2-6.全力全開!!最凶のペインを止めろー!!
VS支配者級凶魔獣!!
サブロを連れ、体育館へと戻ってきたロッカ、エコロ、ヨコミ。ごら子の究極奥義を受けながらも再生し、再び動き出した黒スーツの方向へと体を向ける。黒スーツはサブロの魔力と圧に驚いたのか、その場から逃げようとする。それと同時にサブロも黒スーツを見て驚く。
サブロ「や、奴は、超級をも超える支配者級凶魔獣『史上最大の苦痛』だぁ!!」
サブロが衝撃を受ける。黒スーツの凶魔獣は、エコロ達が先ほど対面した上級凶魔獣の更に上の上をいく規格外「支配者級」のペインだったのだ」
サブロ「やつをここから外に出したら、ここら周辺は全て壊滅してしまうだろう!」
サブロの発言に衝撃を受ける三人。
ロッカ「にょええええ!! じゃあどうすればいいにょおお!!」
慌てて走りまわるロッカ
サブロ「一分だぁ……君たち、私の奥義が発動するまでの一分間、奴をここに留めておいてくれぇ。私の奥義を使えば、確実に奴を倒せると思いますぅ」
サブロは三人にそう告げる。魔法界最強と言われているサブロでさえ、発動に時間がかかる奥義を使わなければ倒せないほど、奴は強敵だと言う事だ。
ロッカ「わかったにょ!エコロちゃん!ヨコミちゃん!頑張ろう!」
ロッカは今までとは違う、真剣な表情で話す。
ヨコミ「ああ!! ワタシたちの未来を守る為にな!」
ヨコミが小さく笑いながら答える。
エコロ「うん!絶対に!奴を止めようね!」
エコロもそう言いながらロッカの方を見る。
ペイン「世界を、破壊。世界を、破壊」
そう言いながら体育館の外に出ようと、壁を破壊しにかかる黒スーツ。
ヨコミ「そうはさせないぞ!!」
ヨコミがその前に立ちふさがる。
ヨコミ「行くぞ!日替わり魔法!今日は何が出てくるかな?」
ヨコミには、ハサミの魔法の他に、もう一つ得意な魔法があった。それが今から使おうとしている日替わり魔法である。これはその名前の通り、一日ごとに能力が変わると言う魔法なのだ。何日にどのような効果が発動するかは、ヨコミ自身も分かっていない。
ヨコミ「出たぁ!今日の日替わり魔法は……」
ヨコミ『トンカツキラーバズーカ!!』
ヨコミの目の前に大きなバズーカ砲が現れる。彼女はそのままバズーカのトリガーを引いた!!
ヨコミ「おらああああ!くらえ!」
バズーカ砲からは大きなトンカツの形をした爆弾が飛び出す!爆弾はそのまま黒スーツに直撃し、奴を怯ませる!そしてそのままトンカツ爆弾は爆発し、爆風を上げる。
ヨコミ「よし......やったぜ!」
大きな煙が巻き上がっている。その煙の中から黒スーツの姿がうっすらと見える。
ペイン「対象に反撃します」
黒スーツは態勢を直した瞬間ヨコミの元へと高速で突進した。
ヨコミ「速いッ!速すぎる!どわああああああああああああああ!」
高速で動く黒スーツがヨコミに強烈な蹴りを喰らわせる。その衝撃でヨコミは体育館の外へとふきとばされる。
サブロ「後、40秒くらいだぁ」
サブロが残った二人に伝える。今ので20秒ほど稼げた。ヨコミの日替わり魔法はそのランダム性と引き換えに、威力は途轍も高いのだ。
エコロ「次は私! 本気で行くよ!!」
エコロが前に出る。
エコロ「暗黒爬虫•極紋•宵闇蜥蜴!!」
エコロの目の前に黒い靄が溢れ出し、その中から闇を纏った黒い巨大な蜥蜴「宵闇蜥蜴」が、両目をギョロギョロと動かしながら現れる。宵闇蜥蜴はそのまま黒スーツを口に加える。
エコロ「よし! そのまま身動きを取れなくして!」
巨大な宵闇蜥蜴に命令をするエコロ。宵闇蜥蜴は黒スーツの元へと飛び掛かり、大きな口でかぶりついた。エコロの思惑通り、黒スーツの身動きが封じられた。
ペイン「対象を抹殺します。対象を抹殺します」
黒スーツが極太レーザービームを、自身の体を無理にひねって蜥蜴の方に向け、サングラスから発射する。蜥蜴はレーザーを身体に受けながらも耐えている。しかし、少しずつ身体が溶け、小さくなっていく。黒スーツが、蜥蜴の口から抜け出す。
エコロ「良く頑張ったね。宵闇蜥蜴! お疲れ様!」
蜥蜴は力尽きて気絶してしまった。
サブロ「後20秒だぞぉ!」
サブロ先生が告げる。もう少しだ!
ヨコミ「もう一発くらっときな!」
ヨコミが最後の力を振り絞り、体育館の外から黒スーツに狙いを定めてトンカツキラーバズーカで爆弾を打ち込む。しかし、黒スーツはそれに反応し、ビームで爆弾を破壊する。そして間髪入れずにバズーカ砲にもビームを撃ち込み破壊する。
ヨコミ「これまでか……後は任せた……」
本気のバズーカで魔力を使いきり、立ち上がれなくなったヨコミが呟く。
「後、10秒! 耐えてくれぇ!」
サブロ先生の奥義まで残り10秒だ!!
