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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
三年生
82/300

わっしょい少女と呪いのタロット



 彼女の話をしよう。

 わっしょいが口癖で、大体はわっしょいと言えばどうにかなり、どうにかなりそうになくてもわっしょいでどうにかしてしまう。

 これは、そんな彼女の物語。





 今日は図書室でナニを借りようかと考えつつ図書室に入ろうとすると、飛び出てきたシェスティンとぶつかりかけた。

 ()えてはいたのでひょいっと避けつつコケかけた彼女を腕で支える。



「大丈夫ですの?シェスティン」


「ええ、お陰様で。ジョゼったら格好良い動きをするのね!」


「ソレはどうも」



 微笑みつつそう返し、図書室に入ろうとすると袖をしっかりと握り締められていたらしくつんのめる。



「……シェスティン?」



 シェスティンは自分の袖を握り締めたまま、キラキラとした笑顔で言う。



「実は今ね?物置部屋に」


「じゃ、そういうコトで」


「待って待って、話を聞いてちょうだーい」


「ヤですわよ!物置部屋って単語はアウトですわ!」


「ちょっと探し物手伝ってもらうだけで良いのよ?」


「あの部屋変なの埋まってるコトが多いし魔物混ざってる時もあるからあんまり足を踏み入れたく無いんですのよー……!」



 制服なので袖が伸びたとしてもすぐ戻るだろうと判断して無理矢理図書室へ入ろうと足を前へと踏み出す。



「もう、ジョゼったら……わっしょーい!」


「キャッ!?」



 図書室に入ればこっちのモノだと思っていたが、わっしょいと叫んだシェスティンによって持ち上げられた。

 まるでフィギュアスケートのペアで行われるリフトのような状態である。



「ちょ、ここまでしますの!?」



 真下にシェスティンの灰がかった金髪が見え、コレは負けたと溜め息を吐く。



「……わかりました、わかりましたわ。話くらいなら聞いてあげますから、とりあえずは下ろしてくださいな」


「わっしょい!」



 返事はソレで良いのかとは思ったが、無事下ろしてくれたので良いとしよう。

 というかシェスティンの筋肉は自分をリフト出来る程無いように()えるのだが、どうやってアレだけの安定感あるリフトをやってのけたのだろう。


 ……やはり掛け声効果でしょうか。


 さておき、渋々物置部屋の方へと歩きつつシェスティンの説明を聞く。



「あのね、昨日王都を歩いてたら噂の占い師さんが居たの!ソレで占ってもらったら、占いに用いられるアイテムとの運命の出会いがあるって結果だったのよ!」


「ソレ悪徳商法的なアレじゃありませんの?」


「いいえ、売り込まれなかったから多分ホントの占い結果だと思うわ」



 その場で売り込まれなくても後日高値で占いアイテム売ってこようとする輩が居たらアウトだと思うのだが。

 けれど噂の占い師と言っていたというコトは、去年のルームメイトであるジェネヴィーヴがパートナーであるストーンスタチューと出会うキッカケになったというあの占い師かもしれない。


