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友達  作者: 空飛ぶラムネ
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第1話 

今日は合唱コンクールが間近で合唱の練習の後に久しぶりに吹奏楽部に行った。


部活はすごく乗り気ではなっかった、定期演奏会も間近で先輩がすごく厳しく指導するもので、ストレスがたまる一方。だけど、部活に行ってなければ後々、先輩からLI〇Eですごく口説く説教をされるので、できるだけ合唱の練習でできるだけ時間を削ってから部活に行った。


ストレスがたまるのは毎日のことで、仕方がないことはわかっている。しかし、どこかでいつかこの世界が終わってくれないかと願う自分がいた。


でも、学校には日々の疲れを忘れさせてくれる存在もいた。

それが私の一番の親友の福井澄香だ


今日家に帰って、いつの通り制服のまま炬燵の中にもぐって、温まりながらスマホをいじっていた。

いつもの小説を読んでいるページを閉じて、スマホに届いている通知をひとつずつ確認していく


いつも通知が一番多いのは学年祭担当委員の連絡グループだ。

いつものミーティングではみんな反応がない癖に、伸びれば、すべて委員の責任となる。


しかし、通知のの中で気になるものが一つあった。親からのものだった。

親は基本的に家で話すから別にLI〇Eで話す必要がないと言っていつも未読スルーをしてくる

だけど、今日は珍しく親からのメッセージがあった。


面倒だと思って後回しにして、残りの通知に既読をつけ、いちいち返信していく。

残りの通知に澄香のものはなかった。

今年、違うクラスになったけど、去年のように私たちは仲良しだ。

私は基本的に自分から友達に会いに行く方ではなく、探しに来てくれたら話す方である。

だけど、澄香は放課後になったら毎日探しにきてくれていた。

澄香はちょっと変人気味ではあるが、面白くて、私を気遣ってくれるし日頃のの疲れをいやしてくれる


すべての通知に返信し終えたあと、私は親のからのメッセージを開いた。

「澄香ちゃんが転校するって聞いた?」と一言だけあった

え?嘘、嘘


まあ、嘘だよね

と思って、「え?」とだけ返した


いつもは親が帰って来てから制服から部屋着に着替えるが、今日は早めに着替える。気分ってものだ。そしていつものように、座布団に座り、勉強道具を出して、スマホをいじる。だけど、今日はどこか落ち着かないところがあったから、音量を少し大きくして音楽を聴いた。


今日のTw○tterはあまり面白くないのか、スライドするのが速い。というか、もう見るのが面倒になって、スマホを伏せ、炬燵に潜り込んだ。


あったかい。


かちゃ、という音と共に家の鍵あいた。私はビクンとした後に勢い良く、炬燵から半分出て勉強しているような体勢になる。心臓が早く動き出す。毎日このようなことを繰り返すが、今日はいつも以上にビクった。


私は静かに勉強をし、親は夕飯の準備をわちゃわちゃと始めた。


三十分たった後にごはんだよと言われた


私は静かに勉強道具を片付けた。


「あれ?今日はお父さん遅いの?」と私は母に聞いた

「うんちょっと、この仕事のパートが一区切りするらしいから、深夜帰りするって。」と母言った。

へえ................

まあ、そうだよね。いつぶりかは忘れたが、前も聞いた気がする。

「あ」母は何かを思い出したようだ「そういえば、すみかちゃん転校するってよ。ねねなんか知ってる?私も他のママ友から聞いた話だから、あんま詳しいことは知らないんだけど..........」


え?今、え?

頭のてっぺんから冷えてく

一瞬頭が真っ白になった。

何かがショートしたかのようで思考停止した


いや嘘だよね、でも、ママってこんなつまらない嘘つくっけ。

いやそんなことしない

父親ならまだあり得るかもしれないけど、

いやでも.....


一瞬止まったかと思った心臓はまた動き出し、今までにない速さでどくどくと鳴った

頭に血が上って、血が速く流れるかのように頭の中でいろんな可能性が駆け回る。

そして.......どれぐらい経ったかはわからないが、

たまにママも父親のように悪ふざけはするかも知れない。

それで、私は落ち着いた。


「ねえ藍聞いてる?」

「でねぇ........................ねえ藍全然食べてないじゃん、速く食べな冷めるよ」と母は催促する。

あ、いつの間にか話題は変わっていた。

「あ、うん、今日ちょっとしょっぱくない?」何気なく話題をそらす

「ええ、そう?ちょうどいいと思うんだけど」と母は反論する

「ちょっとしょっぱいって!」よし!この話題を続けるぞ

「まあいい!私にはちょうどいいもん」あ、いつものやつ。ご飯おいしくないっていうと拗ねるやつ


そして、30分後いろんなことに触れたが、すみかの転校には触れず夕食は無事食べ終わった。

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