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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
八年生
246/300

語学教師とアマゾネス



 彼の話をしよう。

 語学の教師で、若い時はあちこちを旅していて、顔が厳つい。

 これは、そんな彼の物語。





 ランヴァルド司書に頼まれた本を腕に抱えながら、ベルント語学教師の研究室の扉をノックする。



「ベルント語学教師、頼まれた本持ってきましたわよー」


「ぐ、ぬぬ、どうぞ……!」



 呻き声と共に許可が出たので、扉を開けて中に入る。

 中では、ベルント語学教師が汗をダラダラと流していた。



「うーむ、何故お前は私と子を為そうとしないのだろうなあ」


「ぐ、ぐぐ……!」



 パートナーであるアマゾネスと手を掴み合い、拮抗した状態で。

 片や顔が厳つく古傷も多くガタイも良い教師、片や全体的に筋肉がしっかりしていて露出の多い鎧を身に纏い右の乳房が切り落とされている女性魔物。


 ……うーん、絵面が相変わらず濃いんですのよねー。


 尚アマゾネスは正確にはアマゾンであり、アマゾネス呼びは複数形らしいが、アマゾネス呼びが一般的なのでアマゾネスと呼ばせてもらっている。

 己の場合、人間達、と複数形で呼ばれるようなモノだろうか。


 ……まあでも、アマゾネスって名称で広まっちゃってるからどうしようもありませんのわよね。



「やはり乳か?男は皆、乳を好むと聞くからな。しかし私も中々に良いモノを持っていると思うぞ?