 ……その占い師には会ったコトありませんけれど、当たるっぽいんですのよねー……。


 まあ自分は目が良いだけであって記憶やら過去やら心やらを()るコトは出来ないので、同一人物かはわからないが。

 そもそも例の占い師自体女性であるコトしかわかっておらず、目撃された年齢が毎回異なっているのでどういうヒトなのかもよくわからないが。


 ……魔物だったらカンでわかりますが、そういった噂が無いってコトはそういう体質の混血かもしれませんわね。



「ソレで占いの本でも読もうと思って図書室に行ったら、ボックスダイスが物置部屋に占いに用いられるタロットがあるって教えてくれたの!」


「ああ、ソレで物置部屋……」


「ナンだかワケありらしいんだけど、私なら大丈夫そうだからって!」


「待ちなさいなソレわたくし巻き添え食らって大丈夫じゃない感じのヤツじゃありませんの!?」


「だーいじょうぶよジョゼ!いざとなればわっしょいってやればどうにかなるわ!」


「ホント、頼みますわよ……?」



 シェスティンのわっしょいは実際よくわからない効果が起きるので、本気でソレに祈るしかない。

 というか何故あのわっしょいは不思議な効果が発生するのだろうか。

 もしやわっしょいが呪文認定されていたり、とまで考えてソレは無いなと頭を振る。


 ……もしそうなら、魔力の動きが()えますものね。


 つまりソレは無いというコトだ。



「と、あら?開かないわ」



 そんな話をしつつ物置部屋に来たものの、扉が開かないらしい。



「あー、コレはモノを置き過ぎた棚がこっちに倒れてきちゃったんですのね……」



 ちょいちょい教師達が出入りしては要らないモノを置いてったりするので、中はかなりのカオス空間となっている。

 その結果扉を塞いでしまったらしい中の光景が()えた。



「コレはもう仕方ないから一旦戻って」


「わっしょい!」


「適当に歩きましょうとすら言わせてくれないんですのねー……」



 シェスティンのわっしょいによって一瞬にして扉が開いた。

 しかも力ずくで棚を押し退けて扉を開くのとは違い、わっしょいの掛け声と同時に棚が元の位置に戻ったのだ。


 ……棚って、腹筋ありましたっけ。


 そのくらいの跳ね方だった。

 床の埃の積もり具合などから考えても完全に、ミリ単位の誤差も無く元の位置に戻ったらしいので、あのわっしょいは本当にどうなっているんだろうか。



「あらまあ、凄い部屋ね」


「あー、懐かしいけど懐かしくない部屋……」



 一年生の時にランヴァルド司書と一緒に来た時を思い出す。

 あの時はやたらと腰が砕かれた結果立てなくなったので、アレからランヴァルド司書の低音を必要以上に警戒するようになってしまったのだ。

 恐らく一種のトラウマ状態に近いのではないだろうかと自分は思っている。



「邪魔な埃よどこかへ消えて」



 簡潔なシェスティンの呪文により、室内の埃はあっという間に消え去った。



「よーし、じゃあ早速タロット探しね!どっちが見つけるか競争する?」


「わたくしこの物置部屋居心地悪いからあまり居たくないのでソッコでネタバレしますけれど、ソコにタロットありますわよ。その山の下の箱」


「まあ、やっぱりジョゼが居ると早いわね!」



 ……もしやわたくし、選択肢間違えたかもしれませんわね。


 ここはぐだぐだ言いながら適当にやって見つからないねあははという態度を貫くのが正解だったのかもしれない。

 透視を使ってソッコで見つけた結果、また探し物がある時に声を掛けられる気がする。


 ……なんといううっかり……!


 コレはもう、シェスティンがコレを友人達に広めて探し物する時は自分に聞くというのが常識にならないよう祈るしかない。

 天使は神に仕える立場であって願いを聞いてもらえる立場では無いので祈りを聞きいれてもらえる気はしないが、祈るだけならタダだ。



「ソレにしても、ここにあるの?箱を出したら山が崩れそうだわ」



 確かに箱の上に積まれている荷物達は最早幾何学模様を描いているジェンガのように積み重なっている。

 一番上から的確な部分を下ろしつつという感じでやらなくては確実に崩れるだろう状態だ。


 ……エッ、コレまさかわたくしがピンポイントに荷物取って片付けてって一人ジェンガやる流れですの?違いますわよね?


