羽少女とトリートメントモーレイ
彼女の話をしよう。
羽があって、泳げなくて、意外と我を貫き通す。
これは、そんな彼女の物語。
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この学園にも地球の日本同様、臨海学習がある。
基本的にペルハイネンは気温の変化が少ない国だが、王都に海は無い。
なので海がどういうモノか、どういう危険があるのかなどを学ぶ為、臨海学習があるのだ。
……キチンと臨海学習用の建物もありますのよね。
あの学園、かなり設備が整っているというのに、実はかなり学費が安いのだ。
食堂を利用するのも学費の中に入っている為、学費さえ払っていれば食費が浮くし、保険室で診察も手当ても無料で受けれる。
更にどんな混血だろうと体質だろうと対応している程に豊富な設備。
制服なんて、基本的なデザインは決まってこそいるものの、生徒一人一人の要望を聞いてくれるので、よく見ると微妙に違っていたりするのだ。
……まあ、翼が生えてたり、尻尾が生えてたりしますしね。
正直幾ら生徒数が多いとはいえ、学園の経営費は大丈夫なのだろうかとも思うが、教師達の研究費なども一部負担出来るくらいなので、多分大丈夫なのだろう。多分。
さておき、臨海学習だ。
この臨海学習では、ある程度海がどういうモノなのかを授業で教えた後は、自由行動が許されている。
なので現在、自分は海を泳いでいた。
……地球のように浮き輪は存在しませんけれど。
だが泳ぐ分には浮き輪は無くても問題無い。
制服を着たまま、ザブザブと海を泳ぐ。
……この制服、防水でもあるから、着たまま海に入っても普通に平気なんですのよねー。
恐らく生徒にも様々な体質が居るからか、制服は防水性だ。
海から上がったら魔法で水を弾くなり乾かすなりすれば乾きもするので、正直地球よりは快適な海水浴な気がする。
「……ジョゼは随分と泳ぐのが上手ね」
「ジョアンナ」
泳いでいると、バサッバサッと音を立てて白い翼で飛びながら、ジョアンナがやって来た。
ジョアンナは翼を動かして高度を維持しつつ、海に触れないように飛んでいる。
「私も泳げれば良いのですけれど……」
太陽の光に水色の髪をキラキラと反射させながら、ジョアンナは自分の翼を見ながら残念そうに溜め息を吐く。
「……この羽ですからね」
「吸水性抜群の上、水の抵抗増えますものね……」
自分の父は天使で、ジョアンナと同じように白い翼を有している。
しかし父は肉体では無くエネルギー体に近い天使であるがゆえに、ジョアンナとは少し違う。
ジョアンナの親は鳥系の魔物らしく、その羽はどうしても水を吸収してしまう。物理的に翼が存在しているので、水の抵抗も強い。
対して自分の父はエネルギーに近いので、物理的に擦り抜けるコトが出来る。
昔一緒に海で遊んだ時、翼が邪魔にならないどころか、エネルギーで出来てるからと言って海中でも喋るコトが出来ていた。
父に聞いたら、物理的に水が肺に入ったりするのを擦り抜けたりも出来るから、と返されたのを思い出す。
……防水魔法だけでは、水の抵抗は無くせませんものね……。
魔法を重ね掛けしてどうにかするコトも出来なくは無いが、持続性を求められる。
そうするとずっとスマホを使用しているような感じになり、充電……つまりは魔力の消費が激しい。
溺れたら命の危険があるとされる海で魔力の枯渇は一大事だ。
