視力少年とギルティデビル
彼の話をしよう。
生粋の人間なのに動体視力が凄まじく、動きを見るだけで前科のあるなしがわかり、微妙に人間不信に陥っている。
これは、そんな彼の物語。
・
談話室で、ぐったりとソファに寝転がっているヴェロスラフの顔に濡らしたタオルを落とす。
「んぶ」
「アナタ、顔色酷いコトになってますわよ。一旦ソレで拭きなさいな」
「……ああ、ジョゼフィーヌですか……」
タオルをずらしてこちらを見てから、起き上がる気力も無いのかその体勢のままでヴェロスラフは顔を拭いた。
「あと一応水持ってきましたけれど、飲みます?」
「……常温なら」
「ヴェロスラフの体の具合を視た感じだとそう言うだろうと思ってしっかり常温の水ですわ」
「助かります……」
腕で上半身を少しだけ起こし、ヴェロスラフは水を受け取って飲んだ。
「ふぅ……」
飲み干したコトで多少落ち着いたのか、横になっていたヴェロスラフは起き上がり、ボサボサになっていた灰がかった青緑色の髪を手櫛でささっと整える。
「……いや、お手数を掛けました。大丈夫だろうと思って少し外に出たら、まさかこんなコトになるとは……」
「仕方ありませんわよ」
そう、ヴェロスラフの場合は仕方がない。
「悪なんてソコらに蔓延ってますし……小さい罪なら良いと思っている愚か者が居るのも事実ですもの」
「本当、正直万引きだのスリだのは罪状が凄くて酔うから勘弁してほしいのですが」
そう呟いて、ヴェロスラフは目元を揉んだ。
ヴェロスラフは生粋の人間なのだが、凄まじく優れた動体視力を有している。
そのせいなのか、ヒトを見るだけでその動きから今までの人生での行いが視えてしまうらしく、その視界はそのヒトの前科が丸裸になるんだとか。
……まあ、わたくしの視界に出現する字幕みたいなモンですわよね。
動いているモノを視界に入れるだけでソレらがわかってしまうせいで、ヴェロスラフはいつも視界に酔っている。
正確には視界というより、ヒトの前科の数に吐き気を催しているらしいが。
「そう考えると、ジョゼフィーヌは助かります。完全なる善人ですから」
「わたくしはわたくしで結構悪に対してやらかしてる自覚があるんですけれどね?」
「確かにソレを俺の目がカウントしないのは不思議ですが、ジョゼフィーヌにとっての悪は存在してはならない存在ですから……。罪を犯した害魔や罪人、そして食用魔物を仕留めるヒトのソレはカウントされないようなモノなのでしょう」
つまり自分が悪を潰すのは草抜きのようなモノなので、罪状カウントはされないと。
まあ確かに自分が悪を排除するのは戦闘系天使としての本能であり、言ってしまえば神からそういう風に作られた生態。
そして神の行いは絶対であり抗うコトは出来ないモノで、罪だのナンだの以前のモノ。
要するに神がオッケー出してるから広義的にセーフ判定なのだろう、多分。
「しかし、この学園はまだ過ごしやすくて助かりますね」
「そんだけグロッキーになってるのに?」
「ハハ」
自分の言葉に、ヴェロスラフは苦笑を零した。
「確かにそうですが、しかしこの学園のヒト達は教師も生徒も警備員も、皆隠していない」
「……前科を、ですの?」
「自分を、ですよ」
ヴェロスラフは目を細めて優しく微笑む。
「例えば善人は善人を貫き、仲間外れはイヤだからと日和って罪を犯したりはしない」
「まあ、する意味わかりませんし、そんなコトに巻き込もうとするような輩自体悪でしょうしね」
「そして悪人……というか狂人ですね。狂人は罪があったとしてもソレをまったく隠さずに堂々と生きている。俺からすれば、寧ろそのくらい堂々としてくれていた方がありがたいです」
