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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
九年生
294/300

氷少年とガールアイスクリーム



 彼の話をしよう。

 遺伝で体がほぼ氷で、戦闘系の貴族家系で、レイピアを扱うのが得意な。

 これは、そんな彼の物語。





 森の入り口で待っているリンに声を掛ける。



「ハァイ、リン」


「む、ジョゼフィーヌか」



 透き通った氷のような薄い水色の髪を揺らし、リンがこちらに振り向いた。



「ナニか用か?」


「用っていうか、リンはこれから見回りでしょう?」


「ああ」



 この森の見回りは基本的に管理人であるランベルト管理人とリンダ管理人が行うのだが、森の広さが広さなので一人では到底カバーしきれない。

 パートナーになった理由はさておき、だからこそ機動力が高い魔物をパートナーにしている、という可能性はある。


 ……ワープが可能なワープウィーゼルに、飛行可能なアクティブスワロー、ですものね。


 しかしそれでもやはり手が回らない為、こうして見回りバイトをする生徒が存在するのだ。

 ちなみに選考基準は戦闘能力か脚力が優れているかどうかである。


 ……万が一害魔と遭遇した時、無事に戻って報告出来るかはかなり重要ですわ。


 リンは貴族だが戦闘に特化しているタイプの貴族なので、優れた戦闘能力があるとされて見回りバイトの選考を通っていた。

 貴族がバイトしてると考えると何となく脳みそが混乱するような気もするが、別に貴族はバイトすんなという法律があるワケでも無いので良いだろう。


 ……他の生徒のバイトが減るってワケでもありませんしね。


 仕事なんてその辺に幾らでもあるのだから、適材適所というヤツだ。

 リンの家系は戦闘能力による叩き上げで貴族になったタイプなので貴族貴族していない分、体を動かしたいのだろう。



「しかし管理人が来なくて困っているトコロだ」



 ハァ、とリンは溜め息を吐く。



「今日はどの方面を見回れば良いのか、指示がまだ出されていなくてな……」


「ああ、それならあっちだそうですわよ」


「何故知っている?」



 指定の方角を指差せば、リンは不思議そうに首を傾げた。



「ランベルト管理人に頼まれたんですの。初等部の生徒が森の中で怪我したって、その怪我人のお友達が報告しに来て。ソレでソッコで出たらしいんですけれど、リンへの指示出しを思い出して通りすがりのわたくしに伝言を」


「ああ、よくあるヤツだな」


「よくあるヤツですわ」



 二人で頷く。

 森は結構怪我をしやすい。


 ……中等部くらいになれば、軽い手当てくらいは自分で出来るようになりますけれど。


 初等部だとまだ慣れていない為、特に怪我をしやすい。

 下手に動いて怪我を悪化させたりうっかり迷って状況を悪化させたりする可能性がある為、基本的に近くにヒトが居るなら管理人を呼んできてもらう、というコトになっているのだ。

