しりとり
「店長、しりとりしましょう。」
都が言ってきた。
「俺は疲れてるんだ。お前の相手をする気は無い。1人でやってろ。」
ついつい徹夜でゲームをしてしまった。楽しいことは時間を忘れるね。
「1人でしりとりはただの独り言っす。じゃあ始めますよ。しりとりの『り』から。」
じゃあってなんだよ。なんも了承してねーよ。
「仕方ないな。『リンカーン』、んがついたから俺の負けだ」
これで文句ないだろ。
「『ンジャメナ』、んがついたから負けた決まったわけではないっすよ。」
は?。
「なんだよ、『ンジャメナ』って?。」
適当に言ってるんじゃないか?。
「チャドの首都です。つぎは店長ですよ。」
いまいち信じられない。俺はスマートフォンを取り出し検索する。…あった。
「『な』か、『ナン』これで終わりだな。」
流石に『ん』で始まる言葉はそんなにないだろ。
「『ンゴロンゴロ保全地域』、残念だったっすね。」
なんだよその名前、絶対嘘だろ。
「ちなみに『ンゴロンゴロ保全地域』はタンザニアにある保全地域です。」
検索、検索。…あった。なんでこんなの知ってんだよ。
仕方ないな。きっちり負かしてやる。頭が回り始めてきた。俺を本気にさせたことを後悔するがいい。
「『キツツキ』、仕方ないから付き合ってやる。お前の全力をみせてみろ!。」
「あ!。俺上がりの時間なんで帰りますね。お疲れ様です。」
「………。」
そのあとメチャクチャ仕事した。




