。


ヨコミ「あれは、ペインだ! 村の皆! 避難してくれ!」

 こちら側にペインの群れが向かってきている事に気づいたヨコミは、村の人々を誘導する。近くの村人達は焦りながら、村の建物へと急いで入っていく。


エコロ「さぁみんな。ペイン退治の時間だね」

 エコロの言葉と共に、魔女四人とアンディは、ペイン達の方へと向かって思いっきり走り出す。

ペインの群れを止めろ!

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