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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
二年生
51/300

護衛メイドと粘土ガラス



 彼女の話をしよう。

 我が家のメイドで、護衛も兼ねていて、淡々としている。

 これは、そんな彼女の物語。





 基本的に自分は放課後に外出する際、制服から私服へと着替えるようにしている。

 正直制服の方が汚れないし防水だし修復されるしと便利さが格段に違うのだが、やはり可愛いワンピースなどが着たい乙女心は強かった。


 ……真冬だろうと足出せるオシャレ上級者程ではありませんけれど、やはりオシャレは優先すべきですわよね。


 制服は毎日着ているからこそ、王都を出歩く時くらいは私服を着たい。

 そう思ってシンプルだが装飾が細かくて良い生地が使用されているワンピースを着て正門から出ようとすると、正門前に見覚えのあるメイドが立っているのが()えた。

 慌てて外に出ると、やはり見覚えのあるメイドが、いつも通りに作り物の微笑みを浮かべていた。



「アルムデナ!」


「どうも、この間の長期休暇以来ですね、お嬢様」



 銀のメッシュが入った茶髪を揺らし、メイド服を着たままのアルムデナはそう言って頭を下げた。



「え、ナンでアルムデナがここに居るんですの?というか何故私服では無くメイド服で?」


「奥様からお嬢様方に伝言を頼まれたので、仕事として来たんです。なので仕事着で」


「成る程……」



 彼女はかなり真面目なヒトなので、仕事として来たならそりゃ仕事着のままで来るだろう。



「俺はもっと可愛らしい服に着替えたらどうだって言ったんだがなぁ」



 そう溜め息混じりに言ったのは、アルムデナの耳にぶら下がっているピアスだ。

 正確にはピアスでは無く、粘土のように姿を自在に変化させるコトが出来るガラス、粘土ガラスという魔物なのだが。

 その特徴ゆえに、彼は毎日違うデザインに変化している。


 ……今日は猫のデザインなんですのね。



「仕事ですので、仕事着が適切だと私は判断しました」


「仕事は良いが、王都歩くなら私服とか可愛い服とかの方がマッチしてると思うぜ?」


「仕事着の方が不測の事態にも即座に対応可能ですので」



 パートナーである粘土ガラスの言葉にも一切頷かず、アルムデナは動かぬ微笑みを浮かべたまま淡々とそう答えた。

 まあ彼女の場合は護衛兼メイドな為メイド服に色々仕込んだり細工をしたりしているので、仕事着がベストだというのは事実だろう。



「ところで、伝言というのは?」


「ハイ、それなのですが、お嬢様にここで立ち話をさせるワケにも行きませんので、近くの店に入りませんか?」


「ああ、ソレもそうですわね」



 正門前で喋っているのは他の生徒達の邪魔になってしまう。

 かといって学園側からすると部外者なアルムデナは学園に入れないし、入ろうとすると手続きが必要となる。

 伝言だけならわざわざそんな手間を掛ける必要も無いので、頷いた。





 アルムデナとしてはドコの店でも話が出来るなら問題無いようだったので、お気に入りのカフェへと入った。

 向かい合うように座り、注文した紅茶で喉を潤すと、アルムデナは話し始める。



「奥様からの伝言ですが」


「ハイ」


「「オーレリアン以外が王都に行っちゃったし、サミュエルとジョゼフィーヌはまだ帰って来てくれるけどアリエルは全然帰って来ないし、というワケでちょっと寂しいから久々に家族全員で集まりましょう?」とのコトです」