 戦々恐々としていると、シェスティンはこちらに頼んだりはせずに普通に一番下の箱を掴んだ。

 そのまま箱を引っ張ったコトにより、上の山が崩れそうに揺らぐ。



「ちょ、シェスティン!?埋まったらどうすんですの!?」


「でもコレ取った方が早いし……あ、コレ上の荷物が重くていまいち動かないわね」


「動いたら一瞬で上の山がアウトですわよ!?」



 しかしシェスティンは引かなかった。



「こ、の……わっしょい!」



 そう叫んで箱を引っこ抜いた瞬間、荷物の山は物理的な慣性などを完全無視した動きで崩れ、何故か整頓された形でバランス良く積み重なった。

 しかも下の方は大きいモノ、上の方は小さいモノとサイズのバランスまで完璧になっている。


 ……エ、今ナニが起こったんですの?


 崩れそうという事実から無理矢理ピタでゴラなスイッチ的現象を発生させてこの形に完成させるとか、一体どうなっているんだわっしょいの呪文は。



「……えーと、シェスティンは無事ですの?」


「ええ、この通り!無事箱はゲットしたわ!」



 そう言って、シェスティンは満面の笑みで箱を頭上に掲げていた。



「うん、なによりですわ。……なによりですけれど、アナタこの整頓された荷物の山に対してコメントとかありませんの?」


「不思議なコトもあるものねって思ったわ」


「……ええ、うん、わたくしも同意見ですわ」



 嘘偽り無く本気でそう言っているのがわかったので、ツッコミを入れるのは止めておいた。

 というか多分シェスティンはわっしょいの掛け声と共にこういう奇跡を頻繫に見ているのかもしれない。

 もしそうなら彼女からすればあるあるレベルの現象でしかないのだろう。


 ……いや、まあ、アンノウンワールドですものね。


 いつだって未知が隣人、ソレがアンノウンワールドである。



「さて、タロットは……コレかしら?」



 ゴソゴソと箱を漁ったシェスティンが取り出したのは、魔法で封印が施されているのが目に見えるレベルな、明らかにヤベェタロットだった。

 というか含まれている魔力からすると魔道具のような、しかし封印されているコトからすると眠っているだけの無機物系魔物な気もする。



「シェスティン、とりあえず危険そうだからまずは誰か教師を呼んで」


「わっしょい!」


「アナタもうちょっとシンキングタイムってモンを設けなさいな!」



 女性らしい口調に反し、シェスティンの性格は突進タイプである。

 まだイノシシの方が話を聞いてくれる気がする。



「……む、む?」



 タロットが入っている箱の表紙として描かれている顔が、目をパチパチと瞬かせた。



「おお、封印が解けた!お前が解いたのか!?」



 ……やっぱ、魔物でしたの、ねー……。



「ええ、そうよ」



 シェスティンはニッコリと微笑んでそう答えた。



「そうか、じゃあ礼として」



 一瞬、表情が変化する直前の筋肉の動き、は無いがソレに近い動きがタロットから()えた。

 そしてぶわりと発生する嫌悪感。



「シェスティン!」


「礼として呪いのタロットによるタロット占いだ!貴様に似合うのは死神だろう!」



 箱が開き、ソコから死神のカードが飛び出した。

 ソレと同時にシェスティンの背後にあった棚の上に何故か置いてあった抜き身の短剣がシェスティンに真っ直ぐ落ちてくる。

 しかも切っ先を真下に向けて、だ。



「わっしょい!」



 しかし飛び出したカードに驚いたらしいシェスティンがそう叫んだ直後、シェスティンに狙いを定めていた短剣はあり得ない軌道を描いた後壁にブッ刺さった。

 危ない!とか叫んだり慌てて庇いに行く隙も無いくらいに一瞬の出来事だった。


