暗雲
「なんか最近暇じゃないすか?」
都が言ってくる。
「そうだな。確かに最近お前らと喋ってる時間が増えた気がするよ。」
「ちょっとパソコン見てくるっす。」
最近都には店の売上管理もしてもらっている。もはや俺の仕事はシフト管理だけだ。発注はみんなでしてるしな。
「おう。頼むわ。」
さてあいつが戻ってくるまで仕事仕事。んーそういえば最近発注の数が減ってきてるな。納品の数が少なくなって楽だと思ってたけど、俺は今とんでもないことになってるのかもしれない。
「店長見てきました。」
都が戻ってきた。笑ってるから特に問題なかったんだろう。
「売り上げ前年比で20パーセント下がってました。」
問題しかなかった。え、え。
「ちょっと待てちょっと待て。え?」
頭が理解できない。
「だから20パーセント減です。因みに売り上げ下がりだしたのは2ヶ月前からですね。」
なんで気づかなかったんだ。いやそれより…
「都。原因はなんだと思う?。」
速やかに原因を追求しなければ。
「店長の顔がキモかったからですかね。」
「売り上げ下がる前から俺はいるだろ。それにキモくない。俺はキモくないぞ。」
大事なので2回言いました。
「そういえば最近近所に店が出来たらしいですよ。そこにお客さん取られたんじゃないすか。」
そんなバカな。
「うちの店はポイントカードもやってるし、心をがっちりつかんでいるはずだ。」
そんな簡単にお客さんは離れないはずだ。
「そのポイントカードがクソなんすよ。ガバガバっす。」
「そんなことないはずだ。しかしその店が原因の可能性はあるな。調査に行く必要がある。」
ついでにマミさんを誘ってデート的なことをしようかな。
「考えてること丸わかりっすね。そんな感じでいいんすか?。」
そんなはずないだろ。事態は深刻だ。
「とにかく明日乗り込むぞ。」
仕方ない。相棒はお前だ都。




