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ヒトと魔物のキューピッド  作者:
六年生
178/300

テレパス少年とリコールノート



 彼の話をしよう。

 魔眼持ちでは無いがオーラの目視が可能で、オーラを記憶するコトでテレパシーが可能だが、記憶力が無い。

 これは、そんな彼の物語。





 談話室で本を読んでいたら、エマヌエーレがふらふらとやってきた。



「あら、エマヌエーレ。どしたんですのふらふらして」


「ジョゼフィーヌ……」



 エマヌエーレは鈍い灰色の髪を揺らし、ポツリと呟く。



「俺の記憶力の悪さ、ヤバいな」


「エ、今更?」


「酷くないかその反応!」



 率直に本音を返すと、エマヌエーレは顔を覆ってワッと泣き真似をし始めてしまった。



「確かに、確かに俺は少しばかり物覚えが悪いというか、覚えられないにも程があるというか、覚えてはいるが思い出せないみたいなのがあるとは思ったが……!」


「うん、思い出せないってコトは覚えてないってコトだと思いますわよ」


「やはりそうか!そんな気はしていた!」


「わたくしからすると、そのレベルにしか受け止めて無かったんですの?って感じですけれど……」



 改めて教えれば芋蔓式に思い出せるとはいえ、自力では思い出せないのがエマヌエーレだ。

 なので頻繁に助言したり教え直したりしていたのだが、まさかその程度しか自覚が無かったとは。



「……ジョゼフィーヌ」



 泣き真似を止め、エマヌエーレは顔を上げてこちらをじっと見つめる。



「頼みがある」


「ヤですわ」


「何故だ!?俺がこんなにも頑張って真面目な顔を作っているのに!」


「や、うん、そう言われましても……面倒なのヤですし……」


「そう言わず、せめて俺の悩みを聞いてくれ!そして協力してくれ!」


「えー…………」


「さて俺の悩みだが」



 自分が頷く気皆無なのがわかるからか、エマヌエーレは強引に話を進めてきた。

 どうして自分が断わる時、皆こうしてごり押しでコトを進めて来るのだろう。


 ……わたくしの拒絶が足りないのかもしれませんわねー……。



「俺の悩みは、記憶力の無さだ」


「うん、ソレはわかりますわ」


「いやそうではなく!そうではあるのだが、そうではなくだな!確かに勉学的にも記憶力は大事だと思うのだが、俺の将来を考えると、記憶力が無いと選択肢が広がらんのだ!」


「まあ誰だって記憶力がないと選択肢狭まると思いますわ」


「そう!では!なく!」


「ハイハイ、わかってますわよ」



 叫ぶエマヌエーレの頭をポンポンと叩き落ち着かせる。



「要するに、アナタの能力を活かす職に就きたいと思ってても、記憶力が無いと使用出来ないから困ったな、ってコトですのね?」


「そういうコトだ」



 エマヌエーレはうんうんと頷いた。

 どういうコトかといえば、エマヌエーレはオーラを目視するコトが出来る。


 ……魔眼、では無いみたいですけれどね。


 オーラとは魔力とか魂とか感情とか、が混ざり合っているようなモノだ。

 わかりやすく言うと、匂いに近い。


 ……目視出来る匂い、みたいなモノですわよね。


 まあオーラ自体普通は目視不可能なのだが。

 とにかく、そのヒトが纏っている空気とか、そういうアレだ。



「……アナタ、遺伝でテレパシー出来ますものね。ソレを活かした職に就きたいんですの?」


「出来ればな。だがテレパシーの条件として、俺が相手のオーラを記憶してるかどうかが必要になってくる」


「そしてエマヌエーレの記憶力を考えると……うん、いっそ違う手を考えるのもアリだと思いますわ」


「諦めが早すぎるだろう!?もっと、こう、根性論でも良いから応援してくれ!」


「えー」



 そう言われても、付き合いが六年目にもなれば流石に無理だとわかりきっている。

 エマヌエーレ自身の記憶力に期待しても実は結ばないだろう。



「だってアナタ、ホントにすぐ忘れますし……。記憶力が良いパートナーが居れば良いでしょうけれど、居ない以上は現実を見て出来るコトからやっていった方が良いですわよ」


「事実はヒトの心を傷付けるって知ってるか?」


「現実を見ないまま理想を追い求めてると破滅するって知りませんの?」


「よし、この話は止めよう。俺の心が傷ついて終わる気がする」



 既に手遅れのような気がするが、まあ良いか。



「だが俺のこのテレパシー能力はかなり有用だと思うんだ」



 ……アレッ、今終わったとか言った張本人が同じ話をし始めてますわね?



