天使と悪魔と…
「いやー今日は暇だな。」
こんな日は早く店を閉めたくなるな。
「一時間ぐらい早く閉めてもいいかな。」
こんな感じ。
「いやいや普通にダメだろ。怒られるよ。……でも最近働きすぎだからな〜。」
「そうすっよ。働きすぎっす。サクッと店閉めちゃいましょうよ。」
出たな都。俺を誘惑する悪魔みたいな奴め。
「どうせ誰も来ないっすよ。でも本部にバレるといけないんでタイムカードはいつも通りに切るっす。」
さりげにしっかり時給は貰うつもりか。
「いやでも誰か来たら…。」
そうなったらかなりヤバイ。
「そうですよ。もし急に具合が悪くなった方がいたら閉まってたらお薬買えないです。」
天使が現れた。いやマミさんか。
「それにしっかり時給分は働かないと。」
都の案もしっかり否定している。これは天使の意見を採用かな。
「あかんあかん。2人ともあかんて。」
第三勢力!?。
「一番いいんはウチらバイトは帰って店長だけ残る、やろ。んだら店は開いてるし、店長にタイムカード切って貰ったら給料も貰えるで。」
待て待て待て。
「俺が一個も良くねぇよ。誰もいない店に1人になるじゃん。」
最悪だよ。第三勢力最悪だよ。魔王じゃん。
「確かに桜子ちゃんの案もいいけど、さすがに1人残すのは…。」
都にも良心があったか。
「1人残って仕事してる店長考えたら笑いすぎて死にかけるんでダメっすね。」
さっきの俺の感動を返せ。
「あのーすいません。」
マミさんまで酷いことを言ってきたら俺明日休むかもな。
「もう閉店5分前です。」
「「「あ…。」」」
…おとなしく閉店準備するか。




