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最果ての戦艦  作者: Alc
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12話 誤解

遅くなりました…。

僕、ケビンさん、密偵のカトレアと共に輸送船に戻るとすでに他の人達も戻って来ていて、出発の準備は出来ていた。ケビンさんが管制と話をし、輸送船を離陸させる。数時間掛けて、太陽の裏に周り惑星のレーダーの範囲外に適して出た。そこからさらに小惑星帯を抜けた所で巨大戦艦に回収してもらう予定になっている。


輸送船が小惑星帯を抜ける時だった。

任務が終わって後は家に帰るだけだと、気が緩んでいたのかも知れない。


「……っ!船体後方の2ヶ所のエアロックが開きました!侵入者だ!」


「侵入者!?……機関室の扉をロックしろ!隔壁を閉じて中央の通路に侵入者を誘導してくれ。そこで食い止める」


その報告を聞いたケビンさんはすぐに作戦を決め、全員が躊躇なくそれを実行に移していく。僕はそれを見て呑気にも凄いと思った。


「映像をみると宇宙海賊みたいだな。アルクも武器を持って中央の通路に向かってくれ。そんなに緊張しなくたって大丈夫さ」


「……分かりました、行ってきます!」


『あんなに練習したんだもの、大丈夫よ!さぁ行きましょ!』


ケビンさんに言われて、少し体の力を抜いた。いつの間にか緊張で力が入っていたようだ。中央の通路に向かう。中央の通路では既に数名の隊員と侵入者との戦闘が始まっていた。侵入者は体格の大きなヒューマノイドに鉄板を持たせて、その陰から攻撃をしていた。


「よし、手榴弾だ。1、2、3で盾の裏に投げる。……1、2、3投げっ!」


隊員の1人が手榴弾を取り出し、僕や他の隊員に渡す。それぞれピンを抜き合図で投げる。数秒後、盾の裏から雷のような大きな音がした。鉄板を持ったヒューマノイドが崩れ落ちるのを合図に突撃する。まだ動ける敵が5~6程いて、こちらに撃ってきた。


「ぐっ……レールガンだ、気を付けろ……!」


一番に突撃していった隊員が銃撃を受けて倒れた。


『伏せなさい!レールガンはこの戦闘服では防げないわ!アルク、あれをやるわ。権限を頂戴!』


倒れたロボットの陰に伏せると、アルターと権限を共有する。これでアルターが一時的に僕の義手と義眼を使う事が出来るようになった。左手の義手がアルターによって動かされ、レールガンに照準を合わせて引き金を引く。アルターの操作で放たれた弾は吸い込まれるようにレールガンに当たり、破壊した。


『やったわ!』


「レールガン破壊しました!」


「本当か!? 一気に攻めるぞ!」


隊員達は次々と敵を倒し捕縛してゆく。中央通路の敵を全員倒すと、そのまま敵が侵入したエアロックまで進み残りの敵がいないか調べる。途中の貨物庫の扉が強引にこじ開けられているのを見つけた。それを司令塔のケビンさんに報告し、侵入者の後を追う。


「貨物庫の扉がこじ開けられてる」


『面倒だな。そこから敵を探して行ってくれ。こっちも貨物庫のカメラで探してみる』


コンテナの中を片っ端から確認していく。5分程でケビンさんから敵の居場所を突き止めたと通信が入った。僕達はその場所へ急ぐ。


「……来やがったな! 連邦の犬共め!」


「連邦……?」


「あぁ、てめぇら連邦政府が俺達にした仕打ちは絶対に許さねぇ。これが見えるか? 俺が背負ってるのは爆弾だ。これが爆発すればどうなるか分かるよな?」


男はそう言って手に握っているものをこっちに見えるように掲げる。それは爆弾のスイッチだった。


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