「あー……成る程」



 弟のオーレリアンはまだ幼いので実家暮らしだが、他の兄妹は皆王都に居る。

 兄であるサミュエルお兄様は兵士として王都に居るし、姉のアリエルお姉様もまだ学生なので自分と同じく学園内の寮暮らしだ。


 ……で、長期休暇があるのは生徒であるわたくしとお姉様だけで、お姉様は旅が好きだからと実家には帰りませんし。


 兄も頻繁に帰ってはいるらしいが、いまいち休みが合わない。

 なので王都で顔を合わせるコトはあっても、実家では中々顔を合わせる機会が無いのだ。

 そして姉は実家を嫌っているワケでは無いのだが、長期休暇イコール旅行チャンスと考えているらしく、数年に一回くらいしか帰らない。


 ……そりゃお母様も久々に家族集まろうって言いますわね。



「……でも、ソレなら伝言ではなくても、手紙とかで良い内容じゃありませんこと?」


「アリエルお嬢様の性格を考えると……」


「手紙は読んでも返事無しで無視してくる可能性が高いっつーか……実際何度か無視してるからな」


「あー……」



 納得しか出来ない。

 姉の旅行好きは父に言わせるとソレも天使の特徴らしく、姉は奔放タイプの天使的特徴が強いらしい。

 なので姉は基本的に家に帰らないのだが、学園で旅行の土産話を聞くと必ず事件に巻き込まれている。


 ……天使には頼まれやすいという特徴がありますが、事件に巻き込まれるのはまたちょっと違いますわよね。


 だが姉はマジで事件に巻き込まれやすいらしく、推理モノの主人公並みの巻き込まれ率だ。

 ナンだか一人だけ世界観が違う感じ。

 そして姉は結構メンタルが強いというか、事件に巻き込まれたりしつつも観光時間が無くなるから、と冷静にスピード解決しているらしい。

 天使の特性である悪への嫌悪感を利用して、容疑者と握手するコトで悪寒が一番強い相手を問いただして自白させるんだとか。


 ……まあ、罪を犯したばかりだと拒絶反応強めに出ますから、方法もわからなくはありませんわ。


 自分の場合は拒絶反応強めなので絶対に出来ない芸当だが。

 ちなみに天使が判断する悪というのは法律的なアレコレでは無く、死後の裁判などでアウト判決されるような罪があったら悪、という感じだ。

 まあ天使も枠としては人外であり人間とは違うので、人間の法律とは違う判断基準なのは当然なのだが。



「でも、口で伝えてもお姉様は普通に無視して旅行に行きかねませんわよ?」


「おう、だからアルムデナと俺が伝言役として来たんだよ」


「正確には()()、ですが」


「細けぇな……」



 そう掛け合いをする一人と一つを見ながら、自分は成る程と納得した。

 アルムデナは護衛を兼任出来るだけの実力があるので、いざという時は実力行使で強制連行の為に来たのだろう。

 ソコまでしないと実家に帰らない可能性が高い姉に遠い目になれば良いのか、ソコまでして家族を全員集合させたい母に遠い目になれば良いのか、どっちだろう。


 ……どっちにしろわたくしが遠い目になるのは確定事項ですわね。


 溜め息を吐きつつ、ブラウニーを食べる。

 ミッチリと詰まった食感と甘すぎないチョコの味のお陰で、少し心が緩んだ気がした。



「……そういえば、お兄様にはもう伝えたんですの?」


「いえ、この後伝えようかと。現在は勤務中のハズですので、仕事が終わってから」


「成る程。お姉様には?」


「既に手紙を出してありますので、もし旅行に出ようとするのであれば私が現れて強制連行ですね」


「つまり、直前まで姿を現す気は無いんですのね」


「警戒をされると厄介ですので」



 我が姉ながら、メイドにここまで言われるとは相当だ。



「あら、でもそうすると、お兄様の仕事が終わるまで暇なんですのね?」


「ハイ」


「観光とかの予定は?」


「仕事で来ていますし、特に興味も無いのでこのままカフェで待機しようかと思っています」



 ……こーいうトコ、あるんですのよね。


 アルムデナは喜怒哀楽が少ないというか、元兵士な執事であるアッサール以上に淡々としている。

 そんなアルムデナに、粘土ガラスが不満気な声を上げた。



「おいおい、マジで観光も無しに仕事だけして帰るつもりか?」


「そうですが、ソレが?」


「長期休暇開始まで上のお嬢様が逃げないようにって王都で待機する間も?」


「観光の必要性を感じないので」


「ッカーーーーーッ!おいお嬢様!コイツにナニか言ってやってくれ!俺は確かにアルムデナが好きだし一緒に居れるならソレで良いが、だからといって王都まで来て観光無しってのは嫌だ!」


