女の戦い 2
俺が駆けつけた時2人は出会っていた。
「てんちょー、誰なん。新しいバイト?。」
桜子が尋ねてくる。
「私は都千冬です。ここでバイトをしている都伊織の妹です。」
千冬ちゃんが自己紹介する。この場を収めるにはここで介入するしかない。
「今日は都に進路のことで相談があって来たらしい。あ!。こっちの女の子は大神桜子。うちのバイトだ。」
桜子が何か言う前に桜子の紹介をすませる。頼む。このまま解散してくれ。
「わざわざ進路のことを相談しに来たん?。電話でええやん。」
この世界は思い通りにいかないようだ。
「進路のついでに会いに来たんですよ。ついでにですけどね。」
もう黙っててくれよ。桜子の眉間が動いたよ。
「さよか。んだらウチが都に言うといたるわ。」
「いえ、直接話すので。」
険悪なムードだ。空気がひりついてやがる。
「そもそも貴方はお兄ちゃんのなんなんですか?。」
「ウチは都と結婚する予定の者や。義姉ちゃんと呼んでね。」
言ったーー。
「は⁈何言ってるの。そんなの認めないわ。お兄ちゃんは誰とも結婚しないわ。ずっと家にいるわ。」
もうブラコン隠す気ないよね。
「ちょっと待って2人とも。言い争いはやめろよ。」
そんなしょうもないことで。
「お疲れでーす。ゲ⁉︎。」
都がやって来た。飛んで火に入る夏の虫だ。
「あ!。お兄ちゃん。聞いてよ。この人お兄ちゃんと結婚するって言ってるのよ。」
「都。なんなんこの子。全然可愛ないわ。義妹としてどうなん?。」
修羅場は続く。