「確かに善人の振りした悪人は気味が悪くて仕方ありませんけれど、最初からアレだとわかっていればその分接しやすくはありますわね」
最初からアレだとわかっていれば、アレだからなーと思いながら普通に接するコトが出来る。
狂人の言葉は真摯に受け止めたりしなくて良いので気が楽、というのもあるかもしれない。
「一部は完全なる善人で、他は皆殆どが狂人ですから……王都のヒト達も狂人率が高いから平気だと思ったのですが、旅行者が多かったのが今日の敗因ですね」
「あー、今王都ツアーやってますものね」
「ああいう、自分の罪を見ない振りして自分は悪くないというのを前面に出して一般人面をされると、その違和感に吐き気がするというか……」
「見た目ハンバーグなのにチョコレートだった、みたいな」
「そう、あんな感じです」
こないだラザールパティシエが試食と言ってハンバーグを出してきたと思ったら、チョコレートだったコトがある。
自分は視ればチョコレートだとわかるので気付いていたが、気付いていない他の生徒は見事に視覚から想定した味と実際に味覚が捉えた味の差に撃沈していた。
……時々ああいうサプライズ仕掛けてくるんですのよね、ラザールパティシエ……。
「まーでも、異世界である地球の知識があるわたくしからするとこっちは結構平和ですわよ?」
「エ、異世界ってそんなにハードなんですか?」
「んー、表面上は平和っぽいんですけれど、変なトコ原始的なんですのよね。脱獄したらその囚人の頭パァンするのが普通のハズなのに、あちらではあんまりそういうの無いっぽいですし」
「エッ、脱獄するような囚人を生かしておくとか怖すぎませんか!?」
「モチロン国によるっぽいんですのよ?ただ他にも万引きがゲーム扱いだとか、いじめに恐喝だとか……結構軽犯罪が闊歩しってるっぽいんですのよね。国ぐるみで著名人を驚かせて笑いモノにするという国家的ないじめもあるようですし」
「コワ……」
ドッキリ番組はアレもう完全にいじめだと思う。
異世界の自分もそう思っていたらしいので、アレはいじめを日常に染み込ませる為の洗脳みたいなアレなのではないだろうか。
いや、そもそも自分は異世界の自分がそう認識した部分の知識しか知らないので実際は違う可能性もあるっちゃあるのだが。
「ああ、あと誕生の館が無いからって人間同士の性行為で子供作るっぽいんですけれど、そのせいか性欲が過剰っぽいんですのよね。なので痴漢とかもあるようですわ」
「痴漢?」
「異性の胸や尻など、性的興奮を覚える箇所に無断で触れてこね回すという行為ですわね」
「気持ちが悪い!」
ヴェロスラフは端的にそう叫び、思わずといった様子で自分自身を抱き締めていた。
確かにアンノウンワールド的な価値観からするとその行為はもう、妊婦を生きたまま腹裂いて中の胎児ミンチにしてから妊婦の息の根止める、というレベルの残虐行為だ。
最早ただのマジキチでしかない。
「え、というか、え?痴漢というその極悪犯罪者は当然捕まるのですよね?」
「捕まるパターンもありますけれど、大体は周囲の人間にバレないような犯行、更に被害者側も恥ずかしいからという理由で黙り込んでしまうパターンもあるそうですわ」
「何故!?」
やはりそうなるよな、と内心で頷く。
殺され掛ければヒトは当然抗い、相手をぶん殴ってでも逃げて生き延びようとするだろう。
なのに痴漢相手では大人しくするとか、どういうコトなのだろうか。
……命の危険の有無、でしょうか。
殺されなければまだ許容範囲内、というコトなのかもしれない。
やはりアンノウンワールドの常識で生きている自分からすると、異世界である地球の価値観というのはいまいち理解し切れないモノだ。