「さり気なくノロケないでくださいます?」


「ノロケてねぇよ!事実!」



 そうハッキリ言い切られるといっそ気持ちが良いな。

 正直周囲にパートナーが増えてきていて独り身が寂しいのでハイハイノロケノロケとスルーしたいが、折角王都まで来たのに待機しっぱなしというのもアレだろう。



「んー……お母様達へのお土産の下見として観光するとかはどうですの?」


「奥様方は置き物類はあまり好まれず、食べ物などの消費出来る品を好みますので、既に目星は付けてあります」


「流石ですわ……」



 護衛としての腕も凄いが、彼女はメイドとしてもピカイチだ。



「ううん……でも、長期休暇までまだ日数ありますのよ?その間待機だけというのは退屈じゃありませんこと?」


「特には」


「パートナーの情緒がいまいち発達してなくて、悲しいぜ俺は」



 ヨヨヨ、と粘土ガラスはわざとらしく泣き真似をするような声を出した。



「出会った頃はまだもうちょっと……うん、いや、あんまり変わんねぇな。あの時から無表情だったわ」


「今は微笑んでいますよ」


「お前の微笑み、口角上げて固定してるだけだろ。しかもソレ仕事中だけであって私生活じゃ完全に無表情だし」



 ……あー、そういえばそうでしたわね。


 仕事中や人前では笑顔を心掛けているようだが、アルムデナの素は無表情だ。

 透視出来るこの目がある為、ソレは自分も知っている。



「……そういえば、アルムデナと粘土ガラスの出会いってどんな感じでしたの?」


「話す程の内容はありませんが」


「別に良いんじゃねえの?話しても。どうせ坊ちゃまの仕事終わるまで暇なんだしよ」


「そうそう、わたくしも適当に歩くつもりだったので時間ありますし」


「……そうですか」



 アルムデナは動かない微笑みを浮かべたまま何度か頷き、納得したように最後に深く頷いた。



「わかりました、お嬢様の暇潰しの為にお話ししましょう」



 そう言い、アルムデナはまず紅茶で喉を潤した。





 喉の渇きを潤して準備万端にしてから、アルムデナは話し始める。



「アレは何年か前のコトですが、ガラス細工の店に立ち寄ったコトがあったのです。確か、初めてエメラルド家からお給料をいただいた時ですね」


「となると、結構前ですわね」



 自分が幼い時から彼女はメイドをしていたので、異世界の知識がINする前後の頃だろうか。



「折角のお給料なので形に残るモノを、と思いまして。ソレまでそういったモノは不要だと思っていたのですが、住み込みで働いているのならそういうモノを持っても問題無いか、と」



 ……モノへの執着、やっぱ薄めですわね。



「そして店内を見渡して、一つだけ趣向が違うガラス細工があって目を惹かれたので購入したのですが、ソレがコレでした」


「コレって酷えな」



 コレ、と指差されたのはピアスとしてアルムデナの耳にぶら下がっている、現在は猫のデザインに姿を変えた粘土ガラスだ。

 そんな粘土ガラスの苦笑気味な声をスルーし、アルムデナは続ける。



「購入後はとりあえず机の上に置いたのですが、眠って朝起きるといつの間にやらデザインが変わっていまして。最初はウサギだったハズがトカゲに、かと思えば翌日は踊り子を模したガラス細工に」


