かわいい
午後2時更新ぶんです。
お楽しみください。
…少し寝てしまったのでまたストックがなくなりました。
「てんちょー。オーストラリアにおった時に、聞かれてんけどな…。」
今日も桜子と一緒だ。
「日本語についてやねんけど、『おもしろい』とか『おいしい』とかあるやん。」
形容詞ってやつだな。
「それに『そう』ってつけると『おもしろそう』とか『おいしそう』みたいに様子を表してるみたいになんねんな。」
「でも『かわいい』に『そう』をつけたら『かわいそう』になって意味変わってまうねん。」
ほんとだ。かわいいだけ意味が全然違うな。
「これがなんでかわからんって言われてんけどてんちょーわかる?。」
おいおい大人をなめるなよ。
「全然わからない。ていうか初めて気がついたぞ。」
「聞いたウチがアホやったわ。」
お前だってわからないだろ。
「それならわかりますよ。」
ここでマミが名乗りをあげる。
「マジで⁈。さすが文学部。頼りになるわ。」
文学部だったの?。初耳です。
「そもそも『かわいい』に『そう』をつけたら意味が変わってくる、という話ですが『かわいい』は元々『不憫だ』とか『気の毒だ』といった意味なんです。」
そうなのか。
「なのでその『かわいい』に『そう』をつけた『かわいそう』が同情などに使われるのは正しいんです。」
俺の頭に初耳の知識が蓄積されていくぜ。
「ちょっと待って。んだらなんで『かわいい』の意味がラブリーになったん?。」
「それは明らかになってないです。説としては気の毒で手を差し伸べてあげたいという感情が慈愛になりそこから現在の『可愛い』になったという説があります。」
「いやー勉強になったわ。今度友達に自慢しよ。」
「俺も初めて知ったよ。マミ教えるのうまいね。」
饒舌に話すマミも可愛い。
「私教師になりたいので」
こんな先生がいたら逆に授業に集中できないかもな。




