クレーム対策 5
日曜日に起こることについて。
日曜日は2時間に一話更新します。今現在ストックが2つしか有りませんが頑張りますのでよろしくお願いします。
ついにこの時が来た。
「俺は一筋縄ではいかないっすよ。」
何で店員役のお前が偉そうなんだよ。間違ってるぞ。世の中!。
「うっさい黙れ。ぶっ飛ばすぞ。」
ツッコミすぎて返しが荒くなる。
「おやおや荒れてますね。何かあったんすか?。」
ツッコミに疲れたんだよ。そして今現在進行形で苛立ってるんだよ。…だがしかし俺にも考えがある。
「別に何もなかったぞ。時間もないし始めるか。」
「何もなかってあの感じなのはやばいですけどね。」
ごちゃごちゃ言ってられるのも今のうちだ。
「…すいません。この商品なんですけど、値段は2000円ぐらいですけど原価200円くらいですよね。なのでお会計200円でいいですか?。」
…どうだ。お前が聞いていた今までの質問とは違う問題だ。しかも頭がおかしいクレームだ。我ながらよく思いついたものだ。…あれ?俺の頭もおかしいのか?。…深く考えないでおこう。
「…………。」
都は黙っている。
「どうした?。早く答えてくださいよ。」
気持ちいい。心が浄化されていくようだ。俺の勝ちだ。
「…なるほど。確かにそうですね。」
認めたな。クレームを認めたな。悔しがることはない。俺も多分わからんからな。だが俺の勝ちだ。
「ところでお客様。10000円札の原価をご存知ですか?。20円です。なのでこちらの商品の原価分を諭吉10枚でお支払いください。」
………。短い天下だったな。
「すいません。定価で買わしてください。」
俺の負けだ。
「いやー焦ったっすけど何とかなるもんすね。」
都が勝ち誇った顔をしている。
「今日は俺の完敗だよ。」
認めざるを得ない。これからはクレーム処理もこいつにしてもらおうかな。
「今日はこれで終わりっすね。焼肉焼肉。」
そうだ、焼肉を奢るんだった。特に接客された覚えはないが…。
ちなみにこの後の焼肉でマミの食べる量を見た葵が死ぬほど驚いたのは当然の話だ。