「ソレ、魔物だってわかってないと怪奇現象ですわね」


「ええ、正直眠っている間に侵入者でも居るのではないかと思って入り口付近にトラップを仕掛けたのですが、変化しているのはコレ自身でしたので。全て不発に終わりました」


「そのトラップ仕掛けている間もずっと淡々としてて、あん時は無い肝が冷えたぜ」



 護衛も兼任している為に容赦が無いアルムデナだと考えると、確かに怖い。



「トラップも不発、しかしガラス細工は毎日変化し続けていました。確かウミウシ、イタチ、ムジナ、馬車でしたね」


「お前もよく覚えてんな……」


「不審者の場合は重要な証拠になるかもと思って日記に書いていましたので」


「コッワ!」



 相変わらず仲が良い一人と一つだと思いつつ、紅茶とブラウニーが無くなったのでお代わりの紅茶とミルフィーユを店主のパートナーである魔物に頼む。



「でもあまりに不審者の尻尾が掴めないので、もうコレはあの店のガラス細工は日替わりでデザインが変わる仕様なのだろうかと思っていたのですが、ある日ガラス細工がサーカスの玉乗りピエロに変化していたんです。ソレを見て、思わず笑ってしまいまして」


「エ!?アルムデナが笑ったんですの!?」


「私でも笑う時はあります。あとサーカスは客を笑わせるのが仕事ですから、笑うのが礼儀だと思っていますので」



 ……そ、ソレでも笑ったんですの、ね……?


 アルムデナが微笑みを浮かべているのはいつもだが、いまいち笑いきれていない微笑みなのだ。

 そんなアルムデナが、礼儀だからとはいえ笑うとは。

 しかも言い方からすると普通の笑顔だったと思われるので、相当にレアだ。



「そして私が笑った瞬間、ガラス細工が「よっしゃ笑った!」と喋りました」


「ワオ」



 自分はこの目があるのでソコまで驚かないが、そうではないヒトからすると衝撃的なシーンだろう。

 いや、アンノウンワールドではあるあるなので「ビックリした!」程度かもしれないが。



「いやー、あん時な?ちょっと良い感じの店があったから「おっこりゃ紛れ込みやすいぞ」って思って商品の振りしてたんだが、マジで購入されちまってな。まあちょっとの間置き物の振りするくらいなら良いかと思って大人しくしてたんだが」



 ソコでまあ良いか、となるのが無機物系魔物の凄いトコロな気がする。

 生き物系ならそのまま作り物の振りをするコトは普通に無理だ。

 生物では無いからこそ出来る芸当だろう。



「なのに!コイツ俺を見ても全っ然表情変化しねぇ!」



 その時を思い出してか叫んだ粘土ガラスに、アルムデナは耳元で叫ばれてうるさかったのかその微笑みを少しだけ不快そうに歪めた。



「普通さ?綺麗なガラス細工買ったなら微笑むモンじゃねえか?綺麗だなって嬉しそうにするなり、良いモン買ったぞって満足気な笑み浮かべるとかよ!なのに変化無し!俺はあん時自分は超美しいガラス細工だってプライドがあったってのに、ソレをズタズタにされたぜ!」