「うわ、えー、えー……異世界超怖くないですか?痴漢ってソレ、生かしておいたら確実に他のヒトにもそんな極悪行為をするでしょうに。ソッコで頭潰す、もしくは生かすにしても手足を切り落とすくらいで妥当なのでは……」
「わたくしもそう思うんですけれど、異世界はそういうの緩いっぽいんですのよねー。まあ異世界なのでここで色々言ってても仕方ないんですけれど」
「確かに」
「わたくしが言いたいのは、そういうタイプの異世界があって、そんな犯罪者達は犯罪とわかっている上で遊び感覚でやるような愚か者が多いって話ですわ」
「……つまり、ソコら中に一般人の振りをした悪人が……ウエッ、考えただけで吐き気が」
「そう考えれば悪即滅なアンノウンワールドはまだ平気ですわ。大体狂人であけっぴろげですし」
「確かに……」
「でもそんなアンノウンワールドであってもやっぱりそういう悪人も居るっちゃ居るから、そういうのをどうにかしたいんだよねー」
「そういうのをどうにかしてくれたりするのがジョゼフィーヌですし、頼りにしてますよ」
「頼りにされても困りますわ」
こっちとしてはそういう悪に接触したらソッコでバーサクスイッチが入ってしまうのだから。
しかも前科の鮮度まで本能的にわかってしまうので、鮮度が高いとその分スイッチが入りやすい。
要するにソレっぽいヒトを見かけたらうっかり接触しないように遠回りするなりしてスルーしているレベルなのだ。
……うっかりでバーサクしたくありませんのよねー。
「というかヴェロスラフ、スルーですの?」
「ナニがですか?」
「ん」
ヴェロスラフの横を指差す。
「イェイ♪」
「うわっ!?」
ソコには、いつの間にやら魔物が座っていた。
いつの間にやらというか話の途中で普通に座ってきていたのだが、気付いていなかったらしいヴェロスラフに対し、その魔物はパチンとウィンクをキメていた。
……見た目は赤目の黒猫ですけれど……。
「……アナタ、猫系の魔物じゃありませんわね」
「あっれー?ソッコでバレちゃった感じ?結構上手くその辺に居そうな魔物になれたと思ったんだけどなー」
「確かにそういう色合いの魔物は何種類か居ますけれど、中身や魔力の質が違いますもの」
「あー、アンタそーいう系なのね、オッケーオッケー。んじゃ話聞いてた時から大体わかってたけどこっちのアンタが前科とかわかっちゃうタイプの魔眼持ち?」
「違います」
距離が近い感じで聞いてくる魔物に、戸惑っている様子のヴェロスラフは端的にそう答えた。
「俺の目は普通の目ですよ。前科が見えるのはそうですが……」
「死後は視界に入ったヒトの過去の罪を目視出来るってタイプの魔眼になる可能性が高いって診断されてますけれど、まあ今の段階では普通の目ですわ」
「あ、そーなの?ふーん、まあでも前科わかるってトコが重要だし別に魔眼じゃなくても良いや」
魔物はケラケラと笑いながらそう言った。
……ん、んー……?さっきからこの魔物、微妙に悪っぽいようなそうじゃないような、絶妙なグレー感ですわね。
「……んで、アナタは一体どういう魔物なんですの?」
「あー、そういや自己紹介してなかったっけ」
そう言って魔物はソファの背もたれの上に乗り、えっへんと胸を張る。
「私はギルティデビルよ!あの世の裁判官に消滅させられたくないから、こうして善行を積みにやってきたってワケ!」
「オッケー、理解しましたわ。わたくしは戦闘系天使の娘ですのでうっかりバーサクしないよう、改心したという自覚が出来上がる前にわたくしに触れたりはしないでくださいまし」
「エッ、ヤダ戦闘系天使ってコワッ。良かった娘で……生粋の戦闘系天使だったら視界に入った瞬間ソッコで消滅させられるじゃん……」
「隠れないでいただきたいのですが……」