 尚、近くにヒトが居ない場合はソコで大人しく待機となる。


 ……一定時間ごとに見回りがあるから、ソレを待つのがベストなんですのよね。



「あ、ついでにわたくしも見回り頼まれたので一緒に行きますわね」


「私一人でもある程度対処可能だが……いや、しかし戦闘談義に花を咲かせながら見回りというのもアリか」


「花咲かせて良いのかわからん話題ですわねーソレ」


「私達の場合、盛り上がれそうな話題はソレくらいだろう。貴族らしい話題など無いのだからな」


「うーん正論」



 己の家は貴族だし大きくもあるし使用人だって居るのだが、大分庶民感溢れている。

 リンの家も貴族であり大きくもあり使用人も居るが、元々は貴族では無かった為、そういうのに疎い。


 ……うん、貴族の話題じゃ盛り上がりませんわねコレ。


 前時代の遺物的な思考を持つ有害貴族についてなどであれば盛り上がるだろうが、コレは結局戦闘談義になりそうだ。



「では、見回りを始めるか。害魔が居たら教えるように。私はソコまで魔物に詳しくは無い」


「見回りバイト既に長年してるんですから、害魔についてなら結構良い成績取れますわよね?」


「筆記ならな」


「ああ、成る程……」



 情報としては知っているが本物はよくわからないから実物をどう見分けたモノか、となるタイプか。

 薬草採取に慣れていない子が薬草と毒草を見分けられないアレに似ている。





 歩きつつ、リンは構築した氷のレイピアを手に握る。



「この通り、レイピアは使い勝手が良い。いざとなればナックルガード部分で相手を殴れば良いワケだしな。懐に入られても気絶くらいはさせられるぞ」


「んー、わたくしそういう時はつい素手で対応しちゃうんですのよね。そもそも殴ったりはしませんし」


「ああ、関節狙いだったか」


「好きで関節狙ってるワケじゃありませんのよ?油断すると本能のままうっかり仕留めそうになるからこそ、関節を緩めに狙うコトで本能の殺意を逸らし、死なない程度の攻撃に抑えてるんですの」



 そう言うと、握っていた氷のレイピアの構築を解除してキラキラした氷の破片を周囲に散らしたリンは怪訝そうに眉を顰める。



「脱臼させるのは緩めの範囲内なのか?」


「わたくしが本能を抑え込んでいない状態で関節狙ったら肩部分から腕捥ぎますわ。腕を使えないようにするという部分は同じですけれど、脱臼ならまだどうにかなるでしょう?流石に腕を捥ぐというのは、義腕必須になっちゃいますし」


「そういう問題でも無い気はするが、確かに腕を捥いだ場合は繋げるのが難しいからな。綺麗に斬られていればヨイチ先生が縫い直してくれるが」


「言っておきますけれど、この世の中にヨイチ先生レベルの技術持ってるヒトはそうそう居ませんわよ?」


「ナンだと!?」


「そ、ソコまで驚かれる程のコトなんですの?」



 思いっきり目を見開いて驚かれたので、思わず一歩引いてしまう。

 その驚きっぷりに驚きだ。



「この学園の教師陣は、皆かなりの実力者ですわ。だから世界でも有数扱いされてるんですのよね」


「あんなにもアレなのにか」


「あんなにもアレだからこそこの学園の教師やってんですのよ」


「成る程」



 リンは納得したように頷いた。

 実際あの教師達、実力や知識など様々な面が秀でているのだが、残念なコトに人格やらがちょっと残念なヒトが多い。


 ……あと研究に結構な費用が掛かってたりするんですのよね。


 その分しっかりと結果を出すが、大前提である費用が問題だ。

 けれどこの学園ならば不老不死が七回転生しようと豪遊出来るレベルの財産を有するアダーモ学園長が居る。


 ……真面目にやってる限りはアダーモ学園長が経費扱いで負担してくれるって、結構凄いコトですわよね。


 ちなみに結果がちゃんと出せるのであれば真面目にやってる扱いになる為、授業しながら酒飲んでようが授業以外大体フィールドワークに出ていようが問題は無いらしい。



「しかしヨイチ先生レベルのヒトがあまり居ないとなると、世の中の腕が斬られたヒトはどうやって腕を繋げているんだ?」


「んー、そういうのが出来る混血や魔物を頼るか、同じレベルの技術を持つヒトに頼むか……ただ、そういうヒトや魔物に頼むと、当然ながら相当な金銭を要求されるんですのよねー……」