ロッカ「よーっし! 後はワタチに任せてー!!」
ロッカが黒スーツの正面に立ち、呪文を唱える。
ロッカ「本気の!シバレ!シバレル!シバルレル!」
ロッカの束縛魔法が発動! 黒スーツの周りに大量の縄が現れ、自我を持っているかのように動き出す!縄は、黒スーツの身体を思いっきり縛り付け、身動きを取れなくする!
ロッカ「よし! もっとぎゅーーーーっと締めてぇー!」
ロッカの声に反応して縄の締め付けが強くなる。
ロッカ「ほにゃほにゃー!!」
大喜びするロッカ。
黒スーツが思いっきり力み、縄を破壊する!!
「ほにゃああ!!!???なんだってえええええ!!」
だが……
サブロ「皆さん、ありがとうございますぅ。奥義の準備が完了しましたぁ……これは、良いぞぉ……」
ついに、サブロの奥義の準備が整ったようだ!
サブロ「ゆくぞぉ!!サブロンダース•ファイナルフレイムゥ!!」
サブロの口から凄まじい熱量の炎の塊が吹き出る。炎は黒スーツに向かって飛んで行き、その身体を包み込む。炎は大きく燃え盛り、黒スーツを灼熱で焦がす。
炎が消えた後、そこに残っていたのは灰だけだった。
ヨコミ「ワタシ達......勝ったんだな!!」
なんとか意識を取り戻したヨコミが、ガッツポーズをした。
サブロ「ありがとう、君たちのおかげだぁ」
サブロがロッカたちにお礼を告げる。
ロッカ「ほにゃほにゃー!どういたしまして!それにしてもサブロ先生の炎。すごかったにょ!」
ロッカはほにゃほにゃの舞を踊りながら話す。
エコロ「私達、この学校の危機を救ったんだよね……自分で言うのもアレだけど、すごい事しちゃったね」
魔法学校に来て初日ながら、大活躍をしたロッカ達なのであった。しかし、彼女達の物語はまだ始まったばかり。これから、どんな出来事が待っているのでしょうか......
《日替わり魔法》
パワー計測不可
スピード計測不可
レンジ計測不可
ガード計測不可
コストD
レアリティS
総合評価C
《魔法生物:宵闇蜥蜴》
パワーS
スピードB
レンジB
ガードA
コストD
レアリティB
総合評価A
《サブロンダース・ファイナルフレイム》
パワーX
スピードS
レンジX
ガードS
コストE
レアリティA
総合評価X
襲撃事件直後......ルナクレープ魔法学校から遠く離れた、凶魔獣の都「ディザスター」にて......
???「誰一人捉える事も倒す事も出来なかっただと......ふざけるな!!チャーリン様はお前に何の為に凶魔獣を渡したと思っているのだ!!」
鋭い目をした男が、誰かを怒鳴りつけている。
スキンヘッド「あぁ!?そんな事言われても仕方がねぇじゃねえか!!今回襲った区域にはあの、サブロ=ドラードがいたんだぜ。奴と魔法学校の生徒達のデータを回収できたってだけで十分だろうが!!」
怒鳴られていたのは、ロッカ達が渋谷で遭遇したスキンヘッドの男だった。この男が、今回ルナクレープ魔法学校に大量のペインを放ったのは彼だ。けんか腰になる二人。そこに、もう一人やってくる。
???「まぁ今回の計画の目的は、あの忌々しいサブロを潰す為のデータ収集だった!確かにノルマは達成したと言えるねぇ!!」
黄色い髪の上に卵の殻のような帽子を被った男だ。
鋭い目をした男「チャ、チャーリン様ぁ!!」
鋭い目をした男は黄色い髪の男、チャーリンに対して敬礼する。
チャーリン「アイアン君は最低限の仕事はしたと言えるよぉ!」
スキンヘッドの男、アイアンの方を見ながらチャーリンは述べた。
アイアン「だろ?俺はやるべき事はやったんだ!テリーは黙ってな!」
アイアンは目つきの鋭い男、テリーに対して軽い蹴りを入れる。
テリー「チッ......」
チャーリン「アハハハハ!!」
舌打ちをするテリーを見てチャーリンは笑う。そして、アイアンの方へと再び目を向ける。
チャーリン「でもさぁ。仕事っていうのは「最低限」だけじゃ、ダメなんだよぉ!?」
アイアン「ッ!?」
チャーリンは、アイアンの首根っこを掴み持ち上げる。息が出来ずに苦しむアイアンを見ながら、ニヤニヤと笑うチャーリン。そして、首根っこを掴んだまま地面へと叩き付ける。
アイアン「......ゆる......して......」
チャーリン「うーん?僕は別にアイアンに対して怒ってるわけじゃないんだぁ!大した仕事も出来ない奴は、僕が改造してあげた方が良いって思ってるだけさ!!」
そう言いながら、チャーリンはアイアンにまたがり身体を押さえつける。そのまま魔法で生み出したボルトを、一緒に生み出したレンチを使いアイアンの身体に埋めこむ。
アイアン「グフ......」
チャーリン「アハハハハハハハ!アハハハハハハ!!これは良い作品が出来そうだねぇ!!」
一旦めでたし?