だからこそ、泳げないジョアンナは退屈そうに、そして羨ましそうにしながら、泳げないとわかっていてこうして海のすぐ近くに来たのだろう。
ジョアンナはじっと海の中に入っているこちらを見ながら、せめてというように指先を海に浸す。
「普段、寮の大浴場で浸かるのすら重くなるのに、海って塩と砂まで混ざっているんでしょう?」
指先で海面をチャプチャプしながら、ジョアンナは自分の翼を見た。
「魔法で乾かすのは慣れてるけど、羽から塩と砂を除去すると考えると酷く億劫よね。浸かるコトすら出来ないじゃない」
「……えー、っと」
海を羨望の眼差しで見ながらも溜め息を吐くジョアンナに、自分は挙手をしてから口を開く。
「海辺の風って潮風と呼ばれておりまして、波飛沫が風に乗ってたりするので、その、実は風そのモノに塩が混ざってて、海辺に居るだけで塩気でベタベタになるコトがありますの、よ……」
「エッ」
気まずいながらも説明した自分の言葉に、ジョアンナは驚いたように自分の翼に触れ、感触からソレが事実だとわかったのか、器用に高度は維持しつつガックリと項垂れた。
「こうして海の上を飛ぶだけならセーフだと思ったのに……というかそんなの授業で聞いてないわよ……」
「今日は海に入った際にある危険についての説明がメインでしたから……海自体に関する知識は、明日以降の予定だったのでしょうね」
ジョアンナが項垂れている為すぐ目の前にある頭を励ましとして撫でてあげたいが、自分は今海の中だ。
手が海水塗れの状態で頭を撫でるなど、潮風が理由で項垂れている相手には追い討ちでしかない。
「……後で海から上がったら、翼から塩や砂を取り除くの、手伝いますわ」
なので、励ますよりもそっちの手伝いをするコトにした。
その言葉が正解だったのか、項垂れていたジョアンナが感動したような表情で顔を上げる。
「ジョゼ……!アナタ本当に良いヒトね!」
「アッ」
ジョアンナがそう言った瞬間、とびきり大きい大波により、二人して飲み込まれた。
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ゴボリ、と大きな泡が視えた。
大波により飲み込まれ、海中で引っくり返ってしまったらしい。
今ので空気を吐き出してしまったので、一刻も早く海面に上がって空気を確保しなくては。
一応海中で呼吸をする魔法はあるが、呪文を唱えないコトには使用も不可能だ。
……って、ジョアンナは!?
海面の方に姿が視えない。
彼女は大きな翼があるので水中は不得意だ。
海面に向かいつつ周囲を視回すと、海中で気を失っているジョアンナが視えた。
親が鳥系魔物ゆえに、彼女は衝撃に弱い。大波に飲まれた時の衝撃で気を失ってしまったのだろう、と思う。
……ま、まずわたくしの息を確保!
今すぐにでも助けに行きたいが、こちらの呼吸を整えなくては救助も出来ない。
泳ぐのに夢中になっていたせいで、皆と少し離れた場所に居たのが失敗だった。
「プハッ!」
海面に上がって呼吸を確保してから海中に潜り、ジョアンナの方へ向かう。
……あ、呼吸魔法忘れましたわ。
慌てていたから仕方が無い。今はとにかく救助が優先だ。
そう思っていると、ジョアンナの体がこちらへと来た。
ソレは波の動きでは無く、ジョアンナが意識を取り戻して泳いでいるワケでもない。
……ウツボ?
