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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
八年生
236/300

増幅少女とルールタトゥー



 彼女の話をしよう。

 増幅の魔眼を有していて、コントロールが出来ていなくて、色々適当な。

 これは、そんな彼女の物語。





 屋上に設置されているベンチに座りながら、本を読む。

 この学園の屋上はよく色んな生徒が居たり、ケイト植物教師が酒を飲んでいたり、カルラ第一保険医がタバコを吸っていたり、生徒やパートナー魔物がライブをしていたりするが、こういうスカスカに空いている日もあるのだ。


 ……ま、月に一回あれば良い方ってくらいにはレアですけれど、ね。


 ちなみにライブに関しては他の生徒とかと被るといけない為、入り口付近にある予定表に誰がどういう意図で使うかが書かれていたりする。

 ゴールドセイレーンがライブしてたり、すっかり歌手として名前が売れたララによるライブだったりと、歌うヒトによって曲調もまちまち。


 ……正直言って、別に屋上来なくても聞こえますけれど。


 ライブは直で見てこそというファンの生徒も居るので、ライブの日は大体凄い人数が屋上にひしめきあっている。

 高等部に所属しているからこそそれなりに歌う仕事で場数踏んでいる生徒のライブだったりすると、初等部や中等部の生徒も来たりするからホントに多い。


 ……基本的に初等部は初等部、中等部は中等部が行動範囲なんですけれどねー。


 ちなみにケイト植物教師やカルラ第一保険医がよく利用しているのは職員用建物の屋上だ。

 とはいえカルラ第一保険医は自室の方が近いからと言って自室で吸うコトが多いし、ケイト植物教師は屋上じゃなかろうと酒を飲んでいるコトが多いが。


 ……ケイト植物教師に関しては、お酒飲んでても問題無く授業進行出来てるから、ホント問題が無いんですのよね。


 問題が無いならソレで良い。

 酒に溺れて堕落するならばアウトだが、彼女の場合は酒に溺れてもしっかりと職務を果たしているのでモーマンタイだ。



「ジョゼ」


「あら、ロヴィーサ」



 文字を読みつつペラペラとページを捲っていたら、頭上から声を掛けられた。

 見上げればソコに居たのは、暗い朱色から毛先に掛けて灰がかった赤毛になっているというグラデーションの髪を風に揺らすロヴィーサだった。


 ……まあ、見なくとも()えてるから、ロヴィーサなのは気付いてましたけれどね。


 そんなロヴィーサは目隠しに隠れている目を笑みのカタチにして、両手で持ったバスケットを胸元へと掲げる。

 その中に()える光景に、己は思わず口の端を引き攣らせた。



「……あの、ジョゼ?もし良かったらというかお願いあるんだけど、今、お腹空いてたりしないかしら……」



 そう言うロヴィーサは、大分引き攣った苦笑いを浮かべていた。

 己は頭を抱えるしかなかった。



「ロヴィーサ……アナタまた増幅の魔眼使いましたわね!?」


「だって!だって王都で人気のパン屋さんのパンよ!?一個しか手に入らなかったけど三個は食べたかったから思わず魔眼使っちゃっても仕方ないじゃない!

アタシの目なんだから、アタシがどう使っても自由でしょ!?」



 ロヴィーサは目隠しの向こうに隠れている魔眼を涙目にしながら、引き攣った笑みを浮かべてそう言った。



「ソレで手に負えなくなってりゃ世話ありませんわ……!」


「手に負えなくっていうか、正確には腹に収まらなく、って感じだけど……」


「意味変わりませんわよんなモン」



 彼女、ロヴィーサは増幅の魔眼を有している。

 増幅の魔眼とはその名の通り、発動するコトで物質を増やせるという魔眼だ。


 ……ソレだけ聞くと、素晴らしいモノのように思えますけれど……。


 ロヴィーサの魔眼は、コントロールが出来ないモノ。

 例えば発動すると、対象は二つに増え、四つに増え、八つに増え、という倍々ゲーム状態となる。


 ……アレですわよね、異世界の童謡にあるらしい、叩く程増えるお菓子みたいな……。


 その歌の場合は叩いた分だけ砕けて小さくなっているだけだと思うが、しかしロヴィーサの場合はマジでそのまま増える。

 そしてその魔眼の厄介な部分は、コントロールが出来ていないが故に制限が無く、無限に増えてしまうという点だ。


 ……ええ、止まらないからホンットーに厄介なんですのよねロヴィーサの場合!


