女子力 2
「それで皆さん悲しそうな顔をしていたんですね。」
マミさんにこいつらの今までのやり取りを話した。
「…ウチら女性らしいことなんもできてへんねん。それで悲しくなってもうた。」
「自分の女子力がいかに無いかを改めて知りました。」
「2人に暴言を吐かれてガラスのハートが砕け散りました。」
2人に便乗して俺も傷ついたアピールをする。慰めてくれ。
「…桜子さん、葵さん、2人ともこれから一緒に女子力を鍛えていきましょう。」
…俺は?俺のガラスのハートは?。俺のガラスのハートはすでに粉々ですよ。
「そやけど実際どないしたらええんやろ?。」
「そうですね。裁縫とかは個人で練習していただきます。あとで練習方法をラインしておきますね。」
待って、そのグループ俺も入れて。ていうか俺誰のラインも聞いてない。
「料理はどうしたら良いでしょうか?。自分で練習できる気がしないのですが。」
「…よっしゃ。2人とも今度うちに泊まりにき。そこでマミちんに教えてもらうわ。」
…審査員はいかがですか?。審査料はいただきませんよ。
「そうですね。料理はそれで良いでしょう。あとは服ですか…。」
「自分、お2人と一緒に買い物に行きたいです。ういんどーしょっぴんぐしたいです。」
…荷物持ちはいかがですか?。お伴しますよ。
「ええなー。うちに泊まりに来る時に行こか。そんでいつにする?。」
3人が固まって自分のスケジュールを確認し始めた。俺の予定も伝えておこうか?。
「…てんちょーまだおったん?。」
俺のハートは細粒になったよ。




