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第22話  課題と妙案①

過去1レベルで書くのがしんどかった回

審査委員会にフィスからの資料が届いて数日後...

レアルとスタッドは、魔法使いの里でエフィラと手合わせをしていた。


レアルはエフィラと距離を取りつつスタッドに指示を送る。


レアル「相手の攻撃に合わせて再現火炎砲撃(リプロブレイズ・キャノン)!」


スタッド「了解!再現(リプロ)...」


エフィラ「雷突(ボルトランス)!」


スタッドが魔法を唱える途中に、エフィラが魔法を発動させる。右手に構えている剣から鋭い電流が発射され、スタッドに直撃する。


スタッド「痛っ!?」


スタッドは慌てて飛びのき、そのままバランスを崩して地面に転がる。


エフィラ「....遅いわね。会話で指示を送ってから魔法を構える。

     その一連の動きをしている間に、こっちは魔法を発射するところまで辿り着けるわ。」


レアル「やっぱり会話で指示を送るのは難しいか...スタッド、あんたはどう思う?」


スタッド「痛い....」


スタッドは地面に寝転がったままだった。


エフィラ「少なくとも、戦闘するなら何かしら別の方法で意思疎通をした方がいいわね。とりあえず私は      帰るわ。」


レアル「ありがとうございました。」


スタッド「ありがとう....ございました....」


エフィラは家に向かって歩いて行った。

レアルは地面に腰を下ろしため息をつく。


レアル「やっぱり課題は伝達のスピードか....」


スタッド「むしろ私単体で戦った方が強いんじゃない....?」


レアル「それやったらあんた魔力使い切ってやられるでしょ。」


レアルは呆れながら返す。


レアル「間違いないのは、今はあんたは自分の意志で戦闘すると勝てないってことよ。とりあえず師匠のところに戻るわよ。」


そうして2人はフィスの家に向かった。


シルファ「あ、レアル様にスタッド様、お帰りなさい。フィス様なら自分の部屋にいらっしゃいますよ。」


レアル「ちょっと師匠に相談してくるから、スタッドは休憩してて。」


スタッド「分かった....」


フィスの部屋に近づき、扉をノックする。


フィス「レアルかい?丁度よかった。入ってくれ。」


レアルがドアを開けて中に入ると、薄暗い部屋をランタンが照らす中、老眼鏡をかけたフィスが椅子に腰かけていた。


レアルが何かを言おうとする前に、フィスが話した。


フィス「異世界転生者討伐の依頼が来ている。それもレアル、君宛にだ。」


レアル「私ですか!?」


レアルは困惑する。


レアル(魔導士の資格もない状況で依頼なんて来るの!?)


フィス「本来なら調査書とか色々面倒くさい所ではあるんだけど...まあ、その辺は後で色々説明する      よ。」


フィスはレアルに魔法陣の書かれた一枚の紙を差し出した。


フィス「とりあえず、明日からこの書類に書いてあるところに行ってもらうから、今日は早めに寝て休ん     でおいてくれ。」


フィスが話し終わると、今度はレアルがフィスに話す。


レアル「師匠、スタッドのことなんですが、戦闘中に意思疎通を取るって、すごく難しくないですか?」


フィスは少し考えた後、普段と変わらない口調で言う。


フィス「....つまり、簡単に指示を出せる方法が欲しいってことかい?」


レアル「まあ、そうなるんですかね...?」


フィス「そうだね....まあ、今はその件に関して僕ができる事はなさそうだ。」


レアル「そうですか...とりあえず家に帰って準備してきます。」


そう言って部屋を立ち去ろうとするレアルにフィスが一言。


フィス「何か面白い案が浮かんだら、また来るといい。」


レアルは部屋を出て、扉を閉めた。


レアル「面白い案....か」


レアルはそのままスタッドのいる客室に入った。


スタッドはソファーに座って眠っている。


レアル「はあ...どうやったら指示を出しながら戦闘できるんだろ...」


レアルはスタッドの横に腰掛ける。


レアル「というか異世界転生者が敵って....ただでさえこの前はかろうじて倒せたような相手なのに、

    私とスタッドで連携して撃墜するなんてほぼ無理でしょ。」


そこにシルファが部屋に入ってくる。


シルファ「あ、レアル様。コーヒー置いておきますね。」


シルファは机の上に2つコーヒーを置いた。


レアル「ありがとうございます。」


シルファ「いえいえ。また何かあったら呼んでくださいね。」


シルファは笑顔で返すと、静かに部屋を出て行った。


レアル「はあ...」


翌日


レアルは少し早く目を覚まし、フィスの家に向かった。


スタッドは結局ソファーで寝たまま起きなかったため、フィスの家についてからレアルが起こし、急いで身支度をさせた。


フィスから渡された紙に術式暗記(メモリード)を使用し、向予定地へテレポートする用意も整った。


レアル「正直不安しかないけど....まあ、うまくいくことを願うしかないか....」


スタッドがレアルに話しかけた。


スタッド「ねえレアル、寝てる間に1つだけ考えてみた方法があるんだけど、いざとなったらそれ試していい?」


レアル「...あんたの案なのが怖いけど、いざとなったら考えるわ。」


レアル「登録(ブックマーク)!」


2人の眼前に魔法陣が浮かび上がった。

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