 ……いえ、怪我人が居ないのは良いコトですけれど。


 一体どういう法則が働いているのだろう。

 新しくわっしょいの法則とかが発生しているのだろうか、この世界。



「ああ驚いた……いきなりタロットカードが飛び出すなんて思わなかったわ」


「うん、シェスティン?アナタ気付いてないみたいですけれど、たった今もっと驚くべきヤベェコトが起こりかけてましたわよ?」


「アハハ、そんなまさか。ジョゼってば私をからかおうとして」



 からかう気は皆無だし純然たる事実なのだが、本人がそう言うのであれば無かったコトにしておこう。

 本人がそう認識している以上は主張しても聞き入れてはもらえないのだから。

 というか今まで特に気にしていなかったが、もしやシェスティンは結構レベル高めな狂人なのだろうか。


 ……自覚無しでヤベェコトする辺り、アルティメットレベルかもしれませんわねー……。



「チッ、まさか仕留め損なうとは……」


「ええと、タロットカード?ソレでアナタって魔物なのよね?」


「ああその通り!」



 敵意を向けられたのにも気付いていないシェスティンにそう問い掛けられ、タロットカードは苛立ったように答える。



「俺は呪いのタロット!タロット通りの現象を現実に発生させるコトが出来る魔物だが、俺は人間の思い通りになるのなぞお断りだ!

寧ろ貴様ら人間の欲に塗れた顔が恐怖に歪む顔見たさに、俺は俺が思った破滅のカードのみを表に出す!わかったら」



 再びタロットカードが、呪いのタロットの中にある一枚のカードが飛び出した。



「俺に惨たらしく殺されろ!この塔のカードでな!」


「わっしょい!?」



 ……ワー、一瞬。


 塔のカードが飛び出た瞬間天井に亀裂に走り、シェスティンの真上部分がメキリと崩れて落ちて来た。

 しかしカードが飛び出たコトにまたもや驚いた結果放たれたわっしょいにより、落ちて来た天井の一部は一時的に重力が反転したんだろうかという動きで天井に戻り、そのまま定着した。

 結果残ったのは亀裂が入っただけの天井だ。


 ……どーいう動きですの、今の。


 天井に誰かが一瞬で接着剤でも仕込んだんじゃないかと思うくらいにピッチリと天井に嵌まっているのだが、一体ナニがどういうコトだ。



「ああもう、さっきからいきなりカードを飛び出させたり怖いコトを言ったりして……随分とお茶目な魔物なのね!」



 そして一連の流れに一切気付いていないシェスティンの笑顔はとても眩しくて流石アルティメットレベルの狂人。



「ふふふ、でもやっぱり呪いのタロットなだけあって、タロットに詳しそうね。私今ちょっと占いが気になってるから、アナタのカードで色々と占いたいわ!良かったらタロット占いの結果の読み方とか教えてくれないかしら!」


「……貴様、マジか」


「ナニが?」



 呪いのタロットはキョトンとした表情で首を傾げるシェスティンを信じられないようなモノを見る目で見た後、同意を求めるような視線をこちらに向けてきた。

 確かにコイツヤベェ感はわからなくも無いが、ソレでも友人だし探さなくてもヤベェ狂人はその辺にゴロゴロ居るので今更だ。

 そう判断し、結果無事だったとはいえ悪意と殺意を持ってシェスティンに攻撃したのは事実だからと自分はニッコリと笑みを浮かべて呪いのタロットに忠告する。



「いけませんわ」


「ヒエッ」



 おっといけない、さっきの悪意や殺意に反応して表情がうっかり凄みのある無表情に。

 あと無意識にバーサーカーモードの時に口走ってしまう言葉が出てしまった。


 ……うん、セーフ。うっかり踏みつけたりしてないだけ一年の頃に比べて成長しましたわ!


