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ダンボール
「すいません。ダンボールもらって良いですか?。」
お客様に聞かれた。
「構いませんよ。表にあるぶんは持って行ってもらって良いですよ。」
正直この質問は沢山される。まぁダンボールは使い勝手がいいからな。引越しに使えるし。
「店長、ダンボールもらって良いっすか。」
都が聞いてくる。
「お前はダメだ。絶対しょうもないことをするだろ。」
そうに決まってる。
「ダンボールで家を作ってみたいです。多分こんな量あれば出来るっす。」
ダンボールで家だと。
「店の裏のスペースに建てるっす。あそこなら誰の邪魔にもならないっす。」
…誰の邪魔にもならない。…ごくっ。
「これから何日か雨は降らないらしいっす。雨が降ったとしても家からビニールシート持って来るっす。」
……雨が降らないなら完成を目指せる。
「…店が終わった後とシフトに入ってない時だけだぞ。」
我慢できなかった。だって男の夢だろう。
「明日は1日授業もバイトもないっす。」
「俺も明日は昼までだな。じゃあ明日から始めるか。」
「わかったっす。今日はダンボールの選別だけするっす。」
明日から楽しくなりそうだ。