右の乳房こそ弓などを使用するのに邪魔なので削ぎ落としたが、左にはちゃんとある。子を育てる為ならば片方あれば充分だろう」


「そ、んな、その内臓は二つあるから片方くらい別にあっても無くても一緒みたいなコトを言わないでください……!」



 アマゾネスに押されそうになりつつも、ベルント語学教師は必死に耐え、ゆっくりゆっくりとその腕を押し返し始める。

 床にベルント語学教師の汗がポタポタと垂れ、アマゾネスの方もだんだんと汗が滲み始めていた。



「というか胸は関係ありません!」


「ならば残っている左も削ぎ落とせと?」


「そんなコト、俺は一言も言っていませんよね!?」


「まあ確かに言ってないが、そういうコトだろう?」


「そういうコトじゃないです!」


「ええいまだるっこしい!何故そうも子供を作りたがらん!」


「誕生の館での子作りなら良いんですよ俺だって!なのに普通に生殖行為で子を産むなんて、母体への負担が一体どれ程あるかと思うと!」


「つまり左の乳房を削ぎ落とせば性行為による子作り、削ぎ落とさないならば誕生の館、というコトか?」


「違います!」



 ……うーん、いつも通りのやり取りですわねー。


 アマゾネスは女だけの種族であり、強さを尊び、求める。

 そして自分を負かした男を好む傾向にあるのだ。


 ……んで、より強い子を為そうって言って押し掛け女房して子作りしようとする、んでしたっけ。


 図鑑でそんな記述を読んだ気もするが、現実で発生しているこういうやり取りを目にすると、本当なんだなあと実感する。

 ちなみにアマゾネス、性行為や子を産む際に負担があるのはわかっているからか、子作り用の隔離空間を展開出来るらしい。


 ……まあ、合意が必要だそうですけれど。


 しかし本来の生息地は密林だと考えると、衛生面的な部分を考えてもそういう能力があるのは不思議でも無い。

 アマゾネスは目の色的にも完全に魔物だが、生態としてはかなり人間に近いワケだし。


 ……正直言って隔離空間云々を思うと人間に近いか?と思わなくもありませんけれど、隔離空間の魔眼を有しているレーネを思うと、結局人間寄りなんですのよねー。


 人間寄りを認めないと、隔離空間の魔眼を有しているレーネを人間扱いしないコトになってしまう。

 そして魔眼持ちを人間扱いしないというコトは、混血であり、魔眼持ち以上に人外度の高い自分達も人外扱いだ。


 ……昔は混血も人外扱いだったそうですけれど、現代では人間の括りが大分雑ですわよね。


 そう思いつつ抱えているこの本はどうしたら良いのだろうと首を傾げる。

 ベルント語学教師とアマゾネスの拮抗した取っ組み合いはいつも通り時間が掛かりそうだし、終わるまで待っていては立ち尽くすしかなくなってしまう。



「あのー、ベルント語学教師?ランヴァルド司書から、ご注文の本が届いてますわ。今取り込み中で受け取れませんわよね?コレってドコに置いときゃ良いんですの?」


「取り込み中というか、現状押し合いの硬直状態というか……!」



 そんな訂正が出来るならまだ余裕はありそうだ。

 アマゾネスもそう思ったのか、目を爛々を光らせながらより一層強く押し始めている。



「ぐ、ぬぐ、ぐ……!」


「ベルント語学教師、今呻き声くらいしか上げられないレベルでキツイ状態なのはわかってますけれど、この本は一体ドコに置けば?」


「机の上、に、置いてください!」


「了解ですわ」



 机の上に本を置く。

 その間にベルント語学教師とアマゾネスは先程よりも力を強めているのか、下半身が大分後ろに下がっていた。


 ……腕に力込めて押し合ってる分、踏ん張ってる足がだんだんと下がってんですのねアレ。



「まったく、往生際が悪いぞベルント!男の場合は腹の中でしばらく子を抱え込む必要がある女と違い、股の間にぶら下がっている男性器を起き上がらせて腰を振り中身を放つだけだろう。ナニをそんなに嫌がるコトがある?」


「イヤというかですね……!」


「私が筋肉質だから気になるか?安心しろ、私のようなアマゾネスは私達に勝った男と子を為す為、ちゃんと出させる為にも女性器は性行為に適した仕様になっている!お前しか私に勝っていないから未使用だがな!」


「そういう明け透けな言い方は止めませんか!?あと適している適していない以前に母体への負担が大きいんだって言ってるんですよ俺は!

アマゾネスも体格は大きめですが、俺の方が大きい!となるともう子供だって大きくなり、つまり出産時の母体への負担は下手すると通常以上になりますよ!?」


「だから安心しろと言っておるではないか。私は強い女、アマゾン。出産の痛み程度に負けてはアマゾンの名折れ!」


「体を大事にしろって言ってるんです!俺は!」



 そんな会話をBGMとして聞きながら、己は研究室にある本棚から見覚えのない本を見つける。



「ベルント語学教師、本棚にあるこの本って新しく入荷したヤツですの?コレ少数しか入荷してないみたいでわたくし手に入りませんでしたのよね。ちょっくら借りてもよろしくて?」


「ああ、はい、ソレはまだ翻訳版すら出ていない本ですので、読むついでに翻訳も頼めますか!?内容がかなり興味深いモノでしたので!」



 アマゾネスを押し返そうとし、ベルント語学教師はダンッと強い音を立てて足を踏み込みながらそう言った。



「翻訳料は俺が出します!俺からの!依頼と!いうコトで!」


「承りましたわ。丁度依頼されてた仕事も先日終えたトコだから余裕もありますし」


「ところで!」



 ベルント語学教師は茶色に近いオレンジ色の髪の先からポタポタと汗を垂らし、叫ぶ。



「助けてくれませんか!?」


「無理ですの」


「即答ですか!?そう言わず助けてください!」


「保身の為にも言いますけれど、男女の間に下手な入り方すると馬に蹴られて内臓破裂で死ぬと言いますわよね」


「ソコまで具体的では無かったハズですが……!?」



 でも馬に蹴られたらそのくらいの重傷になるのも事実だ。

 馬の蹴りはシャレにならん。



「そして女側はアマゾネス。戦闘系種族の女相手とか普通に無理ですわ。素で膠着状態維持出来るなら筋力的に拮抗してるワケでしょうから、自力で頑張ってくださいまし」


「戦闘系天使!戦闘系天使!」


「わたくし混血ですもの。しかも悪が相手ならともかく、アマゾネスは悪でも無いから戦闘の対象じゃないんですのよねー」



 ……ソレに、アマゾネスとはそうそう敵対出来ませんわ。


 何せアマゾネスという種族、先祖が神なのだ。

 しかもその神の血が結構色濃く残っているので、天使である己が逆らうには大分ハードルが高い相手。


 ……まあ、純正の神じゃないだけマシですけれど。


 マシというだけであって普通に無理なモンは無理。

 アマゾネスの場合、神の血を引くアマゾネスに勝てる男はやはり神の血を引いているモノが多かった為、違う神の血も頻繁に混ざっているし。


 ……つまり神の血の濃度が高めだから無理ってコトなんですのよね!


 神との混血よりもよっぽど濃い。

 あと戦闘系魔物と対悪特化の戦闘系天使じゃ普通に天使が負けて終わる。


 ……悪のアマゾネス相手ならそれなりに戦えるでしょうけれど、彼女普通に善ですもの。



「あの、エメラルド!?せめてこう、教師に恩を売るとか、そういう方面で攻めるとか、そういうのすらありませんか!?」


「ベルント語学教師、語学教師なのに語彙が大変なコトになってますわよ」


「語彙に割り振る余裕がありませんので!」



 まあ確かにアマゾネスと拮抗状態を維持していて余裕無さそうだが、まともに受け答え出来る辺りそれなりに余裕はありそうにも見える。



「というか教師に恩を売るなんて、やたら雑用させられてる時点で出来てますわ。今の翻訳依頼だってそうでしょう?つまり今更。あとアマゾネスにはマジで喧嘩売りたくありませんの」