「……ヨイチ先生、無料でやってくれているよな?」


「あのヒトは保険医ですもの。必要なお金は学園から支払われてますし、わたくし達生徒は学費払ってればその辺無料扱いですし」


「そう思うと本当にこの学園の学費安くないか……?世界でも有数レベルの存在から授業を受けれたり、診察を受けれたり……」


「生活などに必要そうなら、アダーモ学園長に申請して許可貰えば無料で魔道具やらのアイテムも作ってもらえますしねぇ」


「至れり尽くせり過ぎる」


「パートナー魔物の食事代とかも無料、設備は混血や障害者も利用しやすい仕様になってるって、本当に色々行き届いてますわ……」



 改めて考えると本当に凄いなこの学園。

 その上、頼めば生徒達の職業先を斡旋してくれるし、卒業後も頻繁に連絡を取って様子を確認してくれるのがアダーモ学園長。

 卒業生達が学園の生徒にやたら優しい対応をしてくれる理由がわかる気がする。


 ……教師陣、それもトップの生き様や背中って、ホント影響大きいんですのねー……。



「ジョゼフィーヌ、待て」


「ハイ?」


「行き倒れが居る」



 前方、とてもカラフルなヒト型が倒れていた。

 敵意が無いせいで気付かなかった。


 ……敵意が無いと、行き倒れててもいまいち気付けませんのよねー。


 人間ならともかく、魔物の場合は弱肉強食の自然界。

 広い視界では魔物の死体もそれなりに目撃する為、その辺の感覚が鈍くなっている。


 ……というかわたくしからすると、植物が枯れてるのもモノが壊れてるのも生き物が死んでるのも、あんまり差が無いように思うんですのよね。


 植物系魔物、無機物系魔物、生き物系魔物と思うと、どれも同じ死に()える。

 そのせいで魔物が行き倒れていても、植物が枯れているコトをいちいち意識しないように、うっかりスルーしかけてしまったのだろう。



「大丈夫か?」



 ……にしたってこうもカラフルな魔物をよくまあスルーしようとしましたわね、わたくし……。


 リンが抱き起こしたその魔物は、とってもポップでサイケで甘ロリな、異世界の自分曰く原宿系なビジュアルをしていた。

 服装どころか肌の色まで目がチカチカするようなカラフルカラー。


 ……って、ああ、成る程。


 魔物の成分を()た結果、そりゃこの見た目だな、と納得した。



「む、冷たい……って柔らかい!?おい、コレ溶けかけていないか!?」


「その子はガールアイスクリームですわね。女の子ビジュアルなアイスという食用系魔物ですわ」


「成る程、気温で溶けかけ気絶したのか……」



 うむむ、とリンは唸る。



「私も殆ど氷のようなモノだが、私の場合は常に低温が維持されているお陰で気温の影響は受けないからな……こういう時はどうしたモノか。冷やした方が良いのか?」


「ですわね」



 リンの問いに己は頷く。



「ガールアイスクリームはボディがアイスそのものなので、冷やすのが正解ですわ。溶けると死ぬので保温はアウトですの」


「つまり溶けかけている今現在物凄く危険な状態というコトじゃないか!え、ええとどうすれば良い!?冷やすにしても私が構築出来るのはレイピアや小さいフィギュアくらいだから、人間大を冷やす氷を出したりは出来ないぞ!?」


「いえ、アナタ自身で冷やせば丁度良いかと」


「……ハ?」


「ええと、だからアナタ自身で。水の中は冷えてますけれど、アイスだからこそ水の中に突っ込んだら溶けちゃいますわ。でもリンは殆どが氷だからか、かなりの低温。抱き締めるコトでかなり冷やせると」