まるで溺れたヒトを助けるイルカのように、ウツボが彼女を背で支えながら海面へと上がってくる。
「おい、嬢ちゃん。こっちの嬢ちゃんは泳げるのか?」
「え、あ、ジョアンナは泳げません、わ」
重力が掛かるだろうに、ウツボはジョアンナを海の上へと押し上げてくれた。
戸惑いながらのこちらの返答にも気を悪くした様子は無く、ウツボは頷く。
「そうかい、ならここで起こすのは得策じゃないな」
……確かに、起きて海の中に居ると認識したら、混乱して体に要らない力が入る可能性がありますわね。
海の中で慌てたり、体に要らない力を入れるのは悪手だ。
悪手というか、溺れる原因は大体その二つである。つまりこのままの方が救助はしやすい。
同じ考えなのか、ウツボは陸の方へと視線を向けた。
「お嬢ちゃんに同じ年頃の子を連れて泳がせるのもナンだし……浅瀬まで連れて行こう」
「まあ!感謝いたしますわ!」
「そんな礼を言われるようなコトはしてねえよ、ナンにもな。俺はただ人肉を食うタイプじゃねえってだけだ。人肉食うタイプだったらそのまま攫って食ってたぜ」
そんなつもりが無いからこそ、ウツボは笑いながらそう言った。
「ふふ、アナタが助けてくれる方で良かったですわ」
地球基準で考えると笑えないジョークかもしれないが、アンノウンワールド的には普通にクスクス笑えるジョークなので、笑って返した。
「……と、悪いけどこの嬢ちゃんをちょっと支えてくれるか?海の中ならともかく、こうして嬢ちゃんを海面に押し出してると、どうもバランスが取れなくてよ。うっかり落としちまいそうだ」
「あ、ソレもそうですわね」
相手はウツボだ。
サイズとして考えれば1メートルはありそうなので結構大きいが、イルカのように幅があるワケではないので、その辺のバランスが難しいのだろう。
よいしょよいしょとジョアンナを支えながら浅瀬まで泳ぎ、どうにか陸に移動させる。
……砂浜だとヒト一人を運ぶの、こんなにキツイんですのね……!
思いっきり足を取られるので、転ばないようにするので精一杯だ。
しかしどうにか移動は出来たので、ジョアンナを寝かせる。
……起きませんわね。
水は多少飲んでいるようだが、すぐに海面に押し上げられたお陰で一大事には至っていない。
しかし大分消耗したようなのでどうしようかと思っていると、ズリズリという音がした。
「……起きねえのか?」
そちらを見ると、先程のウツボが近くまで来ていた。
……そういえばウツボって、皮膚呼吸も出来るから、少しの時間なら陸に上がっても平気なんでしたっけ。
「ええ、かなり消耗しているようで……アドヴィッグ保険医助手……えっと、教師のトコロまで運ぼうかと思ってましたが、彼女を動かすよりも、教師に来てもらった方が良いかもしれませんわね」
「……いや」
立ち上がってそう言うと、ウツボが言う。
「ちょいと怪我はするが、まあ許せ」
「え?」
ガブリ、とウツボがジョアンナの足に噛み付いた。
その直後、青白かったジョアンナの顔色が回復し始めた。
「……もしかしてアナタ、トリートメントモーレイですの?」
「ナンだ、知名度低いから知らないと思ってたが、知ってたのか」
その通り、とウツボ……トリートメントモーレイは頷いた。
トリートメントモーレイとは、要するに治療ウツボだ。
その牙には治癒能力があり、多少の怪我や状態異常などを回復させるコトが出来る、と魔物図鑑に載っていた。
「とりあえず今ので回復しただろうが、俺の噛み痕は俺自身のコレじゃ治らねえからな。ちゃんと保護者に診せて手当てしてもらうように言えよ」
そう言い、トリートメントモーレイはズリズリと砂浜を掻き分け、海へと戻っていく。
「あ、あと俺のコトは話すなよ。嬢ちゃんはどうも平気っぽいが、俺の見た目はキホン、あんまり好まれる見た目じゃないんでな。そんなのに噛まれたと知ったら、ソコで寝てる可愛らしいお嬢ちゃんがショック受けちまうだろ」