「ガラス細工では無いでしょう。どれだけ姿を変えようと種族が粘土ガラスであるコトに変化は無いと思いますが」


「ソコじゃねえんだよ!あとあん時の俺はガラス細工の振りしてたからほぼほぼガラス細工だったね!九割方ガラス細工だった!」



 九割方というか、見た目がガラスの置き物なら普通にガラス細工扱いで良いと思うのだが。



「で、プライドをズタズタにされた俺は決めた。絶対コイツを笑顔にさせてやる、ってな!」


「ナンとも平和的な……」


「だろ?害魔になる気はねえし、そもそも笑顔になってくれなかったのがプライドに引っ掛かったワケだしな」



 ソコでちゃんと「笑わせてやる!」になった辺りがまともで良い。

 意識させてやる!とマイナス感情でも良いから意識を引こうとして意地悪やいじめをするのはガキか悪人だけなので、真っ当メンタルは好印象だ。

 魔物は真っ当な感性を抱いているコトが多くて安心出来る。

 ちなみにアンノウンワールドのヒトは狂人率が高い為、どういう経緯でどういう結果になるのかがわからない行動に出るトコが恐ろしかったりする。



「そして無い肝を冷やしつつ何日も掛けて、俺はようやくこの無表情を笑わせるコトに成功した。そりゃあ置き物の振りしてたのを放棄してでも歓声上げるだろ!」


「確かに、上げますわね。相手がアルムデナだと思うと尚のコト納得ですわ」


「解せません」



 アルムデナはそう言って不可解そうに眉根を寄せたが、ソレでも微笑みを浮かべているのは最早恐怖だ。

 いや、見慣れているのでその程度は今更だが。



「んでその後は俺が魔物だってコトがバレて、色々話し合った結果俺は粘土ガラスだから武器の姿にも変われるって話になり」


「割れても粘土のような性質のお陰で破片を集めれば直るとわかり、ソレなら武器として使用が可能だなとも思いまして」


「で、いざという時の武器として、って感じでアルムデナのピアスとして一緒に居るコトになり」


「気付けばパートナーになっていました」


「後半一気にハショりましたわね」



 桃太郎で犬とキジとサルがお供になったぞの次のページがいきなり「そして鬼は倒されましためでたしめでたし」だった気分だ。

 そのめでたしまでの部分が重要だと思うのだが。

 そういう感情を込めてじっと見つめたが、アルムデナの表情は動じず、粘土ガラスも困ったように唸るだけだ。



「うーん……だってよ、ホントにその辺はそんな感じっつーか、ぐだぐだ会話してた内容とかまで詳しくは覚えてねえし」


「気付けばパートナーになっていたのは事実ですので、具体的にいつ頃パートナーになったのかがよくわからず」


「まあ不便さ無いし良いか、って感じで」



 物凄く反応が軽いが、良いのだろうか。

 問題は無さそうなので、多分良いのだろう。





 コレはその後の話になるが、結局アルムデナと粘土ガラスは王都の観光をするコトに決めたらしい。

 あの後粘土ガラスが再び観光の話を持ち出して、どうにか勝利をもぎ取っていた。


 ……ホント、勝利をもぎ取っていたって表現になる会話でしたわね、アレ。


 決まり手は粘土ガラスによる「デートしたいって思っちゃ駄目なのかよ!?」という叫びだった。

 アレには流石のアルムデナも多少感情が動いたのか、微笑みを崩して口を真一文字に閉じていた。

 表情筋などが()える自分からすると、アレは口が緩みそうになるのを耐えていたようにしか()えなかったので、とてもレアなモノを見た気分だ。



「おい、折角だしソコの店にも入ろうぜ。さっきの通行人がアソコの料理美味いっつってたし」


「食事は栄養が取れれば良いので興味がありません。大体粘土ガラスは食事をしないのですからその情報は不要でしょう」


「あのなあ!俺はパートナーであるお前には美味いモン食って欲しいんだよ!あと美味いモン食って笑えば最高!」


「……食事で笑顔になる理由がわかりませんが、ソコまで言うならアソコで食事にしましょうか」



 王都を観光しながらそんな会話をしている一人と一つを見掛け、本当に仲が良いなと思いつつ、自分はその場を後にした。




アルムデナ

元々護衛として雇われていたが、護衛として常にそばに居る為にとメイドになった。

メイドだからと仕事中は常に微笑みを浮かべているが作り笑顔なのが子供でもわかるレベルであり、仕事中以外は表情筋が行方不明レベルで無表情。


粘土ガラス

多少なら密度や量を変化させれる為、短剣やナイフ、レイピアに変化が可能。

ただし大きいハンマーにはなれないし、小さいハンマーになったとしてもガラスという特徴の為に自爆どころか自殺技でしかない。


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