寝込む 2
俺は今風邪をひいている。しかし懸命に部屋の片付けをしている。その理由はマミさんが来るからだ。
「よし、これくらいでいいか。」
見られちゃいけないものも隠したしファブリーズもした。
「ピンポーン。店長さんいますか?。」
キタキタ、マミさんと七条さんが来た。
「開いてるから入ってくれ。」
部屋に入ってもらう。
「店長さん、風邪大丈夫ですか?。」
マミさんの顔を見れただけで元気百倍だよ。
「店長、頭大丈夫ですか?。」
七条さんが寒天ゼリーを見ながら聞いてくる。
「なんで風邪の時にゼロカロリーの食べ物チョイスしてるんですか?。」
「違う俺じゃない。都が買って来たんだ。あいつは嫌がらせをしに来たんだよ。俺だって栄養を摂りたい。でも冷蔵庫が空なんだ。」
「それなら丁度良かったです。私お粥の材料買って来たんで作りますね。」
マミさんが台所に向かう。マミさんマジ天使。
「お願いするよ。」
風邪を引くのも悪くないかもしれない。
「それじゃあ私も豊田さんの手伝いに行ってきますね。」
女子大生2人の手料理を食べられるなんてここは天国か?。…何かを忘れている気がする。頭がボーっとして考えがまとまらない。まぁいい。大人しくしていよう。
…
………
「出来ましたよ。」
マミさんがお粥を持ってきてくれた。
「味付けは私がしたんですよ。」
七条さんが胸を張っている。…なんだ頭がいたい。何か危険を知らせようとしているのか?。
「ありがとう頂くよ。」
お粥を口に運ぶ。…寸前思い出した。このお粥の味付けをしたのは七条さん。この前話していた…。彼女は料理ができないと!!。気付いた時には口に入っていた。
「……ビクッ。…ビクッビクッ。」
言葉がでず体が震える。
「店長さん大丈夫ですか?!。」
大丈夫と答えたいが言葉が出ない。
「お腹に物が入ったから眠くなったんですよ。」
そんなもんじゃない。
「風邪の時は寝るのが一番。邪魔にならないように私達は帰りましょう。」
今寝たら二度と起きれないんじゃないか?。待ってくれ。
言葉が出ない。
「ビクッビクッ。…ビクッ。」
伝わってくれ。犯人は七条さんだ。
「そうですね。店長さん私達はこれで失礼しますね。」
伝わらず2人は帰ってしまった。目の前が真っ暗になる。
「……ハ!。」
俺が次に目を覚ました時は3時間後だった。もう二度と七条さんの料理は食べない。