「抱きっ!?」



 じゅう、という音と共にリンの頭部が三分の一程ドロリと溶けた。

 彼は殆どが氷で出来ているとはいえ常に低温が維持される為、気温変化には強いタイプ。


 ……でも内部からの熱には弱いのか、照れると溶けるんですのよね……。


 熱々のスープは普通に平気なのに何故だろう。

 ちなみにリンは溶けきったら死ぬガールアイスクリームとは違い、溶けて水になっても冷やせば戻れるという不死身タイプ。

 腕などが捥げても、氷だからか普通にくっつく。


 ……だからこそさっきの会話の時、ヨイチ第二保険医の技術がかなり凄いってコトに気付いてなかったのかもしれませんわね。


 人間の肉の腕は繋げれば必ず繋がると思っていたのかもしれない。

 肉では無く氷で構成されているリンならあり得る話だ。



「ほ、保健室に駆け込むとか、厨房に行くとかでは駄目なのか!?」


「駄目じゃないとは思いますけれど、途中で炎系とか太陽の女神とかに会ったら多分アウトですわよ?」


「否定出来ん……!」



 グルームドールは常にロザリーへの想いが物理的に燃えているし、タツミはチロチロ炎を吐くし、他にもガールアイスクリームからしたらキツイだろうヒトや魔物は沢山居る。

 太陽の女神だって、太陽そのものだからか近くに居るとぽかぽかするし。


 ……生き物からすると心地良い温もりですけれど、要冷蔵なガールアイスクリームからすると溶ける温度でしょうね。



「……魔命救助の為だから、仕方が無いか……」



 そう言い、リンはガールアイスクリームを膝の上に乗せて抱き締めた。

 魔命救助と割り切ったからかリンの頭部は戻ったが、照れからかあちこちが溶け、大量に汗を掻いているかのようにダラダラと水滴が垂れている。


 ……うーん、水滴は水滴でもかなり冷たい水滴だからか、ガールアイスクリームに悪影響は無さそうですわね。


 リンの冷たい体温のお陰か、だんだんとガールアイスクリームが固まり、ピクリとそのカラフルな指が動いた。



「……ん、んー……?」


「起きたか」


「ここは……?」


「学園の裏手にある森だ。言っておくが、俺がこうしてお前を抱き締めているのは」


「天の助けー!」


「ぐえっ」



 目を覚ましたガールアイスクリームは、凄い勢いでリンの首に抱き着いた。



「もー!もー!もー!食用系魔物的な本能で食べてはもらいたい!でも暑いと溶けるし、かといって溶けないレベルでひんやりした場所だと自分の需要無いですし!

だから基本的に暑くは無いけど寒くも無く良い感じに暖かいこの国に来たのに!この辺日差し強くないですか!?もーーーー死ぬかと思いましたよ!」


「あ、ああー……成る程」



 ……多分、太陽の女神が居るからですわね……。


 だからここで行き倒れていたのか。



「というかアナタ物凄くひんやりですね!ううう、この冷たさが愛しい!大好き!ありがとうございます!体が固まっていくのを感じますよ!どろどろ溶けて食えるモンじゃねぇ!みたいな状態になっていく恐怖に比べてなんと心地良い感覚でしょう!もう自分離れません!」


「いや、ある程度平気になったら離れてくれ……俺が溶ける」


「そんな!?それだけはご勘弁を!自分はもうアナタから離れませんよ!ええ離れませんとも!というか離れたら即死じゃないですか絶対イヤです!」


「凄く苦しい」



 ……ギッチギチに首絞められてりゃそりゃ苦しくもなりますわよねえ……。


 リンは殆ど氷だが、殆ど氷というだけなので圧迫感などは普通に感じるらしい。

 どうも痛覚とは違う部分のようだ。


 ……痛覚のある無しって結構個人差あるから、その辺よくわかんないんですのよねー……。



「あ、ホラ自分を保冷するコトで美味しいアイス食べ放題ですよアイス食べますか!?美味しいですよ!」


「だから一旦」


「そうか試食!試食してないからですね!?えい!」


「むぐうっ!?」



 ガールアイスクリームはリンに口付けし、アイスで出来ている舌をリンの口の中へと一瞬だが確かに突っ込んだ。



「さあどうですか自分の味は!舌の部分はメロンアイスとなって……溶けてる!?」


「まあ抱き締めるだけでも照れてたのに、キスなんてされたら溶けますわよねえ……」



 リンの頭部は完全にでろでろと溶けていた。

 腕はギリギリセーフのようだが、手など指が殆ど無くなっている。



「エ、あの、ソコのヒト!コレって大丈夫なんですか!?自分人間の体温熱くて苦手だけどこのヒト冷たいからキスしても溶けないかなって思ったのにこのヒトの方が溶けたんですが!」


