寝込む
「ゴホッゴホッ。」
俺は今風邪をひいて寝込んでいる。仕事が休みの日に風邪を引くなんてついてない。やはり病気の人が来るから予防を怠ってはいけないな。
「…寂しいな。」
ついつい漏れてしまう。一人暮らしはこう言う時不安になる。ていうか冷蔵庫の中に何もない。栄養が摂れない。
「コンコン。てんちょーおる?。」
ノックをせずに口で『コンコン』言って桜子が訪ねて来た。
「風邪ひいたらしいっすね。いろいろ買って来たっすよ。」
都もいるようだ。何か買ってきてくれたのは正直ありがたい。
「あぁ済まない。」
ここはお礼を言っておく。
「てんちょー。1人で寂しかったやろ。」
「店長、店長、プリン買ってきたっすよ。」
2人同時に話しかけるな。
「少し寂しかったよ。後プリンは冷蔵庫に入れといてくれ。あとで食べるよ。」
「店長、俺が自分の金で買ったんすよ。」
恩着せがましいな。
「あぁわかったよ、ありがとう。」
「お腹空いたんでプリン食べますね。」
なんでだよ。
「俺のありがとうを返せよ。」
なんのために来たんだよ。からかいに来ただけなのか。
「ちゃんと店長のぶんもありますよ。」
それなら良いんだよ。
「はい、寒天ゼリーと炭酸水。」
チョイス!。
「俺は今風邪をひいて栄養を欲してるんだよ。カロリーゼロじゃないか。」
食べてどうなるんだ。
「後、夜寝れない時用にトランプを持って来たっす。」
普通漫画とか小説だろ。1人でトランプでどうしろというんだ。
「お前はもう帰れ。わざわざ電車で何しに来たんだよ。」
「俺の気持ちをないがしろにするんすか?。」
「その気持ちが信じられないんだよ。」
からかいたいだけだろ。
「ん?。桜子はどうした。」
さっきから桜子の姿が見えない。
「てんちょー。電車賃がわりにこのゲーム借りてくで。」
強盗じゃねーか。
「お前はマジで何しに来たんだよ。」
そのゲームは置いていけ。俺の生き甲斐だ。
「そやった、伝言な。マミちんと葵ちゃんあとで来るって。」
何⁈。マミさんが来るのか。
「んじゃ店長俺ら帰るっすね」
「よう栄養とって寝ときや。」
その栄養がないんだよ。後マジでゲーム持って行ったな。
「…ゲームは次会ったとき回収するか。」
それよりマミさんが来るなら部屋を片付けるか。