善意で忠告したハズが怯えられてしまったらしく、ヴェロスラフの背後に隠れられてしまった。
うっかり触れた瞬間に仕留めかねないからという善意だったのだが。
「というか、ええと……ギルティデビル、とは?」
「要するに有罪判決を下された悪魔、ですわね。やらかしすぎた結果悪魔から足を洗う為に善行積むか、この世から消滅という死刑になるかという二択しか無くなった悪魔の種族名ですわ」
「そうそう、私は消滅がイヤだったから足あーらおってなった悪魔ね」
軽い。
「善行、というのは?」
「魔物によりけり、ですわねー。お金稼ぐ時にナニをしてお金稼ぎますか?みたいなモンですわ。ヒトによって花屋で働いたり定食屋で働いたり兵士の手伝いをしたり、とかあるでしょう?」
「ああ、成る程」
「ちなみに私はね、そういうまどろっこしいのが嫌いだから一気に善行積む気なのよ!」
「こういうタイプはギャンブルで全額掛けて素寒貧になるタイプですから金儲け系の話してきた時は付き合わないように」
「待ってごめんなさい地道にやるってやるやる地道に!だから彼にソレを言うのだけは!私の考える善行には彼の力が、というか目が要るの!」
必死にそう言うギルティデビルに、ふむ、と二人で顔を見合わせる。
アイコンタクトでとりあえず聞いても良い感じじゃないかという意見が一致したのがわかった。
「俺の目が必要というコトは俺が協力者みたいな立ち位置になる、と……」
「そうそう」
「なら先にどういう善行なのかを聞いておきたいのですが」
「あー、まあそうだよね。前科があって消滅寸前まで行った悪魔の誘いに詳しい説明聞かずに乗る方が怖いから聞いてくれて助かっちゃう」
自分でソレを言って良いのだろうか。
まあ良いから言っているんだろうが。
「私がやろうとしてるのは、一定以上の罪……そうね、死後に有罪判定を下されるレベルの罪を犯してる人間に触れるコトで、その魂に印を刻もう!ってヤツ!そうするとあの世のブラックリストに名前が浮かぶから、死後の裁判がスムーズになるのよ!」
「思っていたよりも良さそうでした」
「確かに……でも死後の裁判って、罪と一緒に善行の部分も換算して、トータルでどっちの方が多い、みたいなアレで確認するんですのよね?」
「うん、でも調べた結果、彼の目って一定以上の罪がある場合しか映してないから。あの世で有罪判決出されるようなヒトばっかり。結果的に善行の方が多いヒトが相手ならそういうの映んないみたいなんだよねー」
「……時々視える罪状にブレがあるなと思っていたら、そういう……」
もしかして自分が無罪のように見える云々というのは、善行の方が上回っているからだろうか。
良かった、グチグチ言いつつも頼まれごとをこなしていて。
……まあ、断ってもやらされるんですけれど、ね……。
「でも私ってさ、悪魔である私がそそのかせそうなヤツしかわかんないっていう。つまりソッコで極悪人ってわかるようなヤツか、そそのかせそうなヤツくらいしかわかんないワケ」
「はあ……?」
「ソコでアンタのその目の出番よ!その目があればあの世の裁判でものらりくらりと躱しかねない輩もブラックリストに名前を刻めるってワケ!だからお願い!一緒に善行積もう!アンタの分の善行にも換算されるから!ね!ね!」
縋りついてくる見た目可愛らしい黒猫なギルティデビルに対し、ヴェロスラフは返答に困っているらしい。
「……正直、ソレが嘘かホントかわからないので……」
「ホントホント!ホントのホント!確かに嘘だらけな悪魔生だったけど今コレ以上罪重ねたらホント情状酌量の余地無く消滅コースだからガチな話しかしてないんだって!」
「まあ確かに、嘘吐いてる感じではありませんでしたわね」
「でっしょー!?」
