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急がば回れ
「とりあえず…文字は出来ましたね。」
マミが息を吐きながら言う。かなり疲れたようだ。それもそうだろうこーんな細かいパズルをしてたんだから。
「後は俺がやるっす。パズルの形から文字のつながりを見つけていくっす。」
都が出来た文字たちを並び替えていく。
「ふぅ、疲れたな。ほならウチはお茶でも入れてくるわ。」
桜子がペットボトルからコップに飲み物を注ぐ。因みにコップは各人の物が決まっている。いつの間にか置かれていた。
「おぉ!…出来たっす。出来たっすけど…」
都の歯切れが悪い。なんだ何が書いてある?。
『もじだけをつくってならべたやつざんねん。たからのありかはよはくにけいこうとりょうをぬるとでる。まぁがんばれ。』
空気が凍った。マミまで真顔である。
「う、うーん暑い、ですよ。…あれ?みなさんどうしたんですか?。」
葵の声だけが響いた。




