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Dストアストーリー  作者: knight
86/452

偉い人 2

午前2時更新の分です。

お楽しみください。


「お疲れ〜っす。」

 都だった。この野郎ぶん殴ってやろうか。完全に緊張の糸が切れました。


「ちょちょっと店長何でそんな怖い顔をしてんすか。あとその拳を引いてください。」


「俺の緊張感を返せ。今大変なことになってるんだぞ。」

 都に本部の偉いさんが来ることを説明する。


「ふーん。」

 興味を持てよ。前の食あたりの時みたいにガンガンこいよ。


「絶対に余計なことをするなよ。お前は前だしと掃除を死ぬほどしとけ。」


「その偉い人何しにくるんすかね。」

 そんなこと知らんよ。俺が知りたい。


「なんでもいいからお前はこの場にいるな。」

 そう言い都を事務所から追い出す。やれやれ。


「コンコン。」

 今度こそきたか?。


「失礼するよ。本部から来た者だが。」

 いらっしゃいました。


「これはこれはお疲れ様です。」

 相手の真意がわからない。


「それで本日はどのようなご用件で?。」

 早速だが本題に入らしてもらおう。


「うむ。この店に都伊織という男がいるはずなのだが?。」

 まさかの都指名。あのバカ何をやらかしたんだ?。売り上げの改竄か?。


「在籍しております。ただいま呼んで参ります。」

 どうやら俺の身は安全なようだ。あいつのことは諦めよう。


「都。お前に用があるそうだ。来い。」


「俺っすか?。なんすかね。」

 心当たりはないのか。


「知らんが事務所に行くぞ。」

 都を連れ戻る。


「失礼します。都伊織を連れて来ました。」


「失礼しまーす。…あ。」

 あ?。どうしたんだ。


「伊織。何で家に帰ってこないんだ。」

 偉い人が言う。????。ん?。


「本部の偉いさんって父さんのことだったのかよ。」

 何何?。話が理解できない。


「都。お前のお父さんなのか?。この人が。」


「父さん、名前言ってないだろ。あとこの店に来る時会社に私用だってことも言ってないだろ。」


「これは失礼しました。私はこの都伊織の父の都一朗みやこいちろうと言います。息子がいつもお世話になっております。」

 いやいや待て待て。都の父親会社の偉いさんなの?。結構上の方だぞ。


「父さん、何しに来たんだよ。」


「お前が帰って来ないから注意しに来たんだ。千冬が家で駄々をこねるんだ。ちゃんと1週間に1回は帰って来なさい。」

 またそれかよ。千冬ちゃん相変わらずブラコン過ぎだな。


「あの〜それで本日の要件はそれだけでしょうか?。」


「あぁそうだ。すまんかったな。伝達ミスでいらん心配をかけたようだ。」

 ほんとにな。こわいから言わないけど。


「それではこれで失礼するよ。…伊織ちゃんと帰ってこいよ。」

 そう言い残し都一朗さんは帰っていった。


「お前の父親だいぶ偉い人なんだな。」

 改めて確認する。


「そうっすね。偉い方だと思いますよ。てかこれも履歴書に書いてますよ。」

 だから見てねーよ。


「これからは1週間に一度は帰るんだな。」

 そうじゃないと、またあの人来るだろ。それはめんどくさいな。





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