「大丈夫大丈夫、リン……そのヒトは全身が溶けたら死ぬアナタと違い、全身が溶けても冷やせばソッコで回復しますわ。今ちょっと照れから溶けてるだけなので、少し待てば回復しますわよ」



 まあガールアイスクリームが抱き着いている現状のままだと、回復に時間が掛かるかもしれないが。

 というか今気付いたが、別にリンが抱き締めなくても魔法で氷を出せば良かった気がする。


 ……うん、まあ、今更だからどうしようもありませんわね!


 リンは溶けても復活可能だからモーマンタイとしておこう。





 コレはその後の話になるが、ガールアイスクリームは押し掛けパートナーとしてリンのパートナーになった。

 一応リンの方も納得しているから問題は無い。



「うむ、いや、まあ、キスしたし、美味しかったのは事実だし、ガールアイスクリームが私で良いというのなら、まあ、そのだな」



 どろどろ溶けながらではあったが、リン自身がそう言っていたから好意はあるのだろう。

 リンは伸縮する氷ボディという感じなので普通なら雄弁に語ってくれる存在である筋肉が無いし、照れて赤くなったりもしない分わかりにくい。


 ……ま、照れてる時に赤面せずとも、溶けますしね。


 溶けるだけわかりやすいから良いとしよう。

 肉体であれば、筋肉の動きがある分わかりやすいのだが。

 それこそ一目瞭然で。



「リン、次はドコを食べますか?指先とかオススメですよ!」


「近い」


「あー!顔溶かさないでくださいってば!顔溶けると食べて貰えなくなるじゃないですかあ!」



 談話室、ガールアイスクリームによって膝に乗られているリンは顔をでろりと溶かしていた。

 対するガールアイスクリームは、リンと離れていても大丈夫なように保冷仕様のリボンを付けている。


 ……リボンがあるから、別にアソコまでくっつかなくても良いと思うんですけれど……。


 ひんやりしているリンの体温が好きなのかもしれない。アイス的に。

 そのせいでリンはしょっちゅう溶けているが、まあすぐに復活するから大丈夫だろう。



「ホラ見てください、右の人差し指はラムレーズン!中指はチョコミントで薬指はモカ、小指はストロベリー味ですよ!ちなみに親指はピーチ味となっております!果肉入りだから美味しいですよ!さあ頭部を再生させて!せめて口だけでも!美味しいですよ!」


「……わかったからせめて離れもがっ!?」


「はいあーん!さあさあもっとお口をパックリとお開けください!自分は時間経過によって食べられた部分も回復しますから遠慮は無用です!指ごともぐもぐお食べくださいな!」


「せめて選ばせてくれ!」


「ハァーーーーイ♡」



 ガールアイスクリームはニコニコ笑顔でリンの口に突っ込んでいた指を引き、どうにか頭部を構築し直したリンは頭を抱える。

 照れ屋で溶けがちなリンからすると押せ押せなガールアイスクリームの相手は大変そうだが、表情からすると満更でも無いように()えるので、上手くやれているようだ。




リン

遺伝で氷属性であり、冷気を操って氷のレイピアなどを構築出来る上に気温に強い氷ボディなので不死身でもある、が照れたりするとでろりと溶ける。

少々照れ屋なので、ガールアイスクリームに密着される度に顔や触れている部分などが溶けている。


ガールアイスクリーム

見た目は肌の色までとっても派手でカラフルな女の子だが、ヒト型のアイスなので食べられたい欲が強い。

需要があり溶けないくらいの気温だろうというコトで春の気温で固定されているペルハイネンに来たが、太陽の女神による恩恵で学園周辺が微妙に温度高めだった為行き倒れ、死ぬレベルの危険に陥っていた。


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