言って、トリートメントモーレイはザブンと海へ帰って行った。
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あの後ジョアンナを背負い、アドヴィッグ保険医助手のトコロまで連れて行った。
もう少し気をつけるようにとは注意されたものの、重傷では無いからか、そのくらいの注意で終わった。
ジョアンナの手当てをしてもらって少し経った頃、ジョアンナが目覚めた。
ナニがあったのか、そして何故足に包帯が巻かれているのかを聞かれたので、正直に答える。
……まあ、足に包帯巻かれてたらそりゃ気になりますわよねー。
まあその包帯、溺れた際にドコかにぶつけたのでは無く、治療してくれたトリートメントモーレイの噛み痕を隠す為なのだが。
「そう、トリートメントモーレイという魔物が……助けてくれたのですね」
……そういえば彼には口止めをされていましたわね。
既に言ってしまったので思い出したトコロで後の祭りだが、まあジョアンナ本人は別にショックを受けていないようなので良いだろう。
寧ろ、彼女は大事そうに自分の足に巻かれた包帯を撫でている。
「……トリートメントモーレイは、もう海に帰ったのよね?」
「はい、帰られましたわ。あと自分はあまり女子ウケする見た目じゃないから怖がらせないように、自分のコトは言わないようにと言われましたわね」
「思いっきり教えてくれてなかった?」
「忘れてましたの」
そう答えると、ジョアンナはクスクスと微笑んだ。
「……ねえ、ジョゼ」
「はい?」
「……海辺に言ったら、会えるかしら。命の恩魔なのだから、お礼くらい言いたいわ」
「そうですわね……」
三角座りをするように背を丸めたジョアンナに、自分は思考を巡らせながら答える。
海に行けば会える可能性は高いが、溺れて気絶した相手にまた海の上を飛べと言うワケにもいかない。
……飛んでいたのに波に飲まれましたものね。
泳げというのも鬼畜の所業だ。
だが、恩魔にお礼を言いたいという気持ちはわからなくもない。
なので友人として、お礼を言う方法を考える。
「あの辺りは確か桟橋もありましたし、ソコで探してみる、というのはどうですの?アソコなら波に飲まれるコトも無いと思いますわ」
「………………」
膝に顔を埋めていたジョアンナは、チラリとこちらを見た。
「……一緒に行ってくれます?」
「ええ、モチロン」
溺れたばかりだというのに一人で海の近くに行くというのは、流石に勇気だけでどうにかなるモノでもあるまい。
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翌日、授業が終わってから桟橋で探すが、トリートメントモーレイは居ない。
「……居ないわね」
「ソウデスワネー」
……居るんですのよねー……。
桟橋の下に、トリートメントモーレイが居るのが視える。
しかし同時に、その口が「言うな」と動いたのも視えてしまったのだ。
昨日も言うなと言われたのに言ってしまった以上、今回は貝のように口を閉じるしかない。
……いやまあ、アンノウンワールドの貝も喋りますけれどね。
どうしたものかと現実逃避をしていると、ジョアンナが靴と靴下を脱いでいるのが見えた。
「……え、ナニしてんですの?」
「いえ、昨日は私が溺れた結果助けてもらったでしょう?」
「ですわね」
「ならいっそ、もう一度溺れればまた会えるんじゃ、って」
……発想が極端にも程がありますわ!
「アナタ昨日思いっきり溺れてよくそんな発想出来ますわね!?」
「というか嬢ちゃん、足の包帯見る限り俺の噛み痕残ってんだろ!?そんな怪我した状態で海水なんかに浸かったらどうなると思ってんだ!」
「あ、出てきた」
……え、今のトラップでしたの?