 一番厄介なのは軽はずみにぽんぽんその魔眼を使用するロヴィーサだが。

 増幅の魔眼で増やされた物質は、原型を崩したりすればソレ以上増えるコトは無くなる。


 ……つまり、食べたり燃やしたりするコトで増えなくなるってコトですけれど。


 恐らく原型状態から姿が変化するコトで魔眼の対象外になるのだろうが、よくわからん。

 まあ万が一原型崩しても増幅するタイプだと、食べた腹の中で無限に膨らんで腹の中のパンに内側から裂かれて死ぬ可能性があるので、そうじゃないと困る。


 ……ホント、使いこなせれば夢のような魔眼ですのに。


 例えば一つしかない歴史的な品を増幅するコトでがっつりと調べたり、とか。

 しかしロヴィーサの場合は増幅が止まらない上に倍々ゲームタイプなので最悪周辺どころじゃないレベルで埋まるし、止めるには原型を崩すしかない。


 ……そうなると元となったモノごと壊す必要があるから、最高に向いてませんのよねー。


 最悪、と言うべきだろうか。

 そう思いながらロヴィーサの持つバスケットの中を()れば、その中ではパンがどんどん増えていた。


 ……もうバスケットから溢れそうになってますわー……。



「…………つまり、いつもみたく、食べたくて増やしたは良いけど食べ切れないしお腹がいっぱいになったから消費手伝って、ってコトですのね?」


「そう!」


「そう!じゃありませんのよこのバカ!」


「思ったよりキツイ言い方してくる……」


「しますわよ流石に!アナタ学習能力ありませんの!?」



 万が一そのパンがその辺に落っこちでもしていたらどうする気だ。

 気付いた時には手遅れレベルで増えていたら滅亡するのはこっちだというのに。


 ……制限が無くて無限に増殖するからこそクソ程厄介なんですのよね!本当に!



「ああもう……とりあえずそのバスケット寄越しなさいな。というかナンでアナタわざわざソレをそのままここまで持って来てんですのよ」



 ここに来るまでにすれ違っただろう生徒達に配ればどうにかなっただろうに。



「エ?ジョゼなら食べてくれるだろうと思って」


「わたくし廃棄物処理係になった覚えなんざありませんわよ」


「廃棄物って失礼ね、コレはアタシが手に入れた人気のパンよ?」


「腹一杯になってお残ししときながら失礼なんて片腹痛い」


「……ジョゼ、ホントにキツくない?」


「わたくしの家、食べ物粗末にするのは大罪扱いですし、食べ物粗末にするヤツは大罪人って感じなんですのよね」



 つまりお残し駄目絶対。

 溜め息を吐きながら、バスケットを受け取る。



「んじゃ食べるよりも先にまず全部を二つに割りますわよ」


「どうして?」


「どうしてじゃありませんのよコラ。わたくしが一個食べてる間に全てが倍に増えてちゃ口も時間も足んねーんですの。先に割って原型崩しとかないと対応不可ですわ」


「勿体なくない?」


「勿体ない以前の問題にしてんのは誰だと思ってんですのー?」


「ヒエッ」



 怒りながら圧が強い自覚のある笑みを浮かべれば、ロヴィーサは怯えたように肩を震わせた。



「良いからぺちゃくちゃとくっちゃべらずに割るの手伝いなさいな。割った数よりも多く増えられちゃ困るんですのよ。まず割ってないヤツ口に含んで齧りながら手あたり次第割る」