「コレ職にしたら強いと思わないか!?ソッコで連絡可能!」


「その内機械や魔道具でそういう系が充実しそうな気がしますけれど……」


「そうだが、充実していない期間はどうにかなるハズだ」


「んー、まあ異世界知識にもそういうヒトは居たそうですしね」


「そうなのか?」


「ええ。交換手っていう、発信したヒトのを受信し、受信させたい相手に発信するコトで取り次ぐ、みたいな……」



 古い電話などはそうだったらしい。

 というか異世界の自分、その時代に生きてないっぽいのに何故そんな知識があるのだろう。


 ……まあ、わたくしはわたくしでマニアックな知識とか結構仕入れてたりするから、知ってても不思議ではありませんけれどね。


 多分知識欲が魂に根付いているのだと思う。



「ただそうなると内容をアナタが知るコトになるから、出した手紙を配達人に読まれるようなモノでしょう?ヒトによってはそういうのイヤだと思いますわよ」



 狂人はその辺気にしないから、殆どが狂人な現代ならまあイケるかもしれないが。



「安心しろ、俺は記憶力が悪いからすぐに忘れる」


「キメ顔で言うこっちゃありませんわねー……」



 親指立ててまで言うコトか。



「ソレにアナタ、テレパシーするには対象のオーラ覚えとかないと出来ないんでしょう?

内容忘れるのはまあ相手に伝えるコトさえ出来ればソレで良いかもしれませんけれど、相手のオーラ知らないと伝えられないってのはキツイですわよ」


「アッ」


「忘れるのもそうですけれど、ソレをクリアしたとしてもかなりの人数を個別に覚える必要がありますもの。伝える対象が限定的ってのは利用者少ないと思いますわ」


「……ジョゼフィーヌ、正論は心に刺さるというコトは知っているか?」


「さっきも同じような会話しましたわよ。あと正論は正論として受け止めなさいな。もしくは屁理屈でやり込める」


「やり込めて良いのか?」


「出来るモンなら」


「そんな言い方するってコトは絶対無理ではないか!」



 実際この事実はどうしようも無いと思う。



「……一応、利用したいって言うヒトに一回来てもらって、登録するってのはアリだと思いますわ」


「エ?」


「相手の方から来てもらって、名前とオーラを覚えりゃ良いんですのよ。ノートに特徴書くなりして」


「……成る程」


「まあ個人情報になるので管理はかなり気を付けないと駄目ですし、うっかり流出とかやらかしたら信用は地に落ちるでしょうが、まあまあそのくらいのリスクは、ええ」


「そうだな、個人情報を取り扱うようなモノならそのくらいのリスクは仕方が無い」



 だが、とエマヌエーレは手を挙げる。



「だが、俺は書いても覚えれんぞ。オーラとか本当に感覚だからな。なんか暖色系でふわっとしてて温かくて柔らかい動き、みたいな書き方をすると思う」


「んなモン主張されても困りますわ。自分で改善なさい」


「ソコをどうにか!どうにか出来るナニかをくれ!具体的には知識!」


「あーもー」



 一気に距離を詰められたので、アイアンクローをカマして腕の長さ分距離を取る。

 指に力は入れてないからきっと多分セーフのハズ。



「……んー、記憶してくれる系の魔物が居たら良いですけれど……」


「心当たり、あったりはしないのか?」


「アイアンクローされながらよくまあ普通に聞いてきますわね……。心当たりはもう、バート店主に聞くくらいですわ」


「バート店主?」


「武器屋兼情報屋の店主。ただし聞いたとしても」


「金が掛かるのか?」


「いえお金の心配はありませんけれど、良い魔物が近くに居るかどうか、ですのよね。

居るなら教えてもらえるので助かりますけれど、居ないなら無駄足になりますわ。まあ諦める理由になると考えると良いかもしれませんが」


「却下だ!可能性があるならともかく、諦める理由になるなら却下させてもらおう!」


「でしょうねえ。でも他に案出ませんわよ」


「……よし!」



 アイアンクローをカマしていたこちらの手を外し、エマヌエーレは立ち上がる。



「王都を出歩いて良い魔物に心当たりがないか聞く!店とかで!」


「まあ、良いと思いますわ。頑張って」


「ジョゼフィーヌも来てくれ」


「ヤですわ」


「だがジョゼフィーヌなら大体の店主や店員と知り合いだろう?ジョゼフィーヌが居る方が話が早い!あと俺の場合、ちょっとでも休憩するとドコの店で聞いたかドコの店では聞いてないかとか忘れかねんのでな!」


