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ダンボール 2
「よし、そんじゃやるか。」
昨日、ダンボールで家を作ることにした。都は何もないらしく朝から来ている。俺は昼まで仕事だったので今から参戦だ。
「待ってましたよ店長。とりあえず設計図は書いときました。」
都が汗を拭いながら設計図を見せてくる。
「良い感じじゃないか。先ずは骨組みからいくか。」
ダンボールを切りセメダインで着けながら四角柱の柱を作っていく。
「店長。柱を作る時に中にこれ入れといてください。」
都が取り出したはテニスボールが入っていた筒だった。
「これ入れといたら強度上がるっす。」
「わかった。都は壁を作ってくれ。」
都に指示を出す。都も黙々と作業を進めている。普段もこれくらい静かなら良いのに。
「てんちょーら何してるん?。」
作業をして2時間ぐらいが経った頃桜子がやって来た。
ちょうど良い休憩するか。
「都、休憩しよう。今俺たちはダンボールで家を作ってるんだ。」
お前も参加したいならさせてやってもいいぞ。
「…なんで?。」
心無い一言が言い放たれる。
「男の夢だからだ。」
「あっそ。ウチ今から仕事やから行くわな。」
桜子は興味なさげに立ち去って行った。
「桜子ちゃん全く興味なさそうでしたね。」
「男のロマンがわからんやつだ。ほっといて作業を続けるぞ。」
…完成した時びっくりさせてやる。