「うむ、賢い選択だなエメラルドよ!」


「どうも」


「俺だって!俺だって敵対したくないんですよ!?いえパートナーですし敵対というワケでもありませんが!でも俺混血でも無ければ魔眼持ちでも無い一般人なんです!せめてこう、同情でも良いので!」


「やー、一般人がアマゾネスに勝ったり膠着状態を維持したりとか普通にあり得ませんわ」



 結構な時間膠着状態を維持してるし。



「それじゃあわたくしはこの本借りてお暇しますわね。翻訳もちゃんとしますけれど、その分借りる期間長くなるのでご了承くださいまし」


「ああ、わかった!」


「アマゾネスが返答するのか!?というか本当に待ってください!ちょ、アマゾネスの力が強い!」


「そろそろ本気を出そうと思ってな……!大丈夫だ、疲れていても男性器は反応する!寧ろ疲れている時こそ反応すると母が言っていた!」


「その母ってもしかしなくともマザーオブマザーですね!?」



 いやあ、ベルント語学教師も毎日毎日子作りに誘われて大変だ。

 今のトコ無敗な辺り、ベルント語学教師の普通じゃなさを物語っている気しかしないが。



「ああもう!エメラルド!助けてくれたらアマゾネスと俺の馴れ初めを教えてあげますよ!」


「アマゾネス、後でこないだ貰ったチャームアルルーネの実を差し上げますから今日のトコは見逃してさしあげてくださいな」


「いや手のひら返し早過ぎませんか?」



 ベルント語学教師にツッコまれたが知らん。

 対価があるならオッケーというだけだ。



「お前は中々に見どころもあるし、語学の授業でも上位をキープしているからな……」



 腕の力を緩めないまま、ふむ、とアマゾネスは考える様子を見せる。

 考えてくれるだけでもありがたい。


 ……弱いヒトがナニか言っても、聞き入れたりしませんものねー。


 つまり己はアマゾネスから見ても強い部類なのではという真実に気付きかけた気がするが気のせいとして処理し忘却コースへ放り投げる。

 己はただの貴族の娘でありか弱い乙女。

 ただちょっと悪に対しての殺意があり過ぎる十七歳。


 ……うん、今のは流石に我ながら無理あり過ぎますし、異世界のわたくしがソレは厳しいってツッコむのもやむなしですわね!



「ちなみにチャームアルルーネの実とはどういうモノだ」


「そのまま食わせるだけでも効果がある媚薬ですわ」


「よし、今日のトコロは見逃してやろう」


「凄くイヤなフラグが立った気がしますが、ありがとうございます」



 アマゾネスは腕に力を入れるのを止め、ベルント語学教師は一時的に助かった。

 媚薬云々については、まあ、性欲が無い現代人からすると体温上昇に加えて運動したいなーというそわそわ感止まりなので多分きっと大丈夫だと良いよね、という感じで。





 コレはその後の話になるが、ベルント語学教師は軽くシャワーを浴びて汗を流し、サッパリしてから語り始めた。



「まず、俺はかつて様々な旅をしていて、その時にここまで鍛えられたんです」



 ここまで、と言った時にベルント語学教師はムキリと大きい力こぶを見せて来た。

 ソレを見せずとも己の目からすれば、ベルント語学教師の筋肉が凄いレベルで練り上げられているのは()えているが。



「旅って、そんな過酷なモノだったんですの?」


「いえ、俺は普通に色んな国の言語に触れたいと思っての旅だったんですが……」



 ふ、とベルント語学教師は遠い目になった。



「俺は顔が厳ついせいで、行く先々でやたらと喧嘩を売られまして」


「あー」



 確かにベルント語学教師は顔が厳つい。

 目立つ古傷もあちこちにある為、裏のご職業をしている方かと誤解されそうなビジュアルだ。


 ……まあ実際は語学教師ですけれどね。


 この学園は低身長だったり見た目だけ子供だったり見た目年齢がちょいちょい変化してたりという教師も居るので、見た目がちょっと裏のご職業っぽいくらいは問題無い。

 授業がちゃんとしてればソレで良いのだ。


 ……しかもベルント語学教師、他の教師に比べてまともですしね!