「アタシもうお腹いっぱいだから齧れないわ」


「なら手だけで良いから動かしなさいな」


「……ジョゼってパン咥えながらでも普通に喋れるのね」


「呑気言ってる場合じゃない自覚はありませんのアナタ」



 無いんだろう。

 自分の魔眼についてを深く受け止めていないロヴィーサはかなり適当な性格をしているので、十分後には己が怒っていたコトなど忘却の彼方へ旅立たせている気しかしない。





 バスケットを抱えて割ったパンをもさもさ食べながら、ロヴィーサと一緒に森を歩く。

 己に怒られたコトで多少反省したらしく、魔眼に制限を付与出来るような魔物を探しに来たワケだ。


 ……なーんでわたくしまで連れてこられたのか不明ですけれどねー。


 まあ道中小腹が空いてる友人とかに、割ってもう増えなくなったパンを押し付けるコトが出来たから良いのだが。

 森に入る前では、丁度見回りから戻ってきたランベルト管理人に半分くらい押し付けた。


 ……アクティブスワローもパン食べるから良いですわよね!ええ!


 ソレにランベルト管理人はパンが割れていようと大して気にしないし、リンダ管理人に至っては食べるコトすら忘れがちなレベル。

 彼女の場合、楽に食べられるようなのが好きっぽいので、パンなら問題無く消費してくれるだろう。


 ……元凶であるロヴィーサはまったく消費してくれませんけれど。


 ()える胃袋の中がマジで一杯になっているから食べるのを強いたりはしないが、もう少し責任を持って欲しい。

 言わないけど。


 ……食べ物は美味しく食べるべき、ですものね。


 無理強いして食わせるモンではない。

 しかしソレにしても、本当に何故己を同行させたのやら。



「あの、ロヴィーサ?」


「ナニ?ジョゼ」


「ナンでわたくしを同行させたんですの?」


「エ?今更ナニよ。ちゃんと言ったでしょう?アタシはパートナーになってくれそうな、この魔眼を制御出来る魔物を探したい、って」


「ソレは言ってましたけれど、ソレとわたくしが同行するコトは関係無いと思いますわ」


「関係大アリよ。だってジョゼと一緒に居ると、パートナーと出会いやすいって噂だもの。一人で歩くよりはジョゼと一緒の方が良いわ」


「わたくしその噂認めてませんのよー?」



 ホントにそうなら己は既にパートナーが出来ているハズだ。

 いまだ出会いすらも無い己にそんなコトを期待しないで欲しい。


 ……いやまあ、赤ん坊レベルの時に既に出会ってるっぽいっちゃぽいんですけれど!


 正確に言うなら再会すら出来ていないと言うべきなんだろうが、その相手との記憶が無い己からすれば思いっきり初対面。

 つまり出会いすらも、という表現の方が合っているハズだ、多分。


 ……どっちにしろ出会えてないコトに変わりがないのがヤになりますわー……。



「ア」


「アッ」



 そんなコトを思っていたら、強い風と共にロヴィーサの目隠しが外れた。

 しかもうっかりで増幅の魔眼を使用したらしい。


 ……目隠し、増えましたわね……。



「って茫然と見てる場合じゃありませんわ!?風で思いっきり飛ばされてますわよ走る!」


「アッ、そうね回収しないと明日には周辺が目隠しでいっぱいになっちゃう」


「ならせめて走りなさいな!」


「お腹いっぱいだから今走ったら脇腹痛くなるじゃない」


「ああもう!」



 説得する時間も勿体無いので、パンが入ったバスケットをパスして跳躍し、枝伝いにジャンプして目隠しを回収、腕力で破く。

 本当は魔法で燃やすなりする方が楽だろうが、呪文を唱える時間が惜しい。


 ……あと呪文って注文書みたいなモンだから、いちいち考えるの面倒なんですのよね!