「だからそう堂々と言うこっちゃありませんわ」



 せめて申し訳なさそうな態度をしてくれると、こちらとしても手を貸しやすいのだが。





 適当に店を移動するも、いまいち収穫は無しだ。

 そろそろバート店主のトコロへ行って終わりにしようかと思いつつ、よく行く本屋に入る。



「あら、いらっしゃい」



 本屋に入るなりそう出迎えてくれたのは、綺麗な紫色の着物を着た男性だった。

 その声は、男性の声と女性の声が重なって聞こえる不思議な声となっている。



「ハァイ。今日は乗っ取りおべべが店番やってんですのね」


「ええ、そうなの」



 本体である着物の袖で口元を隠しながら、乗っ取りおべべは紫色の瞳を細めてクスクスと微笑んだ。



「……すまん、ジョゼフィーヌ。俺はこの本屋に来たのが初めてでよくわからんのだが、こちらは?目の色からすると魔物のようだが、ナニやら気配が……」


「ああ、彼女は乗っ取りおべべという魔物ですわ」


「初めまして」


「どうも、初めまして」



 頭を下げる二人を見つつ、エマヌエーレに説明する。



「彼女はこの店の店主のパートナーであり、本体は着物の方なんですの。着物を着たヒトに憑依し体を操るコトが出来るから、乗っ取りおべべ、と言うんですのよ」


「……つまり、ヒトのようにも感じるのは」


「ボディは店主のだから、ですわね。本人公認で、乗っ取りおべべも時々は体を動かしたいだろうから、とこうして体貸してるコトがあるんですの」


「ええ、そう。彼の体でこの口調だったりしても文句を言わずに自由にさせてくれるから、つい化粧とかしちゃったりしてね」



 そう言ってクスクス笑う乗っ取りおべべの顔は、確かに化粧が施されていた。

 女性的に見える化粧なので、女物の着物を着て女言葉を使用していても違和感が無い。


 ……まあ、性欲が無い現代人からすると男女の性差ってあんま重要じゃないから、口調に違和感とかほぼ抱きませんけれどねー。



「ソレでジョゼフィーヌ、今日はどんな本が欲しいのかしら?」


「今日の客はわたくしじゃなくて、こっちのエマヌエーレですの。記憶力がバカだからどうにか出来るナニかはないか、と」


「ジョゼフィーヌ?もう少しオブラートに包んでくれても良いぞ?」


「オブラートはとっくに品切れしてるので無理ですわ」


「品切れなら仕方が無いな……」



 エマヌエーレが納得しているのをよそに、乗っ取りおべべはふむふむと頷いた。



「そうね、記憶力となると……魔物でも良いかしら?オススメの魔物が居るんだけど」


「そんなセリフ初めて聞いたぞ。エッ、魔物って本屋に陳列されてるモノなのか?」


「普通は違うと思うけど、彼女は品物にいつの間にか紛れ込んでたのよね。

今は基本的に眠ってるから問題は無いけど、私としてはやっぱり部外者に居座られるのはちょっと、って思うから。家賃払ってくれないし」


「ちなみにその魔物の名前はなんて言いますの?」


「リコールノートよ。持ち主の記憶を読んで、持ち主が思い出したいと思っている記憶を文字やイラストにして見せてくれるの」


「あら、記憶力に期待出来ないエマヌエーレからすると丁度喉から手が出るくらい欲しい能力っぽいですわね」


「酷いコトを言われている気はするが、確かに喉から手が出せる能力があったら全力で喉から手を出してただろうレベルで欲しい」



 喉から手が出るの意味が上手く伝わっていないような気がするが、まあ広義的に見れば間違っていないから多分大丈夫だろう、多分。



「彼女も持ち主が欲しいみたいだったし、私も他の女が居るのはちょっと、って思ってたから……持ってってくれると助かるわ」


「いや、ソレはソレとして一応顔を合わせて俺に協力してくれるかをまず確認したいのだが。相手にも好みや事情があるだろうしな」


「大丈夫よ、今ここでアナタがお金を払ってくれれば、対価が発生した以上はアナタのモノってコトに出来るから」


「いやいやいや!?」


「ふふ、冗談」



 慌てるエマヌエーレに、乗っ取りおべべはそう言ってクスクスと笑った。

 どうやら今日は機嫌が良いらしい。



「じゃあちょっと起こして連れて来るわね。あの子、魔力があるタイプの本が仕舞ってあるトコで寝てるから」


「あ、ああ、頼む」



 乗っ取りおべべが一旦引っ込み、エマヌエーレは息を吐く。



「…………まさか、本屋にそんな運命を感じる能力の魔物が居るとは……」


「ですわねえ。そして多分、同じように付喪神系統というか、無機物系魔物同士だから乗っ取りおべべ的にはギリギリアウトって感じだったのでしょうね」



