偉い人 2
午前2時更新の分です。
お楽しみください。
「お疲れ〜っす。」
都だった。この野郎ぶん殴ってやろうか。完全に緊張の糸が切れました。
「ちょちょっと店長何でそんな怖い顔をしてんすか。あとその拳を引いてください。」
「俺の緊張感を返せ。今大変なことになってるんだぞ。」
都に本部の偉いさんが来ることを説明する。
「ふーん。」
興味を持てよ。前の食あたりの時みたいにガンガンこいよ。
「絶対に余計なことをするなよ。お前は前だしと掃除を死ぬほどしとけ。」
「その偉い人何しにくるんすかね。」
そんなこと知らんよ。俺が知りたい。
「なんでもいいからお前はこの場にいるな。」
そう言い都を事務所から追い出す。やれやれ。
「コンコン。」
今度こそきたか?。
「失礼するよ。本部から来た者だが。」
いらっしゃいました。
「これはこれはお疲れ様です。」
相手の真意がわからない。
「それで本日はどのようなご用件で?。」
早速だが本題に入らしてもらおう。
「うむ。この店に都伊織という男がいるはずなのだが?。」
まさかの都指名。あのバカ何をやらかしたんだ?。売り上げの改竄か?。
「在籍しております。ただいま呼んで参ります。」
どうやら俺の身は安全なようだ。あいつのことは諦めよう。
「都。お前に用があるそうだ。来い。」
「俺っすか?。なんすかね。」
心当たりはないのか。
「知らんが事務所に行くぞ。」
都を連れ戻る。
「失礼します。都伊織を連れて来ました。」
「失礼しまーす。…あ。」
あ?。どうしたんだ。
「伊織。何で家に帰ってこないんだ。」
偉い人が言う。????。ん?。
「本部の偉いさんって父さんのことだったのかよ。」
何何?。話が理解できない。
「都。お前のお父さんなのか?。この人が。」
「父さん、名前言ってないだろ。あとこの店に来る時会社に私用だってことも言ってないだろ。」
「これは失礼しました。私はこの都伊織の父の都一朗と言います。息子がいつもお世話になっております。」
いやいや待て待て。都の父親会社の偉いさんなの?。結構上の方だぞ。
「父さん、何しに来たんだよ。」
「お前が帰って来ないから注意しに来たんだ。千冬が家で駄々をこねるんだ。ちゃんと1週間に1回は帰って来なさい。」
またそれかよ。千冬ちゃん相変わらずブラコン過ぎだな。
「あの〜それで本日の要件はそれだけでしょうか?。」
「あぁそうだ。すまんかったな。伝達ミスでいらん心配をかけたようだ。」
ほんとにな。こわいから言わないけど。
「それではこれで失礼するよ。…伊織ちゃんと帰ってこいよ。」
そう言い残し都一朗さんは帰っていった。
「お前の父親だいぶ偉い人なんだな。」
改めて確認する。
「そうっすね。偉い方だと思いますよ。てかこれも履歴書に書いてますよ。」
だから見てねーよ。
「これからは1週間に一度は帰るんだな。」
そうじゃないと、またあの人来るだろ。それはめんどくさいな。