「あ、わたくしにはあんまり近づかないように。アナタどっちかというと保身寄りで、改心したというのとは違うっぽいからうっかりバーサクスイッチ入る可能性ありますの」
「コワッ」
ギルティデビルはこちらに触れようと伸ばした手を引っ込めて、怯えたようにヴェロスラフの背後に隠れた。
「…………ふむ、ジョゼフィーヌからすると、嘘っぽくは無いと」
「視た感じホントですわね。まあ万が一嘘でもそん時はわたくしがサックリ潰すだけですわ」
「なら協力者になっても良いかな」
「な、ナンか下手こいたら私が死ぬ感じの保険付けられた気がするけど、協力者になってくれるってコトだよね!?よっしゃ助かる!とりあえず向こうのナンか怖い天使は一旦忘れよう!やったーコレで首繋がる!」
ナンだか酷い言われようだ。
・
コレはその後の話になるが、ヴェロスラフとギルティデビルはパートナーになって行動しつつ、よく王都に出ては有罪判定っぽいヒトの魂に印をつけたりしているらしい。
「ヴェロスラフ、そういうヒトが居ると酔うのに今は意外と大丈夫そうですわね」
「ああ、ソレは私も思ったのですが……罪を犯していながら平然とした顔でソコに居るのが恐ろしかっただけなので、コレで死後はキチンと裁かれるだろうと思うと結構気が楽になったのです」
「成る程」
確かにそういうのはメンタルが安定する。
少なくとも死後確実に裁かれるというのは凄まじい安心感だ。
あの世の裁判官にはこちらの権力云々とか常識とかは関係無い分確実に公平な裁判をしてくれるのはわかっているし。
「いやー、ホントにヴェロスラフがパートナーになってくれて助かったよ!お陰でスムーズに善行積めるからね!もー、ホント最初は一体どんだけ時間掛けて善行積まなきゃなんないんだかって感じだったからさー」
ギルティデビルはケラケラ笑いながら言う。
「ホントにさー、ちょっと人間にちょっかい出しただけで消滅レベルの有罪とか酷くなーい?ちょっと弄んでちょっと破滅させたりをちょーーーーーっとやってただけだっつの!」
「ギルティデビルー?あんまり失言するとここに居る戦闘系天使の娘がナイフか鞭のどちらかをスカートから取り出しますわよー?」
「ヒッエ」
スカートを少し捲って太ももに装備しているナイフと鞭をチラリと見せれば、ギルティデビルは引き攣った声でそう零した。
「……何故、そんな装備を……?」
「ホントそう!ヴェロスラフの言う通り!十三歳の装備じゃないっしょ!」
「わたくし、三年生の時にちょっと闇オークションで売られ掛けたりしたんですのよね」
「待ってください、いきなりフルスロットル過ぎて付いていけません」
「で、中等部入ってスカートになったし、今年卒業したお姉様に「スカートの中って結構色々仕込めるから、アンタ結構巻き込まれるっぽいし仕込んどいた方が良いんじゃない?」と勧められたので、そっかーと納得して」
「納得したのですね……?」
「狂人コッワ」
姉にはプラスで、「事件に巻き込まれた時武器をそういう隠し方してる犯人結構居たから、仕込むには多分ベターだと思うわよ」と言われたのは黙っておこう。
というか自分はまだ怯える程ではないイージーレベルの狂人なので、悪魔にドン引きされるというのは遺憾の意。
ヴェロスラフ
動体視力が良すぎるせいで相手の動きを見るだけで相手の犯した罪が見えてしまうが、魔眼ではない。
現在はギルティデビルのお陰でしょっ引かれていない罪人が居たとしても死後確実に罰を受けるコトが確定しているので、かなりメンタルが安定した。
ギルティデビル
悪魔らしい悪行をやり過ぎたせいで処刑寸前になった魔物であり、保身の為に善行の最中。
調子に乗りかけるとジョゼフィーヌが真顔で凝視してくるのが超怖いせいで調子に乗れない。