クレーム対策 4
「よーしほんじゃ始めるで。」
桜子が意気揚々と声をあげる。第一声は俺があげたかったよ。お前に主導権はやらんぞ。
「勝手に仕切るな。俺が客をやるんだから俺から始まるに決まってんだろ。」
「うるさいなぁ。わかったわかった。」
何だその態度は。
「そや、始める前にてんちょー前の2人となんかあったやろ。2人とも嬉しそうやったで。」
マミ嬉しそうだったのか。こっちもにやけちゃうな。
「キモっ。まぁどうせ下の名前で呼んだとかやろ。」
心が痛いよ。そして鋭い。
「キモくない。そのことは別にいいだろ。始めるぞ。
…すいません。この5000円を…」
「はいはい、うちでは両替をやってません。お引き取りください。」
早すぎるよ。被ってんじゃん。
「何でそんなに早く答えられるんだ?。」
まぁ答えは1つしかないが。
「マミちんと葵ちゃんが言っとたで。」
やっぱり。内容言ったら1人ずつやる意味ないよね。
「それじゃあ次だ。タバコは売ってますか?。」
よくあるのだが薬局にタバコはない。
「当店にタバコはありません。(息を)お引き取りください。」
ん?。
答えはあっているが…。
「お前『お引き取りください』の前に『息』をって言っただろ。死んでくださいって言っただろ。」
どんな店員だよ。聞いただけで死んでくださいって言われるのかよ。
「うるさいなぁ。本番ではちゃんとやるわ。」
本当だろうな。ちゃんとやるって聞こえないようにするとかじゃないよな。
「ホントに頼むぞ。…まぁとりあえず終わっとくわ。」
…疲れた。あと都が残ってるのか。頑張れ俺。




