日陰の日常はこうしてはじまった
彼は朝起きて先ずは水を飲み
ベットから起き上がり水の入ったボトルを取り出し
落とし収納する
彼は一糸纏わぬ姿で寝る
なぜか服を着る必要が無いからだ
体温の調節等否空間の温度調節等容易に可能
「必要も無いのに着るのもな」
見せてはいけない物は引っ込めてある
「ぶらぶらさせておくのも」
「なんだかなだし」
そして己の体を弄る
「ふぅー」
さわり
「はぁー」
扱き
「うっくぅすぅー」
もみ
「ふー」
全身汲まなく気を巡らす
彼の住処はマンション
手狭な一室だがベットくらいしか部屋にはなく
がらんとした部屋
彼は野菜や豆果実など種類豊富に
虚空に浮かべ細かく砕き
投げ捨てた入れたボトルを取り出し
「ストレージはホントに便利」
「淹れただけで綺麗にしてくれる」
作った液体を入れ
少しずつ飲む
「んぐ」
今日は愛嬌無双で
「ごく」
何をしようか
「こく」
花音にもう少し近づきたいが
「んぐ」
全て飲みボトルを落とし入れる
「まあ傷心の女性にしつこく」
彼の名は正道・日陰
「はな」
常にその表情はスマイル
ただ彼女の憂いを帯びた表情は
言い知れぬ美しさで
「笑って欲しいと心から」
「願っているのにな」
「ま其れが俺か」
常にスマイルで鍛え上げられた体を
ゆらりとぬらりと妖しく脈動させ
「<>」
妖艶に蠱惑の息使いで舞踊る
「<>」
狭い室内など彼には関係ない
そしてワードで己に更なる負荷をかけ
「ふー」
朝の鍛練を終え
彼の体からは汗がしたたり落ちている
何時もの事であるのだが
「ワードも随分上達したな」
水の入ったボトルを口に着け
式を人形符を取り出し起動させ
部屋を綺麗にしていく
「式は気はまだまだ」
まあ当然かこの二つは道のりが遠いので有名だ
「レギュラーピープル」
此れのお陰で愛嬌無双に所属できた
苛憐流概念を学べ
黒岩花音に出会え
俺は腕時計型デバイスを身に着け・・・・・
お読み頂き有難う御座います。