 同じ言い方だと細かい調整が難しいので、毎回その時々に合わせた言い方が必要となる。

 だからこそ腕力に頼るワケだが。





 最終的に目隠しが十枚に到達する前に回収を終えるコトが出来た。

 周辺を確認しても目隠しは()えなかったので、オッケーだろう。


 ……いやホント焦りましたわ……。


 そう思いながらロヴィーサのトコへと戻ってみれば、ロヴィーサは羽ペンに説教されていた。



「お前はもうちょっと!焦るなりを!しろ!」


「焦ってたわよ」


「焦ってねえだろうがさっき走ってった嬢ちゃんの方がよっぽど焦ってたぞ!?つか!放置したら明日には周辺が目隠しでいっぱいになるとか言いながら!呑気してんじゃねえ!」


「だってジョゼが走って行ったなら確実に大丈夫だもの。アタシが追ってもどっち行ったかわからなくて迷子になるのが関の山。ならここで待機してた方が効率的じゃない?」


「良いコト教えてやろうか?ソレ丸投げっつーんだぜ」


「知ってる」


「知っててやんなや!」



 ……正論聞くと、わたくし結構まともですわよねって気分になりますわー……。


 イージーレベルな狂人だと自負しているが、イージーの中でも比較的常識人寄りなんじゃないだろうか、自分。

 まあちょっと悪に対する態度とかがアレかもしれないが。


 ……種族的な部分だからセーフ!セーフですわよね!



「…………ええと、あの、色々込み入ったお話というかお説教の途中申し訳ないんですけれど、目隠し回収し終わりましたわよー」


「あ、お帰りジョゼ。早かったわね」


「急ぎましたもの。で、そちらの羽ペンの魔物は……ルールタトゥー、ですの?」


「あん?嬢ちゃん、俺っちの種族知ってんのか」


「ええ、まあ」



 ロヴィーサは首を傾げているので、軽く説明するとしよう。



「ルールタトゥーとは、契約のようなルールを設け、ソレを絶対順守させる魔物ですわ」


「絶対順守」


「そう。まず紙にルールタトゥーがルール内容を書き、ルールを守るべき対象に自分というペンでサインをさせる。

そうすると、紙の上のインクが全てルールタトゥーの中に吸収されますわ。あとはそのインクを用いて対象に天秤の絵を描く」



 痛みこそ無いが、ソレはタトゥーのようにしっかりと刻まれる。

 何せ契約の証なのだから。



「そうすると、そのタトゥーが存在する限り、本人が守ろうとしなくても絶対順守となりますの。

例えば花壇荒らしにもう荒らさないという契約をさせれば、再犯しようにも体がソレをしようとする度に硬直するから出来ない、みたいな」


「ナンだか随分と凄そうな魔物ね」


「別に凄かねーよ。俺っちはただまともなだけだ。お前みたいな非常識と違ってな」


「あら、照れるわ」


「褒めてねーよ!」



 ……狂人からすると、非常識扱いって褒め言葉なんですのねー……。



「つか嬢ちゃん、紙持ってねえか紙」


「エ、わたくし?」


「こっちの嬢ちゃんに契約させる」


「アタシと?」


「どういう契約かによりますけれど……」


「その増幅の魔眼とやらの能力を制限してやる。一定数までいったらソレ以上は増えなくなるようなルールを課してやるぜ」


「是非お願い致しますわねはいコレ紙」


「準備良いわねっていうか、アタシの意思は?」



 ロヴィーサの言葉は無視した。





 コレはその後の話になるが、ルールタトゥーは今も尚ロヴィーサのそばに居る。

 正直言って一回契約したらその後どれだけ距離があっても問題無いのだが、ロヴィーサの場合はどういうタイミングでどういうナニに魔眼を使用するかわかったもんじゃないから、というコトらしい。