 教師も狂人率が高いこの学園的には、常識人側であるベルント語学教師は貴重なまとも枠。

 教師としてもまともなので、質問しに研究室行ったら不在だったとかも無いワケだし。



「いやあ、酷い目に遭いましたよ、当時。声を掛ければ泣かれるし怯えられるし兵士来るし。ソコの言語をどうにか学ばないとまともなコミュニケーションも出来ませんでしたからね」


「うん、まあ、厳つさでアウトならボディランゲージとか無理そうですものねえ……」


「ハイ、無理でした」



 ……目が死んでますわ……。



「そうやって何故か戦うコトになりがちで、けれど負けたくも無いし怪我したくも無いしで勝ち続けて生き残っていたら、必然的に強くなり」



 勝ち続けて生き残れている辺り最初から結構な強さがあったように思うが、言わないでおこう。

 常識ある教師の古傷に塩を塗り込む趣味は無い。



「……俺としては、戦いたくないんですが」


「平和主義ですものね」


「ええ。出来れば会話で解決したいからこそ、語学を身に着けていたのですよ。まあ努力も空しく結局はバトルによる語り合いが多かったんですが」



 拳での殴り合いが一番のボディランゲージという事だろうか。



「で、そんな中、アマゾネスとのバトルになったんですの?」


「……その、ちょっとした遭難の結果アマゾネスの集落に迷い込み、死ぬか戦って勝利し生き残るかという二者択一を迫られたので、勝つしかなく……」


「あらー」



 その二者択一なら確かに勝つしかない。

 尚勝った場合はアマゾネスとの子作りコースだが。



「まったく、その程度のモチベーションで私に勝つのだから凄まじい」



 ベルント語学教師の後にシャワーを浴びていたアマゾネスが、タオルで髪をガシガシと拭きながら出てきた。



「しかも私に勝ったからと子作りを迫れば逃げるしな。アマゾネスから逃げ切るとは大したモノだ、と感心したぞ」


「逃げ切る?」



 思わずきょとん、とベルント語学教師と顔を見合わせる。



「こうして押し掛けパートナー状態な辺り、逃げきれてはいませんよ?」


「ナニを言う。優れた男を集落内で共有の子種として閉じ込めるのがアマゾネスだぞ?だというのに集落から逃げ切ったのだから、凄まじい所業だとも!」


「今ナンか凄く衝撃的かつ恐ろしい事実を暴露されたような」


「まあ集落から逃げれて良かったですわね、というか……それしか言えませんわ」



 逃亡に失敗していたらどうなっていたんだろう。

 まあ強さを大事にするアマゾネスからしたら、強い男は強いままの方が良いだろうから、足や腕を切り落として逃げられないように、とかはしなさそうだが。



「まあ、ハイ、馴れ初めは大体そんな感じです」


「ナンというか……ベルント語学教師って色々大変だったんですのね」


「明日もエメラルドにより提供された媚薬を盛られて大変な気しかしませんが」


「性欲無いならどうせ効果碌にありませんわよ。というかアマゾネスも、いい加減子作りは誕生の館ですれば良いのに」


「ナニを言う。半分にするよりも、この腹の中に入れて長い期間強くなれ強くなれと念じ、強く優れた子にしてこそだろう!」



 ……結局子供が生まれるのは誕生の館か出産のどちらにしろ、ベルント語学教師かアマゾネスのどちらかが妥協し諦めてから、になりそうですわね。



「ところでベルント、明日の授業の時間に体術や剣術の授業は被っていたか?」


「いえ、明日は被っていませんから参加しに行っても大丈夫ですよ」


「よし!ここの授業は見込みのある生徒を見定めるのに良いからな。出来るだけ参加しておきたい。良い運動にもなるし」


「見定めるって、子作り対象探しですの?」


「ああ、集落の女達が求めているだろうからな。ベルントは私のパートナーだから私一人で独占するが、アマゾン達……他のアマゾネスがベルントを求めてやってこないとも限らん」


「つまり生け贄ってコトですわよね、ソレ……」


「ハーレムの主になれるから良いだろう」


「性欲がある男じゃないと、その条件を喜びそうにありませんね……」



 性欲ありでアマゾネスに勝てる強さの男とかレアどころじゃないレベルでレアな気がするが、まあ探せば一人くらいは居るだろう、多分。



「あ、というか明日の体術の授業あるのわたくし達八年生じゃありませんの」


「成る程。エメラルド、アマゾネスにオススメの男に心当たりは?」


「パートナー持ちが多いのでご自分で探してくださいな」



 流石に同級生である友人を生け贄にするつもりは無い。

 というか普通に条件厳し過ぎて無理だ。




ベルント

あちこちを旅し、見た目の厳つさ故に色々巻き込まれ、言語の大事さを学んだ為に語学教師になった男。

自称見た目が厳つい一般人であり事実生粋の人間ではあるが、戦闘系種族であるアマゾネス相手に辛勝とはいえ常勝しているだけの実力はある。


アマゾネス

正確にはアマゾンだが、アマゾネスの方で広まっているならそっち呼びでも別に構わん、という度量の広い魔物。

自分を負かせる程の強い男が好きなので、ベルントに負ける度その強さに惚れ直してる。


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