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ダンボール 3
ダンボールで家を作り始めてから三日が経った。
「ふぅ。あとはこのドアをつけたら完成っすね。」
いよいよ完成かと思うと感慨深いな。
「人間やれば出来るもんなんだな。」
いったい何度やめようと思ったことか。
「それじゃあはめますよ。」
都がドアをはめる。
「「よっしゃぁぁぁぁー。」」
達成感から雄叫びをあげる。マジでホントにダンボールで家ができたぞ。
「なんなんどうしたん?。」
さっきの雄叫びを聞いて桜子とマミさん、七条さんが出て来た。
「見てくれよ。ついにダンボールハウスが完成したんだよ。」
どうだ凄いだろ。
「わぁ良かったですね。無事完成して。お疲れ様です。」
マミさんが労をねぎらってくれる。天使か。
「豊田さん豊田さん、仕事でもなんでもないただの趣味にお疲れ様は勿体無いです。」
うるさいな、七条さん。
「これ火つけたらよう燃えそうやな。」
物騒なことを言うなよ。
「桜子火をつけたら時給減らすからな。」
一応釘を刺しておく。
「店長さん、これどうするんですか?。」
…考えてなかった。
「しばらく置いといてそれからバラすしかないっすね。」
まぁそれしかないかな。
「致し方ないな。」
「てんちょーバラす時はウチ呼んでな。叩き潰したるわ。」
絶対にお前は呼ばない。