 悪に対してかなり我慢出来るようになったと自分を褒めつつ、もう一度。

 ニッコリ笑って、呪いのタロットへと忠告の言葉。



「シェスティンに挑むのは構いませんけれど、万が一があったり他の方にナニかあったら、そん時は問答無用で潰させていただきますわ。天使として」


「ちょっと寝てる間に狂ってるヤツしか居なくなったのか世の中……?」



 目は笑えていなかったかもしれないが、口角はキチンと上げれた感触があったのにこの言われよう。

 声もちょっと抑揚がアレだったかもしれないが頑張ったのに、呪いのタロットに化け物を見るような目で見られてしまった。

 どちらかというと魔物である呪いのタロットが向けられる目だと思うのに、コレはおかしくないだろうか。





 コレはその後の話になるが、呪いのタロットをウキウキで持ち帰ったシェスティンは毎日攻撃されているが、まったく気付かないまま全てをわっしょいで避けていた。



「今日こそ覚悟しろシェスティン!逆位置の運命の輪!」


「わっしょい!」



 誰かが誤射ったらしい炎の球がシェスティンに向かってきたが、シェスティンのわっしょいによっていきなり直角に曲がり上空へと向きを変え、花火のように散った。

 どういう因果でああなるのかがまったくわからない。



「……貴様、本気でどうなっているんだ」


「え、どうかした?」


「だからそのわっしょいだわっしょい!毎回毎回わっしょいという叫びと共に渾身の攻撃を弾かれるタロットの気持ちを一度は考えたコトあるか貴様!?無いならせめて考えろ!この際素振りでも構わん!」


「ああ、今の?ごめんなさいね、ついうっかりクシャミが出ちゃって……恥ずかしいわ」


「クシャミ?クシャミで今の俺の攻撃は……は?クシャミ?」



 本日五回目の攻撃を無効化された呪いのタロットは、呆然とした表情で「クシャミ……?」と連呼していた。



「あ、ソレより呪いのタロット!今度は小アルカナの方も教えてくれないかしら!」


「貴様俺がめちゃくちゃ不穏なコト言って敵意バリバリ出してるのによくそんな要求が出来るな」


「え?だってアナタ、確かに怖いコトは言うけれどソレだけでしょう?ソレにタロット占いに関してはちゃんと教えてくれるじゃない!」


「ソレだけだと思ってるのは貴様だけだというコトをいい加減に自覚しろシェスティン……!」



 苛立ちのあまり、呪いのタロットがヤバげな魔物に進化しそうなオーラを纏っている。

 いや、アンノウンワールドは種族名が変更になったりはあっても進化というのは無いのだが。

 あっても生物の生態的な進化である。



「ふふふ、本当に呪いのタロットって面白いわね!やっぱり占いではエンターテイメント性も求められるからかしら?」


「ヒトの本気を娯楽扱いとか貴様本当そういうトコをどうにかしろ!この狂人!」


「まあ失礼ね、確かに口癖みたいにわっしょいって言っちゃうけど、私はそのくらいしか特色が無い一般人のモブDよ?」


「貴様のドコがモブだモブに謝罪しろ!」



 まったくだ、とベンチに座って存在感を出来るだけ消しながら呪いのタロットに同意して頷く。

 殺意から発生する悪の気配がいけ好かない相手ではあるが、アルティメットレベルの狂人であるシェスティンに比べれば呪いのタロットは圧倒的にまともな思考をしている。


 ……殺意だけなら問題は無いんですけれど、悪意から発生してる殺意なのが問題なんですのよねー……。


 ソレさえ無ければ愚痴くらいは聞けるのだが。

 だが愚痴は正直聞き飽きているし、どうせ現在のままでは無表情で凝視してしまうので、気付かないまま擦れ違うようなこのくらいの距離が丁度良いだろう。

 そう思いつつ、向こうの喧騒を意識的にシャットダウンして手元の本に意識を集中させるコトにした。




シェスティン

わっしょいと叫べばどうにかなるし、どうにかならなそうでも気合を入れてわっしょいと叫べばどうにかなる。

女らしい口調ではあるが押しが強いイノシシみたいな勢い。


呪いのタロット

ヒトが嫌いだし敵意も悪意もあるし本気で殺しにかかるが実は一人も殺せたコトが無い為、害魔認定はされていない。

わっしょい回避をされるがめげずに今日もシェスティンを仕留めようと頑張ってる。


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