 ……まあ端的に言えば、ルールの範囲外でナニかやらかす可能性があるから、ってコトですわよねー……。


 実際アレから既に三回もルールが更新された。

 流石に繰り返し過ぎるとルールが重複する上に天秤タトゥーを複数刻むコトになるから、というコトで、毎回リセットはされているが。


 ……ルールタトゥーのタトゥーって、描かれた部位とか皮膚とかを削らなくてもどうにかなるってのは初耳でしたわ。


 インクを取り込むコトが出来るからか、天秤タトゥーを刻んでいるインクを吸収して消していた。

 そして契約を一度無くしてまっさらな状態にしてから、ルールを足した契約内容に再びサインをさせ、契約、というカタチだ。


 ……ロヴィーサが嫌がってないのが幸いですわね。


 流石に無理矢理契約させるのは忍びない。

 ソレがどれだけ重要かつ必要な措置であっても、だ。


 ……もっとも本人、面倒臭がりながらもサインすれば良いだけだからってコトで受け入れてますけれど。


 魔眼のコントロールが利かないコトにはロヴィーサ自身も少々気にしていたので、彼女からしても渡りに船ではあったのだろう。

 まあコントロール云々というよりも、己のように、増幅の魔眼のヤバさを知っている友人とかに怒られるのがイヤだったから、という可能性が高いが。


 ……まーどっちでも良いですわね。


 安全が第一だ。

 結果が良ければ動機はナンでも良いだろう。



「ロヴィーサァ!」


「ナニよ」


「ナニよじゃねえだろうが!俺っちがお前の魔眼に制限を作ってなかったらどうなってたと思ってんだ!」



 自立移動、ソレも浮遊が可能であるルールタトゥーはふよふよ浮きながら、ふよふよという擬音が似合わないくらいに怒っていた。

 対するロヴィーサはいつものコトだからなのか、その説教を聞き流している。



「俺っちがお前の魔眼による増殖数を制限してなかったら、最悪どんな大惨事になってたか……しかもお前食べたりして消費出来る食いモンならともかく、全然違うヤツに魔眼使いやがって!」


「ふぁ……」


「飽きんな!欠伸すんな!」


「だっていつもいつも同じコトばっかり言うんだもの」


「毎回毎回同じようなミスしてんのは誰だロヴィーサ。ああ?」


「でもルールタトゥーのお陰で一定数に到達したら増殖が止まるじゃない。

確かに今までだったら食べて消費可能な食べ物でも無ければ、破壊とかはちょっと、ってなってたかもしれないけど、でも今はアナタのお陰で止まるから問題は無い。なら良いでしょ?」


「だからって安心してポコポコ魔眼使うのは違うだろうが!」


「アタシが手の指を好きなように動かすのと同様、アタシがアタシの目をどう使ったってアタシの自由じゃない」


「お前の指がスリをしたらアウトなように、お前の魔眼で被害が出たらアウトなんだよ」


「ルールタトゥーとの契約で出来ないわよ?」


「そのルールの抜け道を無意識に通り抜けて被害出してんのがお前だろうがロヴィーサァ!」



 ……大変そうですわね、ルールタトゥー……。


 でも正直言ってまともだし、正論だし、お説教してくれるしでこちらの負担がかなり減った。

 本魔自身面倒見良いタイプっぽいので、このままロヴィーサの手綱を握る役を完全に任せたい。




ロヴィーサ

増幅の魔眼を有しており、発動するコトで生き物以外を倍々ゲームで無限に増やすコトが可能。

無限な分とても危険なのだが本人は今までどうにかなってるしという楽観的な捉え方をしている為、軽い気持ちでぽんぽん発動しては怒られている。


ルールタトゥー

羽ペンの見た目であり、契約さえすれば世界の法則が相手だろうとその契約を強制的に順守させる能力がある。

そんな能力だからか本魔はかなりまともであり、よくロヴィーサを叱っている。


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