ジョアンナの発想に思わずツッコミを入れたら、同じく耐えられなかったらしいトリートメントモーレイが海面から顔を出していた。
今のジョアンナの言葉でトラップだったと理解したのか、海面に顔を出したトリートメントモーレイは体の殆どを海に戻した。
「……嬢ちゃん、タチが悪い嘘吐くなぁ」
「嘘じゃないわ。もしコレで出て来てくれなかったらホントに潜る気だったもの」
……あー、だからさっき嘘に視えなかったんですのねー……。
自分と同じく、やられた、と思ったのか、トリートメントモーレイはガックリと項垂れた。
「……で?嬢ちゃん、わざわざ俺にナンの用だ?」
「ええ、それなのですけれど」
ジョアンナは桟橋の上でしゃがみ、海にいるトリートメントモーレイに手を差し出す。
「トリートメントモーレイ、アナタ、私のパートナーになってくれます?」
「おいそっちの嬢ちゃん、今すぐこの嬢ちゃんの頭を診てやってくれ」
「わたくし目が良いので視た結果を正直に言いますと、ジョアンナは足の噛み痕以外の状態に問題はありませんわ」
事実である。
「……そうかい」
こちらが嘘を言っていないのを察したのか、トリートメントモーレイは静かにそう言った。
「じゃあ嬢ちゃん」
「ジョアンナよ」
「オーケィ、ジョアンナ。で、ナンで俺をパートナーにしようと思った?」
「助けてくれた相手が王子様だって、お母様が言ってたからよ。実際、アナタを見るとドキドキするわ」
……あー、そういえばジョアンナのお母様、貴族だからと命狙われたのを鳥系魔物に助けられたのがパートナーとの出会いだってジョアンナから聞きましたわねー。
「……そのドキドキ、俺を見るコトで恐怖してるとか、もしくは海に対して無意識に恐怖心が湧いてドキドキしてるとかじゃ」
「流石にそうじゃないコトくらいはわかります」
トリートメントモーレイの言葉に、ジョアンナは少し不機嫌そうに頬を膨らませた。
「……わかった、悪かった。はぐらかすような言動をしたこっちが悪い。だがな、色々と問題があるのは事実なんだ。例えば俺は水の中で生きる魔物だから、空中を泳ぐコトは出来ない、とか。水槽でも持つ気か?」
このサイズを入れれる水槽となると、相当な水が必要だろう。
当然その分、重くなる。
「魔法で水の塊を浮かせれば、ソレが水槽代わりになるわ。寧ろそっちの方が水槽よりもずっと一緒に居られるから良いわよね」
……その手は確かにありますわね。
実際、そうやってパートナーと生活しているヒトも居るっちゃ居る。
「いや、流石にソレは持続が出来ないんじゃねえの?水が無い場所で急に落とされるなんてごめんだぜ、俺は」
「学園に戻れば魔道具を作れる先生が居るから、頼めばその魔法を少ない魔力でも維持出来る魔道具を開発してくれると思うわ」
「俺は見た目があまり好ましくない」
「私は好きですが、ソレでは足りませんか?」
「……あ~~~……」
真面目に答えるジョアンナに、トリートメントモーレイは熱くなった顔を冷やすかのようにザブンと一瞬海の中に潜り、すぐにまた顔を出した。
「……今、その魔道具作れる教師、居ねえんだろ?ちゃんとここに居てやっから、最終日に俺に合ったデカイ水槽持って迎えに来いよ」
「…………!」
パートナーになると言っているに等しいその言葉に、ジョアンナが翼を広げ、心底嬉しそうな笑みを浮かべた。
「ええ、必ず迎えに来るわ!」
……この感じだと、最終日まで毎日ここに通いそうですわね、ジョアンナ。
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コレはその後の話になるが、ジョアンナは無事エゴール魔道具教師によって、水の球を維持する魔道具を作ってもらった。
ソレを身につけていればジョアンナの魔力をほんの少量だけ使い、水の球が崩れないよう維持出来る、というモノだ。
「ったく、あんだけ器量も良いんだから、俺なんかよりもずっと良いパートナーを作れるだろうに……」
水の球の中でそう言いながら、トリートメントモーレイは自嘲気味に笑う。
「……そう思うのに、この立場は誰にも譲る気がねえってんだから、俺も随分ジョアンナに惚れてるよな」
「そうですわね」
ところで、ジョアンナがトイレなどで席を立つ度に自分にノロケるの、止めてもらえないだろうか。
こちらはジョアンナとトリートメントモーレイとは違い、パートナーが居ない寂しい独り身なのだから。
ジョアンナ
見た目に寄らず結構押せ押せ。最初はおっとりほんわかの予定だったけどその設定はどっかへ行った。
親は鳥系魔物なので骨が脆く、物理的な衝撃に弱い。
トリートメントモーレイ
見た目がウツボなのでウケが悪く、自覚もあるのであまり人前には出ない。
だがそれでもジョアンナに求められたのが嬉しかった。