 両方燃えると考えると正確には有機物系なのだが、基本的に意思が存在しないだろうモノでありながら意思がある魔物、の総称が無機物系魔物なので問題は無い。

 燃えるタイプだろうが燃えないタイプだろうが、元々動いたり会話したりしなさそうなモノは殆ど無機物系魔物という枠である。





 コレはその後の話になるが、エマヌエーレは無事、リコールノートのお眼鏡にかなった。

 どうもリコールノートは本当に持ち主が欲しかったらしく、リコールノートの能力をめちゃくちゃ必要としているエマヌエーレは好みド真ん中だったらしい。


 ……まあ、食用系魔物が食べられるのを本能としているように、ヒトに使われるのが本分の魔物は正しい用途で使われたがる本能がありますものね。


 リコールノートの本能的にド真ん中射抜いてくるエマヌエーレは、さぞやタイプだったのだろう。



「すまぬリコールノート、また頼めるか?」


「あら、エマヌエーレ。また忘れたの?」


「ああ」



 エマヌエーレはリコールノートを開き、ソコに現れる文字に頷きながら返した。

 リコールノートはノートだからか、ノートに言葉が浮かび上がるタイプの喋り方である。



「リコールノートのお陰でテレパシーを使って伝言を伝えたりが出来るが……結局記憶力に変化は無いからな。

学園長がまずは学園の教師や生徒相手に試すようにって言ってくれたお陰で利用してもらえるのはありがたいが、やはり自力では思い出せん!」


「ふふ、アナタってばホントに忘れっぽいのね。ええ、でも良いわ。そんなアナタの記憶を読み取って伝えるのが私だもの。で、今日は誰に伝えるの?」


「同級生のシャークだそうだ!」


「ふぅん……ソコにジョゼフィーヌが居るけど、彼女に聞いてみるっていうのはどう?彼女なら同級生の殆どと友人でしょう?」


「……いや、ジョゼフィーヌもオーラを目視したりは出来るが、言葉で説明されても俺は理解出来ん」



 いきなり話題に自分が登場したと思ったら断られた時のこの感情に名称はあるのだろうか。



「……うふふ、ええ、そうね。アナタの感覚に合わせて、アナタにわかるように、アナタの記憶を呼び起こせるのは私だけだものね?うふ、うふふ」


「どうしたリコールノート?」


「いいえ。ただ、持ち主の役に立てているという悦に浸っているだけよ。コレは女としての感覚なのか、ノートとしての感覚なのか、どちらなのでしょうね。ふふ」


「男で人間な俺にはわからん!」



 いきなり話題に出された上に優越感に浸られた時のこの感情に名称はあるのだろうか。

 というか多分、その感覚はノートというより女の感覚だと思われる。



「ソレで、シャークだったかしら。ああ、この子ね。とても優しい光が溢れていて、ぽわぽわしていて、保護者のような」



 その文字と共にノートに浮かび上がった情報とイラストに、エマヌエーレは思い出したようにうんうんと頷く。



「そう、そうだ、確か前にも会話をしたのだった!食堂で席が隣になり、パートナー持ち同士というコトでお互いに自慢したりしたんだったな!思い出した思い出した、彼がシャークか!」


「ところで、どういうテレパシーを送るつもりなの?」


「うん?普通にそのまま送るつもりだが。もうすぐいつもの画材屋でキャンバスがセールらしい、という伝言だから意訳したり簡潔にしたりする必要は無かろう?」


「……そうね。そのくらいの伝言なら問題無いと思うわ」


「この間のゲープハルトから学園長宛ての伝言は長かったからな……」


「結局短く纏めても、三十行くらいあったものね。いっそ伝言の長さとかに上限でもつけるとかどうでしょう」


「検討した方が良いかもしれん」



 確かにそういうのはアリだろう。

 異世界の自分も、呟きは文字数制限あったしと頷いている。


 ……呟きって文字数制限あるモンなんですのね、異世界って。


 とりあえず実際この先検討するようなら、文字数に応じて値段が変化する、みたいなのもアリじゃないかと発案してみようか。

 そう思いつつ読み終わった小説を閉じ、すっかり冷めた紅茶を飲んだ。




エマヌエーレ

オーラを目視可能であり、そのオーラを辿るコトでテレパシーが可能。

ただし直前の会話も忘れるレベルで忘れっぽいのであまり役立たすコトが出来ていない。


リコールノート

持ち主の記憶を読み、思い出そうとしている事柄を文字やイラストで表現して見せる魔物。

実は発動する度に持ち主の魔力を少し消費する仕様なのだが、ソレにオッケーを出されたので安心してエマヌエーレの記憶を読んでいる。


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